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迷った時、挫けそうな時に思うべきこと

動画の方でより短く自分の言いたいことを伝える方法は無いかと思って、「一言モチーフ動画」というのを作り始めました。

背景には、実際見たことも無いような人の動画を3分も我慢してみてくれやしないものなので、再生をドロップされる前に言いたいことを伝えられるよう、より濃縮して端的にメッセージを伝えてみようと思ってそういうことをやってみました。

結果的にはコンテンツの量を水増ししているような状況でもあるんですが、自分が何かの瞬間にふと思いついたことを書き留めて作ってみようとしています。そんでこれがその内容の詳細版。

もう何のきっかけだったかちょっと時間が経ったので忘れてしまいましたが、まずこんなモチーフで話を進めたいと思います。

「自分のことを一番よく知っているのは自分自身だ。自分の気持ちや考えを誰よりも理解しているのは自分なのだから。」

この言葉が浮かんだときに真っ先に思い出したのは、大学院時代の同僚が僕にかけてくれた言葉でした。当時の自分は20代特有のというか、自分自身の力が至らないことに対してある種のコンプレックスのようなものを抱いていました。それは主に人付き合いに関してなのですか。

一方でこの同僚は子供の頃から町内の神童と言われ、頭がいいただけではなくて、集団の中では常にリーダーになるような立ち回りの上手い人間でした。関係ないですが、彼は何かのニュース番組で新橋を歩いていた時に街頭インタビューの申し込みを受けそれでその映像が全国ネットに流されたり、僕と大学構内を歩いている時、なぜかファッション雑誌のカメラマンが僕たちに声をかけて、写真を撮りたいですと言われ、写真を撮られたりとまぁなんというか持ってるタイプの人間でした。
  
彼は何の文脈もない時に僕にこういったのです。 

「どんなに考えても人の心なんて絶対わからないよ」 

そう言われた時、僕は何をして彼がそんなこと言ったのか全く分かっていませんでした。ただ印象的な言葉だったので、彼がそんなことを言ったのを覚えていたのです。こうして冒頭に話した「自分のことを1番よく知ってるのは自分自身だ」と言う言葉が頭に浮かんだ時まで。

でもなんだかこの年になってようやく彼が何でそんなことを僕に言ったのかわかってきたような気がするのです。人付き合いがうまくない人間が陥りがちなことかもしれないですが、うまくいかない上に人の気を惹こうと熱心に親切にしたりする、いわばメサイアコンプレックスのような現象かと思うのですが、僕もそういうタイプの人間です。そうして空回りする僕の姿を見てこう諭してくれたのかもしれないと思うのが一つ。

もう一つはコンプレックスに関して、そもそも自分の気持ち、考え、思想、方略のようなものは赤の他人にはわかってもらえっこないので、自分の気持ちなんて理解してもらえることなんてない、というふうに諦められれば、他人から無理解を受けたとしても気にする必要なんてない、と言うことも言いたかったのかというふうにも思えるのです。

それが冒頭に話した、「自分のことを一番よく知っているのは自分自身だ。自分の気持ちや考えを誰よりも理解しているのは、自分なのだから」というところにつながっていくのです。

僕はもうおっさんなので、こんな情緒的な悩みに悩まされる事はほとんどないかと思うのですが、多感な若い人が、もしこういうことで今悩んでいるとしたら、「気にしなくて良い」という事伝えたいと思ってこのことを取り上げてみました。 


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