生成AIの時代、あなたは英語を学び続けるべきか?
僕の答えはYesだ。
文章や映像のNon real time 翻訳においては、生成AIによる機械翻訳は十分に実用に耐えるだろう。
特にビジネスやただ情報を伝える場面において。
それでも友達同士で送りあるLineメッセージなどにおいて、細かなニュアンス、感情、うちわネタ、ジョークなどを織り込んだ会話はなかなか難しいので、最後まで残るだろう。
さて、本丸のリアルタイム会話。
生成AIはドラえもんの翻訳こんにゃくになり得るか?
それはかなり先だ。
なぜなら、言語によって文の構造が違うから。
例えば、
「今日は晩御飯にカニを食べたくないな。」
"I don't want to eat a crab for dinner today."
上記を翻訳するとして、日本語の場合は文頭で今日のことだとわかる。
しかし英語は文末になるまでわからない。
逆に英語は文頭で肯定文か否定文かわかるが、日本語は文末まで聞かないとわからない。
日本語→英語に訳すにしても英語→日本語に訳すにしても、文末まで待たないと翻訳を開始できない。
これではリアルタイム会話は無理だ。
この問題を解決するには
タイムトラベルする
話者の脳の活動を読んで、発言する前に発言内容を翻訳機にインプットする
どちらかだろう。
この文構造の違いが比較的少ない言語どうしならある程度は可能かもしれない。
例えばスウェーデン語とデンマーク語など。
残念ながら日本語はとてもユニークでなので近しい言語はない。ましてや英語とは反対側にある言語だ。
ということで、日本語話者の皆さまは安心して?英語を勉強するといいと思う。特にリーディング、ライティングよりリスニング、スピーキングのスキルは相対的に価値があがるだろう。
ただし、勉強の仕方は生成AIによって大きく変わる。
Chat GPT, Grammarly, ELSA SpeakなどAIを活用したツールはたくさん出てきている。
文章や発音の間違いを見つけてもらったり、会話やライティングの壁打ちパートナーとしては素晴らしい。
どんどん活用していこう。
また、新しい言語を身に着けるとそれに伴って新しいモノの考え方や見方を手に入れることになる。この辺についてはまた後日。
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