推しと東京ドーム

私がこの記事を書こうと思ったきっかけがこちら。



「THE RAMPAGE」が2021年に行った、初の単独東京ドームライブの映像。

FANTASTICSを好きになってから、LDHのアーティストの楽曲もよく聞くようになった。特にこの『SILVER RAIN』の曲とダンスはとてもカッコよくて大好き。
ライブバージョンが公開されていたので、「ライブ映像だ〜!見よ!!」というようなそこそこ高めのテンションで動画を開いた。


最初は、「お〜!ドームだ〜!」「やっぱり曲かっこいいな…」「ダンス最高!かっこいい!」「ファンタもドーム単独出来るといいな〜」なんて考えていた。

しかし、1番終わりごろからなんだか突然涙が出てきた。メンバーたちのパフォーマンスには感動したけど、そういう感動の涙とは違う、とあるアイドルグループに関する感情からくる涙だった。




それは、まだ私がFANTASTICSもTHE RAMPAGEにも詳しくなかった、2019年1月27日。塾の帰り、寒い雪の中バスを待っていた私に飛び込んできたのは衝撃のニュース。


「嵐」2020年末で無期限活動休止


小さなときから応援していた彼らがあと2年で見られなくなるということを突きつけられて、その日どうやって家に帰ったのか覚えていないくらい動揺した。


残りの2年、その期間は「ファンに感謝の思いを伝えていく期間」として、嵐からファンに向けていろいろなことを企画してくれていたため、2019年は嵐初の展覧会に行き、2回も嵐に会いに行けた。

しかし、2020年、新型コロナウィルスの影響で彼らに直接会うことはできなかった。それでも、無観客ながら新しい国立競技場や東京ドームで私達ファンに感謝の気持ちを届けてくれた。活動休止は悲しいけれど、嵐の決めたことであれば、ファンは待つしかできない。それに解散ではない。また彼ら5人で歌っている姿を見ることが出来る、そう信じて彼らの2020年最後のライブを見ていた。


活動休止後の2021年は、メンバーそれぞれの個人の活動、ライブ映画の公開などがあった。
また、私は嵐の他にもいろいろ好きなものがあったので、そこまで落ち込まずに生活することが出来ていた。
変化を挙げるとすれば、音楽番組をあまり見なくなったということぐらい。(ちゃんと音楽番組を見ていれば、8月よりも前にFANTASTICSと出会えていたかもしれない、とも思うが)




そんな感じで2021年も大変ながら楽しく過ごし、そろそろクリスマス!なんてころ、ジャニーズでもない、アイドルでもない、好きだが特別応援しているというわけでもない、詳しくなって数ヶ月のアーティストが東京ドームでパフォーマンスする姿を見て号泣する私に戻る。


人数も、パフォーマンスの雰囲気もまったく違うが、東京ドームという場所で輝いているTHE RAMPAGEに、嵐がライブをしているときの輝きを重ねてしまったのかもしれない。

これから、彼ら16人とファンはこの場所でたくさんの思い出を重ねていくことになるだろう。


でも嵐は……もしかしたら、ここで彼ら5人でライブをしている姿を見ることが出来ないかもしれない……と活動休止後初めて嵐の活動休止について不安になった。こんな気持ちになるのは初めてのことだった。そのくらい、私の中で嵐は大きな存在だったと気付かされた。


意外なところで気付かされた気持ちにとても驚いた。けど、そりゃ10年以上ファンだったんだもん、なんの不安も抱かずに待ってるなんてそんなの無理だよね、と同じく嵐ファンの母と話して、だいぶスッキリした。
(年末の休止前ラストライブのBlu-rayは家にある。まだ忙しくて見れていないが、映像を見たらまた同じこと思って泣いちゃうのかもしれない)

号泣してしまいライブ映像の後半ほとんど見れてなかったから、最初から再生して見たが、やっぱり『SILVER RAIN』はかっこいい。1回でいいからFANTASTICSがパフォーマンスしているところが見たい。LDHでも、ひなフェスみたいに他のグループの曲やるとか、ハロコンみたいにシャッフルでパフォーマンスするとか見てみたいな〜。(ひなフェス・ハロコン共にハロー!プロジェクトの全体のライブ)




少し話は逸れたが、

「信じて待つ」

まだこれが出来る今は、どれだけ不安になっても彼らにまた会えるという希望を信じていこうと思う。
また東京ドームで輝く5人の姿を見ることが出来るその日まで。

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