【匠の技を公開】漫画の劇的ビフォー/アフター
爆盛りキラリンチョ☆☆☆
キラリンチョ☆☆☆キラリンチョ☆☆☆
梅雨前とはうってかわって、暑い暑い!!
こんにちは。
お洒落な扇子が欲しい、ずんです^^
今回は、漫画の表現と作業工程について。
僕が実際に描いた原稿を見ながら解説していきたいと思います。
一年ほど前まで、友人が連載している漫画の作画を手伝っていました。
週1くらいですが。
作品名は『愚連街』。
舞台は、猟奇殺人が頻発する架空の暴力都市「愚連街」。
心優しきヤンキーの主人公が、最強最悪な相棒とともに事件を解決すべく奮闘するバトル漫画です。
漫画アプリ「マンガワン」にて
現在も連載中。
グロ耐性がある方、ヤンキー好きの方はよろしくお願いします(笑)。けっこう人気あるみたいです。
それでは、
下書きの画像は残っていなかったので、
清書したものを紹介していきますね。
***
まず、今週のストーリーを頭に入れた状態で、担当するコマについて、漫画家の先生やアシスタントチーフなどと、遠隔で打ち合わせします。
このコマにはどんな意図があって、
キャラクターにそのセリフを言わせたり、
アクションさせたりしてるのか、
そのために演出としてこういう絵を描いて欲しい…
といったことを資料を見ながら共有していきます。
(イメージ)
今の漫画はパソコンで描くのが主流。
アシスタントもデジタル作画の環境と技術がないと、雇ってもらえません。
僕はアナログ作画派だったので、機材の準備などにけっこう苦労しました。
でも職場に通わなくても、自宅で作業できるので楽っちゃ楽ですね。
とくにコロナが流行っている状況下にあって、悪影響を受けにくい職業かもしれません。
話を戻します。
先生が描いた"あたり"をもとに、
シャーペンで下書きを書き、LINEなどで描いたものの画像を提出します。
アシスタントチーフにOKをもらったあとは、
製図用の黒インクやペンなどで清書します。
今回紹介するのは、
狼の被り物をかぶったテロリストが、警察官を巻き込んで自爆テロを起こす場面。
清書したのがこちら↓
こちらをアシスタントチーフに提出し、修正の指示をもらいます。
今回の指示は…
「絵が淡々としすぎてるので、ベタ(黒)とホワイト(白)を足して、もう少し爆発の迫力とリアルな質感を強調してください」
というもの。
修正したのがこちら↓
違い、わかりますかね?
拡大してみましょう。
これが修正前↓
修正後↓↓
どうですか?
かなり迫力が出せたのではないでしょうか…!?
これでOKが出ました。
こちらにスクリーントーン処理(模様やグレーなどの色づけ)を行い、さらにリアルさや質感を足して、絵は完成します。
漫画の修正は大変ですが、うまくいくととても嬉しいしやりがいがあります。
読んでいただき、
ありがとうございました!
(note37日目)
(文字数不明)
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