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【蓑虫コントロール】オリジナルデッキでの優勝を遂げて

初めまして。札幌で蟲神器をしている「オムライス大好き」です。
このnoteを閲覧いただきありがとうございます。
今回は公認大会優勝5度目にして初めてオリジナルのデッキで優勝をすることができたため私自身の記録として、また、このnoteが誰かの参考になればと思い公開させていただきます。


大会の成績

大会名「雪空杯」(5月25日開催)
ルール:参加16名 BO3 スイスドロー その他公式ルール
1戦目:1コストの青を多く採用した水生
    勝ち 〇〇-
2戦目:溜めアグロ           
    勝ち 〇〇-
3戦目:最速アグロ           
    勝ち 〇〇-
4戦目:セミ水生            
    勝ち 〇〇-
優勝

デッキ内容と「蓑虫の隠れ蓑」の採用理由について


蓑虫コントロール

札幌の大会である「雪空杯」にてこのデッキを使用し、優勝することが出来ました。
カードの採用については、札幌の大会における各デッキの使用率(体感)を基に選択したものが多いためここではデッキの核となる「蓑虫の隠れ蓑」について触れさせていただきます。

このデッキのキーカード

体力を+500する強化カード。メインとなる強化対象は「パラワンオオヒラタクワガタ」体力が2000になることで「ロードハウナナフシ」や「パラワンオオヒラタクワガタ」+「タガメ」からの攻撃を耐え、息吹の解放で処理するには7コスト使用させることが出来る体力となります。
これにより相手からの処理を1ターン遅らせることが狙いです。

札幌の環境について

核となるカードを「蓑虫の隠れ蓑」とした場合、「受ける」「凌ぐ」といった戦い方をする必要があると考え、ならば参加する大会の環境を考え調整する必要があるなと判断しました。
そこで私の中での札幌環境は下記の通りだとし調整を始めました。
1.アグロ
2.ミズカマキリ採用の水生
3.セミ採用の水生
4.1コストの青を多く採用した水生
5.虫時雨採用の水生
6.ワンショット
※1から順に多いと予想していました。
これを基に各デッキに対する対応をあらかじめ決め枚数調整に至りました。

各デッキへの対策について

対アグロ


対アグロのキーカード

北海道は他地域に比べとてもアグロが多いです。そのため水生対面だけを考えて優勝は難しいかなと思っています。
このデッキのアグロ対策は「息吹の解放」と「塵芥虫の爆熱弾」はもちろん、「蓑虫の隠れ蓑」や「空蝉の皮鎧」で「クロカナブン」や運良く飛び出した「ゴライアスオオツノハナムグリ」を強化することで対策することが出来ます。

対ミズカマキリ採用の水生とセミ採用の水生


対ミズカマキリ採用の水生とセミ採用の水生のキーカード

まず、両デッキに勝つには横展開を倒しきる展開力か、盤面処理に後れを取らずむしろどこかで盤面を取れれば勝てると考え今回は後者を選びました。
盤面を返していくにあたり意識していた相手のカードは「パラワンオオヒラタクワガタ」「タガメ」「ミズカマキリ」「テイオウゼミ」「エゾゼミ」です。
・「パラワンオオヒラタクワガタ」の先行最速着地はあきらめ次のターンに「ロードハウナナフシ」や「息吹の解放」で処理
・「タガメ」は「パラワンオオヒラタクワガタ」や「息吹の解放」で処理
・「ミズカマキリ」は「オウゴンオニクワガタ」や息吹の解放で処理
・「エゾゼミ」は先行4ターン目に出された場合は「パラワンオオヒラタクワガタ」や「タガメ」で、それ以外なら「ロードハウナナフシ」も選択肢です。
これを意識した上で盤面有利を作るために、上記の処理の中で盤面を返すために使用した虫に「蓑虫の隠れ蓑」で強化することにより次のターンも盤面に残る虫を見つけてください。
・体力2000の「パラワンオオヒラタクワガタ」は「ロードハウナナフシ」を避けつつ「息吹の解放」は7コスト要求
・体力1700の「ロードハウナナフシ」は「タガメ」を避けつつ「息吹の解放」は6コスト要求
・体力1600の「タガメ」は「テイオウゼミ」を避けつつ「息吹の解放」は6コスト要求
盤面有利を作れたあとは鱗粉や「ヤンバルテナガコガネ」「空蝉の皮鎧」「蓑虫の隠れ蓑」等を使用し盤面有利をキープしつつ戦います。
「クロカナブン」は3コストの水生昆虫を倒し、自主退場出来るため終盤の縄張り勝負では役立つかもしれません。

