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地団駄踏みたいと思うくらいには

 すごいよね、緘動って。

 何もしてないのに、周りには変な目で見られてるって思ってしまうし、そう思うしかなくて自分を責めることしかできないのが辛いよね。

 スクーリング中に、私が担任に言ったのは、「慣れっこって思ってるけど、いざそうなったら、地団駄踏みたいと思うくらいには、まだ自分でも慣れてないし理解できてないから、周りに伝えていこうとしてます」ということで、私の人生のテーマだと思ってる。

 とはいえ、動けないときに地団駄なんて踏めないから、「誰か、通り魔役をしてくれないかな」って思う。刺されて倒れる方が、よっぽど楽だと思う。

 地団駄の話をして、スクーリング中にまた動けなくなったときに、担任が、「地団駄踏みたい感じ?」って聞いてくれて嬉しかった。忘れてるか、聞こえてもなかったかもなって思ってたから。

 私の中にいるお兄さんなら、ちょっと休む?とか、言ってくれるけど、現実にはそうそういない。スクーリングの担任の先生とか、高専の担任の先生は、珍しい部類の人だって分かってるけど、そういう人がいないと生きていけないのが、"障害"だなあって、思う。

 しんどいよね。どうやって息をしたらいいのか、どうやって歩いたらいいのか、どうやって声を出したらいいのか、どうやって目を動かしたらいいのか。敏感なところが脳にほんのちょっとだけあるってだけなのに、こんなに制限されるものなのか。絶対、初めて経験した人は思ってしまうよ。今の世界ではそんなことができるものがまだ開発されていないから、本人にしか分からない苦痛になってしまう。そんなので、終わらせたくない。今は、水の中で溺れている状態だと思うけど、絶対、いつかは陸に上がってみせる。自分の力で。それか、助けてくれる人を見つけて。

 とてもじゃないけど考えられないから、今日はこれでいいかな。見出し画像は、今日の入道雲。

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