見出し画像

民間療法とか、スピリチュアルとか

家の話

私の家はスピリチュアル寄りの家庭で、子どもの頃から漢方薬や民間療法のお世話になることが多かった。西洋医学の白い錠剤より、怪しげな色をした煎じ薬の方が馴染み深いというか。

アルミホイル巻き巻き

この話をすると、たいていの人は「ああ、この人アレなんだな」という目で見てくる。アルミホイルを頭に巻いて電波を防ごうとする系の人間だと思われているフシがある。実は一度もアルミホイルは試したことがないのだが、この誤解のおかげで新しい趣味の候補が見つかったと前向きに捉えることにしている。

西洋医学

とはいえ、私は決して西洋医学を否定しているわけではない。そもそも私自身、母のお腹から出てくる時に帝王切開という西洋医学の力を借りている。ある意味では、メスの切れ味に人生を預けたようなものだ。それでも、不思議な魅力を感じる民間療法の話をさせてほしい。

プラシーボ

よく聞くプラシーボ効果の実験で、興味深い話がある。被験者に熱した鉄を見せておいて、目隠しした状態で常温の鉄棒を当てると、本物の火傷ができるという。本当にこんな実験が行われたのかは定かではないが(というか、私自身は被験者になりたくない)、この話には「思い」の持つ不思議な力が詰まっているように感じる。

届け、カメハメハ

もし、これが本当だとしたら? 人は思い一つで病気を治せるかもしれないし、逆に病気になることだってあるのかもしれない。例えば、ただの小麦粉を特効薬と信じ込んで飲んだら頭痛が治ったり、山奥の老人から受けた「カメハメハ」(便宜上この呼び方にしておく)で重病が回復したり。そんな世界があってもいいじゃないか、と思う。

気のせいだとしても

実際、私の周りではそういう「カメハメハ」で劇的に良くなった、という話をよく耳にする。にわかには信じがたい話ではあるけれど、世の中には科学では説明できない不思議がたくさんある。

信じるものは救われる?

考えてみれば、西洋医学の真っ白な錠剤だって、それを信じない人が飲んでも効果が薄れるということがあるらしい。結局のところ、薬の効果というのは、飲む人の思いや信念と切り離せないものなのかもしれない。


だから私は、人の思いが持つ可能性を信じながら生きていこうと思う。
いつか頭にアルミホイルを巻く日が来ても、それはそれで、きっと素敵な体験になるはず。

いいなと思ったら応援しよう!