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私と場面緘黙症〜幼稚園時代〜

 私は3歳のときに場面緘黙症だと分かりました。

 場面緘黙症については、他の記事にまとめてあります。↓


そのときのことはあまり覚えていません。ただ1つ覚えているのは、病院らしい建物の中の少し狭い部屋で、何の花が好き?と女の人に聞かれて、ソファーの後ろに隠れて母の手に、チューリップの絵を描いたことです。

 別にチューリップは好きでもなかったと思います。ただ絵に描いて分かりやすいから、好きでもない花を選んだような記憶があります。

 多分、それが何かのテストだったのでしょう。それか、もう場面緘黙症と分かったあとのカウンセリングだったのかもしれません。

 とりあえず、ちょうど幼稚園に入るときに発症してしまった私は、年少のときは幼稚園には通いませんでした。それが良かったのかは、今でも分かりません。

 年中になって、幼稚園に通い出した私は、何もできませんでした。まず朝の連絡帳を先生に渡せません。そしてトイレにも行けません。着替えが何枚も必要でした。極めつけは、一口もお弁当を食べなかったことです。

 見られることに(今でも)抵抗があった私は、食べるときに口が開かなかったのです。詳細には覚えていませんが、お腹は減っているのに「食べる」ことができませんでした。先生にも家族にも迷惑をかけました。

 そこからは幼稚園への「慣れ」で弁当も食べて、工作ができるようになって、先生のお手伝いもしていました。年長でもそうでした。

 年長では、友達や先生に「んー」という声で話していたと思います。親からしたら、そこまで行ってるのにどうして喋らないの?ということだったでしょう。それで何度も怒られました。(今の私でも、それだけは理解できません)

 クリスマスの劇にも出て、卒園証書も受け取って、無事(?)に幼稚園を卒園しました。

 波乱なのはこれからです。次も見てください。小学校低学年のときについてです。

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