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初めての手術入院 進行中 1

今、大学病院の病室にいる。
お見舞いで何度も来たことはあるのだけど、自分自身で入院生活は初体験。
まして、全身麻酔の手術もお初。
病名は 含歯性嚢胞。 下顎右に埋没している親知らずの下に膿疱ができている。痛みや腫れなどの症状が全くないためレントゲンで偶然発見される。
かかりつけの歯科医で別の工事現場を治療するにあたり、見つけてくださった。
2年前のレントゲンでは確認されてなかったの。
CTを撮り膿疱確実だと判断されこの大学病院の口腔外科にお世話になっている。
本当は3月に予約を入れていたのだけれど、コロナ感染真っ只中の大学病院は流石に違う科であってもデリケートだったので2ヶ月ずらした。

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受付を終え、まず初めにやることはPCR検査。陽性なら違う病棟に移されるよね。レントゲンや麻酔科の準備検査前にも必ず兆候がないか確認される。館内全員マスクは当たり前、基本お見舞いも禁止。

手術は親知らずを抜き、嚢胞を掻き出し、嚢胞の跡に自分の腰骨を移植する。
手術中のことはもちろん何も覚えていないけれど、ベットに乗った緊張気味の患者6名が次々スケージュール順に並べられ、まるでフライトを待つ飛行機のようだ。
ひんやりとした手術室に運ばれ、暖かい布がかけられ、巨大な3つの円形ライトを眺めて、なんか宇宙的やなーと思っているうちに、気がつくと終わったよ!と声をかけられた。

喉に異物がある。嗚咽が始まる。 我慢できないくらい苦しい。
みんなそう言うんですよと、至って平気に労ってくれる。術後しばらくは(どれくらいの期間かは教えてくれなかった)食べれないので、鼻から管を胃まで通し栄養を注入する 経鼻栄養補給っていう。
喉にチューブがぶら下がって常にあるわけで、首を横に少し動かすだけでオエっとなる(えずく)。これは耐えられるもんやない。すぐに取ってもらおうと嗚咽するたびに心に決める。水はストローで自分で飲めと仰るが、飲み込む行為は自殺行為、オエオエしながらの苦行が続く。見かねて、水もチューブから入れてもらうことにした。なんだかガソリンスタンドの車の気分。抗生物質を点滴しりたり採血したり、車椅子に乗ってレントゲン撮りに行ったり、疲れるね。 ーまー

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