対ワンショット


対ワンショットのキーカード

北海道では使用率の少ないワンショットですが、最近他地域の大会でワンショットの優勝を見ることや、SNSにて強いワンショットの話を聞くことがあったこと、個人的な話ですが初めて参加した大会の1回戦目でワンショットに敗北したことや、赤単ワンショット(?)を使用している人に毎度苦戦しているため「ヤンバルテナガコガネ」を2枚採用しました。
私は大会中ワンショットとは対戦しませんでしたが、4ターン目にナミアゲハを、5ターン目にヤンバルテナガコガネを着地させることが出来たら嬉しいかなと思っています。その後は強化カードを使用し盤面を固めたいなと。
ちなみに大会での「ヤンバルテナガコガネ」は「タガメ」を倒す仕事だけしておりました。環境によってはミヤマクワガタの方が使い勝手が良いかもしれません。

対1コストの青を多く採用した水生と虫時雨採用の水生


手札を増やさせない強いカード

正直この2つは構築に影響を与えておりません。上記の様々な対策でなんとかなるかなと判断しておりました。
相手の横展開についていくことが難しいデッキのため手札を増やさせずに盤面有利広げることが出来れば問題はないかと思います。

デッキの運用方法について

各デッキの対策と被る箇所があります。また、長文になっております。ご了承下さい。

まず、このデッキの強みを最大限に生かすには先行を取り、4ターン目に「パラワンオオヒラタクワガタ」を出すことが優先されます。そのため相手の餌場を気にし相手のデッキに対して役目のあるカードなのかを序盤に判断します。
もちろん手札次第では餌場に青を置けないこともあるかとは思いますが、その場合は相手に置いて行かれないことを意識し餌とするカードの判断や、餌を置かない判断を行ってください。
ちなみに基本的には先行を選べば間違いないかと思います。受けるデッキのため縄張り勝負になる場合は最後のターンを行える先行の方が強く、相手がアグロだった場合も有利に進めることが出来ます。

4ターン目に「パラワンオオヒラタクワガタ」を出すことが出来た場合のそのあとの流れですが、先行4ターン目ならば蚊遣り火や3コストの水生昆虫をまとめて出されない限りは除去されないため安定し、後攻4ターン目だとしても「蓑虫の隠れ蓑」で強化することにより相手は5ターン目に処理することが難しいかと思います。(5月末の現札幌環境において)
5ターン目に「パラワンオオヒラタクワガタ」が場に残ったままターンが返ってきているならば鱗粉を持つ虫を出し蓋をするも良し、3コストの「タガメ」と「空蝉の皮鎧」を出し盤面の取り合いを進めるも良し、守る必要が無い場合は2枚目の「パラワンオオヒラタクワガタ」や「ロードハウナナフシ」「息吹の解放」等盤面を取るための選択が広がります。

逆に「パラワンオオヒラタクワガタ」を出せない場合についてですが、餌置きさえ遅れなければ処理が間に合わないことはあまりないかと思います。とにかく盤面で負けないよう食らいつき、隙があれば各デッキの対策で書いたよう「蓑虫の隠れ蓑」を使用し盤面有利を作ります。「蓑虫の隠れ蓑」で強化しても倒される可能性があるならば溜め込んで「パラワンオオヒラタクワガタ」に「蓑虫の隠れ蓑」や「空蝉の皮鎧」を一気に付け場を固めるのも有効に働くかと思います。
ただし、1枚のカードに複数の強化カードを使用し破壊や手札に戻された場合にはアドバンテージを失い不利な状況になります。強化カードをどの虫に何枚使用するかは相手の構築を予想し慎重に判断しましょう。

最後に

このデッキについては以上です。最後に思い出としてこのデッキ作成に至った経緯を書きますが、読む必要の無いものなのでここまでで問題ありません。読んでいただきありがとうございました!
改善案等ありましたら是非教えてください!!

デッキ作成の経緯

札幌ではメインとなる大会が2つあり「雪空杯」と「100均TCGを愛でる会」通称「100愛で会」です。
(その他にも数か月おきに開催されている大会があります。)
今回使用したこのデッキは仲の良い蟲主が「100愛で会」で使用したデッキを2人で改良したものになります。
SNSにて各地域には特殊なデッキで優勝している方がいて楽しそうだな。うらやましいな。と思っていたため今回オリジナルデッキで勝てたことがとても嬉しかったです。
(これまでの優勝は他地域の優勝者にデッキリスト、回し方を教えていただき札幌の環境に合わせた調整をしたデッキでの優勝でした。)
ちなみにその仲の良い蟲主はほぼ同じデッキを使用し3位。
戦績は
1回戦:セミ水生   勝ち 〇×〇
2回戦:セミ水生   負け ××-
3回戦:アグロ    勝ち 〇〇-
4回戦:ワンショット 勝ち 〇〇-
優勝&3位ということで大満足の結果でした。

unknownさん使用の蓑虫コントロール

追記

6月1日に開催された「100愛で会」にてunknownさんが蓑虫コントロールを使用し優勝されました。札幌にて主催の公認大会ではこのデッキが2連覇となりました。おめでとうございます。
環境により調整が可能なデッキですので北海道以外の大会でも戦えるかも!?と思っていただけたらぜひ使用してみてください!

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