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場面緘黙症について⑥

 今回の記事では、筆談でどんな話をしているのかを書いていきたいと思います。

 筆談相手は、いろんな先生です。授業に行けないときや昼休みや放課後に研究室にお邪魔して、たくさん話します。

 その内容はというと、全くばらばらです。ある時はお昼ごはんの話をして、ある時はこれからどうしていくかの話をします。クイズも出します。先生とも、クイズで仲良くなりました。

 筆談の方法は、私は耳は聞こえるので、相手は「書く」必要はありません。私が書いて、そのノートを渡して、読んでもらって、声で返してもらいます。筆談ノートは、4月の入学したときに始めて、8月の今ではもう2冊目が終わろうとしています。

 でも、上の段落を読んでもらって分かるように、筆談って、すごく時間がかかるんです。1時間経って、1ページも書いてないことだってあります。

 先生には、書く前の考える時間を減らしたらいいんじゃないかと言われました。でも、書くには考えないといけません。そこが、今の私の課題です。

筆談ノート

 これが筆談ノートのごくごく一部です。(2冊分の1ページ)これは他愛のない会話をしたときの感じですね。このように、普通の会話もするんです。そしてそれが1番楽しいんです。

 ちなみに先生は、電車では携帯でニュースを読んでいるそうです。そして生物班と天文班の話は、私が入っている自然科学部のことです。

 4月からの2冊のノートなので、まだ全ての会話を、自分の字を読むだけで思い出せます。その記憶力は、私の数少ない自慢です。

 次回の予定は決まっていません。私の記憶があるところから、どんな生活をしてきたかでも書こうかなと思っています。

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