本棚さえも“編集”したい
・そもそも“本棚づくり”とは?
それは0-10Studioと図書館がコラボして選書やポスター制作、本棚のレイアウトまでゼロから考えて作ったものだ。本棚のコンセプトである「衣・食・住」もプロジェクトのメンバー考えたらしい。
その本棚を作ったのは法学部国際コース4回生の松岡みいなさん。趣味は絵やイラストを描くこと。腕前は中の上くらいだそうだ。そんな彼女が本棚づくりプロジェクトのリーダーとしての思い出や苦労を語ってくれた。
・いきなりのスタート
まだ0-10studioに入って間もなく、プロジェクトには関わったことがなかった彼女だが、前編集長に「こんなのがあるんだけど、やってみない?」と誘われたのが本棚プロジェクトだった。いきなりの誘いだったが、「せっかくだから」と承諾した。
・リーダーの役割
しかし、いきなり誘われたプロジェクトでリーダーをするとは思ってもいなく、驚いたようだという。リーダーとしての役割は、本の詳細をExcelでまとめたり、大人の方と連絡を取ったり、事務的なことが多かった。「衣・食・住」に関連した本を選書するのは0-10Studioのメンバーや図書館スタッフに手伝ってもらい、難なく集まったようだ。
何より彼女が気合いを入れたのは、腕の見せ所でもあるポスターづくり。クリップスタジオというソフトで作成したポスターはすごく反響があった。
とにかく目立つ色を意識した。昭和の雰囲気が残っていて、アカデミックもイメージできるようなポスターになっている。また、コンセプトを理解してもらうために「衣・食・住」の字を強調しているのがポイントだ。広告として0-10Studio のQRコードを入れたことにメンバーは喜んでくれた。
本が迫ってくるかのように飾ったのも1つのポイントだ。
・プロジェクトを終えて
学祭の準備とスケジュールが被り、管理が難しかったが、大変だった分、学びや刺激も多かったようだ。本棚のレイアウトは約2日間をかけ、ポスターを立て掛けるか?吊り下げるか?など細かいことにも気を配った。試行錯誤していくうちにどんどんアイデアが出てきて、予想以上の良い仕上がりになったと誇らしげに語ってくれた。
たくさんの人に本棚を見てもらい、反響をもらえたことは彼女の大きな自信に繋がったのではないだろうか。
“「編集」とはあるものから色々な工夫を施して、誰もが予想できなかった新しいものを作ること”
松岡みいな
・これから
自分の強みであるイラストなどのビジュアル面で力を発揮したいと考えているようだ。その1つとしてZINE(おしゃれな同人誌)の作成をしたいと語ってくれた。
ライター:野間涼輔
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