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アドバイスを乞う
今までしたことのない修理をした。
40年近くピアノ技術者をしていて、一度も出会わなかった不具合に遭遇したわけ。
話には聞いたことがあるのでおおよその修理手順は分かるのだが、失敗したくないので技術者仲間数名にアドバイスを乞うた。
修理方法やコツなどは自分の貴重な経験の積み重ねで習得しているので、おいそれと簡単には教えたくないはずだけれど、皆、速攻で親切に色々とアドバイスをしてくれた。
いい奴ばかりさ。
修理依頼主はエンジニア。ドイツ人独特の技術屋さんなので、やたらと蘊蓄を垂れてくる。知識は豊富、自己主張も激しい。
作業中は僕の指先を凝視して、逐一観察に余念がない。
非常にやりにくい。
彼の想像していた方法と違ったアプローチだったのだろうか?作業がうまく終了した途端「ブラボー 君は天才だ!」と褒め倒された。
まったく悪い気はしない。
「餅は餅屋」ってドイツ語でどういうんやろと考えながら、
アドバイスをくれた仲間たちに感謝しているところ。
「ブラボーと天才」をお裾分けしよう。 ーまー
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