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#037 はた迷惑なクリエイト


ラーメン屋さんのディナーのバイト
終わって家に着いたのは0:30を過ぎてた。


最近ハマっている"前日夜のゴミ出し"←
明日はビン・カン・ペットボトルの日。


当日の朝8:00までに出す決まり。
24時間いつゴミ出してもいい家に住みたい、
という望みが湧くよね←



ルームメイトはもちろん就寝中。
自室に荷物を置いて、サクッとゴミ出しに。



ルンルンで捨てて帰ってきて、
エントランスで気づく。


"鍵、持ってない"




ポケットに入れたと思ってた。
すぐ戻るからスマホも置いてきた。
暖かかったから上着も着てこなかった。
財布もない。


どうしよう?
しばし呆然。
住人の誰かが通るかもしれない、
っていう希望的観測←
でも夜中の1時だ。
いや、念じればw


あったかいとはいえ、だんだん寒くなる。
身体をさすりながら立ちすくむ。
ピンポン、って鳴らす?
いや、起こしたくない←(ここに何かがある)


いったい今何時だろう?
それすらわかんない。
思考停止。


さむい
さむい
さむい




…どれほどか経った頃、
トントントントンって集合住宅の
内階段を降りる音。




ルームメイトだ!!!
彼女の驚いた顔。


"何やってんの?
何でピンポン鳴らさないの!
バカじゃないの?
こんな寒い中ずっと外にいるつもりだったの?
起こされてわたしが怒ると思ったの?"


'えーーーーん'
安堵で声をあげて泣いた。
'ごめんなさーーーい(泣)'
謝って泣いた。



家に入ってもまだ泣いてる。
身体が震えて止まらない。


"帰ってきたのは音で気づいたよ。
でもすぐ出て行く音がしたから、
あれ?でもまぁすぐ帰ってくるよね、
って思ってたけど、帰ってくる気配がない。 LINEしてみたけど既読にならない。
え?と思って、部屋を覗いたら
カバンもスマホも鍵もある!
これはおかしい!って下に降りたんだよ"


"いや、もしかしたら誰かと会ってるのかも
しれない。
そしたら邪魔しちゃいけないよね、
と思ってLINEするの遅れちゃったんだよ"


"もーーーーー遠慮しすぎーーーーー!"



時間は2:30になっていた。



'わたしが帰ってきた音がしてから、
ずっと起きてた?'って聞いたら
"うん"って。



いやーーーーー、もう最悪だ←
わたしがすぐピンポンしていれば、
こんなことにはならなかったんだ。



わたしが人に頼れなかったことで、
相手にも心配をかけていた。



わたしも寒かったし、相手も眠れなかった。
誰もいいことない。



こういうピンチの時に人を頼れない、って
自己信頼の弱さとプライドの高さ←
要らないプライドだけ高くなってる。
弱い自分をさらけ出すのがこわいんだ。
どんな自分でも大丈夫、って思いたいのに。



最近はそれでも少し頼れるようになったかな、
って思ってたけど、全然だった。
え、ほんと全然だ←


心配かけてごめん
判断ミスでごめん
バカでごめん
頼れなくてごめん


いろんなごめんが渦まく。




うまく言葉にできずに泣きじゃくるわたしを
抱きしめてくれた。
"もういいから"


お風呂を入れてくれて、
あったかいお茶をいれてくれて、
"お腹は空いてない?"って聞いてくれた。



'次はピンポン鳴らすね'
って言ったわたしに、
"いや、もう同じことのないように
あさぴぃも鍵は玄関にかけてくださいw"
と言う彼女。
仰る通りすぎる←



こんなダメダメなわたしでも許してくれるって、
愛を感じたくてクリエイトした現実?
←いい迷惑だなw


ほんとありがとう。


サンドイッチくんのキーホルダーがわたしの鍵w

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