モデルナのワクチンの方が予防効果が高い?

先月あたりから、ファイザーよりもモデルナのワクチンの方が効果が高いらしい、といったニュースをちらほらと見かけるようになりました。


日本でワクチンの接種が始まったばかりの頃は、モデルナもファイザーもどちらもそんなに大きな違いはなく、予防効果も変わらないから打つのは別にどちらでも良い、といったことがよく言われていて、私も製造会社の違いというのは全くと言って良いほど気にしていませんでした。

なので、両者の予防効果の違いに関するニュースが目に飛び込んできたときも、内心ちょっと懐疑的だなと思っていて。
調査の期間と分母がどれくらいか分からないし、そもそもどこの調査団体の調べなのかも不明だったし。
(モデルナからお金貰って記事にしてない…?←こら)

で、時間が出来たのでじっくりと腰を据えてニュースを見てみたところ、どうやら本当にモデルナの方が優れているみたいですね。
びっくり…!!

米国疾病予防管理センター報告、「コロナワクチン、モデルナが最も効果あり」 (9/18付けニュース)

コロナ重症化予防、モデルナ製が優れる (9/29付けニュース)

チャートで見る、モデルナのワクチン接種者はファイザーのワクチン接種者ほどブースター接種を必要としないかもしれない理由 (9/29付けニュース)

数字をまとめると、

<入院の予防効果>
モデルナ製:93%
ファイザー製:88%

<接種後14~120日の予防効果>
モデルナ製:93%
ファイザー製:91%

<接種後120日以降の予防効果>
モデルナ製:93%
ファイザー製:77%

こういう数字を見ると、ファイザーではなくモデルナを打ちたかったと思う人も多い気がする。
(真っ先にワクチンを接種することになった医療従事者の方々は、ファイザー社製が多い気がする。あの頃はどの会社のワクチンを打つかなんて選べるような状況ではなかったしなあ)

一方で、効果は高くとも副反応が強い(らしい)からやはりファイザー社製一択という人も中にはいるでしょうし、個々人が打ちたい種類のワクチンを自由に選べるようになったらいいのになと思いました。

・モデルナのワクチンの効果が長く続く可能性がある理由の1つは、その投薬量の多さだ。
1回の接種容量当たりのmRNAは、モデルナが100マイクログラムなのに対し、ファイザーは30マイクログラムだ。これはファイザーのワクチンの方が副反応が軽いことを意味するかもしれないが、長期的には効果がモデルナほど強くない可能性がある。
(中略)

・接種間隔がファイザーの3週間よりもモデルナの4週間の方が良い可能性もある。

(「チャートで見る、モデルナのワクチン接種者はファイザーのワクチン接種者ほどブースター接種を必要としないかもしれない理由」より引用)


投薬量はモデルナ100マイクログラムに対してファイザー30マイクログラム、両者でこんなにも違っていたとかびっくりです…!
そりゃモデルナは副反応も強いわけだ。
(というか、3倍以上もの開きがあるとか、どういう基準で投薬量が決まったのか激しく謎)

あと、1回目と2回目の接種間隔は推奨されている期間よりも少し長めの方が抗体の量が増えるらしいことは、けっこう早い段階で言われていましたね。
この話題はTVでも何度か見た気がする。
ファイザーのワクチンでも、接種間隔を3週間ではなくモデルナと同じ4週間にしたら効果が高まったりするのかしら。


さて、今週2回目のワクチンを打ってきます。
私は「ファイザーよりモデルナの方が早く打てる」という理由でモデルナ製を選びましたが、効果が高いことが証明されたなら、副反応の重さにも耐えられそう。
まだ揃えてないものがいくつかありますので(冷えピタとかポカリとか)、そろそろ準備にとりかかります。
どうか副反応あまり重くなりませんように。

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