#眠れない夜に
それでも言葉を愛したい話
夜に書く文章って、次の朝見るとなんか照れくさくなって恥ずかしくなって結局消しちゃう、みたいな方多いと思うんですが、私はむしろ夜に書く文章が好きです。
なんの躊躇いもなく自分のこころの内側を、自分が気に入った言葉達で吐露できるような気がしていて。
そこには偽りも虚栄も何もなくて、ただ私が私をさらけ出せるような、夜に書く文章ってそういうものだと思います。
こころの内側がありのまま過ぎて、朝になると
夜道アイスクリームで口紅が取れるのは恋人のキスで口紅が取れるのに似ている
ちょっとだけ冷たい風を感じながらトレンチコートを引っ掛けて、郵便物を出すついでに散歩をする21時54分、書き始め。
私にとっての夜散歩は、人生において欠かせないことかもしれない。
「夜」を恋人にして、今夜はマスクを外して、街頭とだけすれ違う道をお散歩デート。
誰にも会う予定がないのに、艶々としたリップを唇にのせてみたりする。
口元をリップで彩ったなら、今度は耳元を音楽で彩らなきゃね。今日のプレ