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No.5 意識エネルギーの『アミ』Ψ 終わりの始まり

ナムの世界については、「これが真実だ」などと言うつもりは毛頭ありません。
これは私がバリ島で運命的に出会ったナムという何らかの高次元意識の目を通して見た個人的なユニークな世界像の一つです。

同じ世界に生きていても、見ているものはそれぞれにまったく違います。

世界は生きている人と同じ数だけ顕現し、そこがまた面白いところでもあります。

このような個人の目だけを通して認知されるオンリーワンの世界のことは 「非合意的現実」"NCR" (ノン・コンセンシャス・リアリティー)と呼ばれ、それに対し、日常的に広く共有される「合意された現実」のことは "CR" (コンセンシャス・リアリティー)と呼ばれています。

非合意的現実 "NCR"は、変性意識や夢の体験、多くの天才や芸術家などが経験する非言語的な超感覚世界など、本人にとっては紛れもない現実ですが、残念ながら隣りの人と「だよね?」と言って共有することは出来ません。
 
合意的現実 "CR" は、いわゆる私たちが当たり前と思っている現実のことですが、実はそれにも色々あります。

例えば「時間は過去から現在、未来へと流れている」というのは殆ど世界中の人が合意している "CR" ですが、中には、聖獣バロンや魔女ランダ、精霊、悪霊の力などが目に見える形で具現化するのが当たり前という、バリ人特有のユニークな "CR" もあります。

つまり"CR"も一つではなく、このような独特の "CR" エリアに入ると、そこに広がる意識エネルギーの『アミ』の力により、たまたま観光で訪れた外国人の目の前にも何かが具現化したり、体験したりするということが良く起こるのです。

言ってみれば、私がナムと出会ったのも、このバリ特有の "CR" エリア内だったから起こった出来事かも知れません。

そのように意識エネルギーの『アミ』がある程度の力を持てば、そのエリア内の特有の "CR" が、その場に居る他の人にとってもリアルなものにもなり得るということなのでしょう。
 
突き詰めれば、合意的現実"CR" と非合意的現実 "NCR" の違いは、『アミ』があるか無いかによるものだと私は考えています。

現実は意識によって創られていますが、一人ではその土台となる『アミ』は作りようがありません。『アミ』とは現実の世界をホログラムのように結像させるために複数の視点から文字通り網状に構築されます。つまり沢山のプロジェクターから映し出されている像は、信じるに値する確固たる現実として認識されますが、たった一人で見ているものは共有しようがないので、そうなると、その人は狂人か、または思い込みの激しい人ということで片付けられることになります。でも、もし似たような "NCR" を感じ取る人が複数人繋がれば、それが新たな世界を構築する『アミ』を作る可能性が出てきます。

この"合意的現実 "CR" と、非合意的現実 "NCR" との間で、今、とても面白いことが起こっています。

これまで国や文化や宗教などそれぞれのエリアやカテゴリー内で比較的に安定した形が保たれていた "CR" が、この数年の、特にコロナパンデミック以来の地球規模の心理的揺さぶりと、惑星配置の気の遠くなるような周期によるエネルギーの大きなうねりが重なって、有史以来の激しい混乱をきたしている様子です。

各エリアの境界は大幅に崩れ、世界を支配してきた力の構造には致命的な亀裂が入り、長年隠されてきた情報の開示が物凄い勢いで進んでいます。

それに伴い作為的に作られてきた "CR" のトリッキーな側面が完全に崩れ始め、これまで疑ったことも無かった世界の歴史の嘘や、経済システムの大掛かりなインチキに多くの人々が気付き始めています。

そのため今まで通りに生きることが難しくなったり、何を信じて生きていけば良いのか分からなくなる人が増える一方で、覚醒する人の数も一気に増え、バラバラだった "NCR" が繋がりだして、新しい具現化の『アミ』があちこちで作られつつあるようです。

そしてこれを足掛かりに、さらに覚醒する人々の勢いが加速していくことになるでしょう。

意識の持つ驚くべき力、つまり自分自身の本来の力に、いよいよ多くの人が目覚め始めているのです。

ナムは「一点の封印が解けて時空リンクの道が繋がると、そこから思いもよらないことが始まる」とずっと昔に教えてくれましたが、それが目の前にまさに展開していることをしみじみ実感する今日この頃です。

誰しもそれぞれ自分の信じる世界を目の前に具現化させて「見る」ことになるので、同じエリア内に複数の『アミ』が重なり合って、全く別世界に住んでいるかのような違う価値観が混在し、終わってゆく世界と、新しく生まれようとする世界が入り乱れ、ぶつかり合い、今は一見、酷く支離滅裂な状態に見えるかも知れません。

でも、どうかご安心を。 夜明け前が一番暗いのです。


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木倶知のりこ 著書:●絵本『小箱のなかのビッグバン』 *・* ・*●『ナム "RNAM" 時空を超える光と水の旅』

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