支援者の後悔〜あなたの笑顔を忘れずに今日も。
連続投稿頑張っていきたいと思います。
私が今まで関わってきた中で、
わすれられないケースが沢山ありますがそのうちのひとつ。
個人情報は配慮しておつたえいたします。
私が初めてこの世界にはいったとき。高齢者の施設の相談員をしていたときのことです。
とある利用者さんで食事制限されていた方がいて、お菓子はほとんど食べることが出来ない方がいました。でも甘いものが大好きで私によく聞いていました。
「なんかお菓子はないかい?」
私は謝ることしかできず、何か別のことを提案したりしながらその場をやりとげていました。
その方の昔のお話やご家族のお話を聞いているととても楽しくなり、私も笑顔になることが沢山ありました。
ある日、その利用者様から「一緒に外へいって美味しいもの食べたいね。」と言われました。
私はいつものノリで「行きたいですねー」と答えていました。
2ヶ月後に施設のレクがあったのでその時にお出かけできるか上司に相談してみようかな、でも今は自分の仕事でいっぱいいっぱいだし…この仕事が落ち着いてからでもいいっかな
とそんな気持ちだったと思います。
その1週間後、その方は急変され、施設を退所することになりました。
その方の願いを何一つ叶えられなかった。
お菓子も外出も…
上司や看護師、家族に相談していれば何か願いが叶えられていたかもしれないのに。
ケース会議だってできたかもしれない。
とても悔しくて悲しかった。
何か、できることがあったはず。
このことをきっかけに
私は「利用者さんの思い、できるだけ早く届けていきたい」そう思うようになりました。
ケースバイケースだから難しいこともあるけれど
会社の方針もあるけれど
叶わないこともあるけれど
この後も沢山の後悔や反省はありましたが、
初心は忘れないようにしていきたい。
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