見出し画像

自粛期間が明け、戦いへの一歩を踏み出す!

新型コロナウイルスの感染予防のため活動を休止していたジェフユナイテッド市原・千葉が30日、緊急事態宣言の解除を受け、およそ2カ月ぶりにチーム練習を再開した。

トレーニング終了後、オンライン取材に応じた主将・熊谷アンドリューは「みんなでサッカーをするのは楽しいし、ストレス発散が出来ました(笑)」と、仲間とボールを蹴り合うことの楽しさをしみじみ口にした。

2月下旬から中断していたJ2リーグは今月27日(土)に再開されることが決まった。あとはそこに向けて照準を合わせて行くだけだ。選手も目標が決まったことでモチベーションは自ずと上がって行くだろう。

活動休止によるフィジカルやコンディション面の影響については「休む時間が長かったのでコンディション面で不安もあります。リーグ戦が過密日程にもなりますが、ジェフは選手層が厚いので期待をもてるシーズンになりそうだとも感じています」と前を向いた。

FC琉球をホームに向かえての開幕戦は1-0で勝つには勝ったが、得点後、ボールを奪っても中々、前に出れず守備に回る時間が増える課題を露呈していた。
「(開幕戦で)見えた課題があったので、みんなで見直す良い期間でした」と余念なく準備を進めているようだ。

この日、尹晶煥監督から「連戦になることで全員の力が今まで以上に大事になる」と呼びかけがあったと言う。そこで熊谷は「一人ひとりが自覚をもってしっかりやっていきたい」と、来るべき再開に向けて決意を固めていた。

今シーズン、主将に任命された熊谷だが、性格上、大きな声を張り上げ味方を鼓舞するタイプではない。また俺の背中を見ろと引っ張るタイプではない。ただ、この時ばかりはと決めていることがある。

「チームが勝利をし、雰囲気を含めて良い時は何をしても良いと思っています。逆に連敗をした時など、悪い時にまとまっていけるように、自分が状況を見て判断し声をかけまとめたいと思っています」

ただ、再開直後は当面の間、無観客試合となる。

試合を中継するTV画面からは静まり返ったスタジアムに選手の声や審判の笛が響き、現場の息づかいが聞こえるかもしれないが、それほど寂しいものもはない。

熊谷は「(無観客試合)こういう状況なので仕方がありません。自分たちが良い試合をして試合に勝つことで色々な人に元気を与えられると思うので昇格に向けて全員でやっていくだけです」と決意を語った。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?