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木倶知 のりこ Kikuchi Noriko ψ ♾プロフィール

鮮明に浮かび上がるヴィジョンを写真を撮るかのように脳裏に焼き付けて素早くスケッチし、あとは極細の筆で丹念に描き上げる、そんな独特の制作スタイルの細密画家として暫く制作発表を続けていた頃、私の絵の中の一枚を見た人から「あなたはバリ島に行ったことがあるんでしょ?」と尋ねられたことがありました。「いいえ、ありません」と答えると「えっ、これは間違いなくバリの景色ですよ。もし行ったことがないなら、絶対に行くべきです。」と強く勧められたのです。これが人生の分かれ道、時空を超える冒険の始まりでした。

初めて訪れたバリ島は、まさに驚きに満ちていました。バリ島を訪れる多くの人が昔の日本の原風景に似た懐かしさや既視感を覚えるという話は良く耳にしますが、私の感じた懐かしさは「遥か昔から知っている」という何とも奇妙な感覚と、過去と未来が渦巻いているような理屈に合わない時間感覚でした。望遠鏡を逆さに覗き込んでいるような、自分の描いた絵の中に迷い込んでしまったような・・・。とにかくバリ島とのただならぬ縁と謎に惹きつけられて、一度が二度、二度が三度と、以後足繁く通い詰めることになったのです。そんな中で、これまでの生き方も自己アイデンティティも、何もかもがひっくり返ってしまうような衝撃の出来事に遭遇します。あまりに突拍子もなさ過ぎて、これまでなかなか人に話せなかったいきさつやエピソード、自分が経験してきた不思議な出来事の数々、現在も続いている"ナム"からのメッセージやインスピレーションなどを臆せず素直に綴ってみようと思い立ちました。

現在は、外房の海にほど近い自然の恵み豊かな地で小さな畑を耕し、ガムラン音楽を教えて暮らしています。

2002年、バリ舞踊家と共にガムラン音楽舞踊団 "グンデル神楽クスモサリ"を結成し、作曲、演奏家としても活動しています。バリ・ヒンドゥーと日本の神々の出逢う新境地を描いて、これまで数々の創作舞踊劇の公演を行なってきました。

2020年のある日から『水とゼロポイント共鳴』に関するヴィジョンや情報が怒涛のように意識の中に流れ込んで来るようになりました。それらをひたすら記録しながら、実験や発明に没頭する日々が続きました。

2022年、時来たりと思い立ち、ゼロポイント共鳴と新しい地球意識の誕生をテーマに、情報発信を始めることにしました。

私たちは意識の深い深い海の底で皆んな繋がっています。誰かの記憶の糸に触れて、ふと何かを思い出し、その記憶に触れた人が、またそれに交差する糸を手繰り寄せ、そうするうちに、やがては誰もが思ってもみないほど美しく壮大なタペストリーの全体像が見えてきます。そこでは昔々に約束を交わした未だ見ぬ懐かしい人々や、もしかしたらあなたの遠い記憶とも繋がるのかもしれません。

地球生命の「記憶の種」は今、古い殻をゆっくり破りつつあります。もうすぐ芽を出し、新しい花を咲かせようとしています。

終わってゆく世界と、生まれ出ようとする世界が交差する混沌の先に、新しい視界が開ける気配が近づいて来ています。

昔々の予言者たちは、それを「世界の終わり」と呼んだのかも知れません。 




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木倶知のりこ 著書:●絵本『小箱のなかのビッグバン』 *・* ・*●『ナム "RNAM" 時空を超える光と水の旅』


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