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【日本酒一合瓶専門店】蒲田・ICHIGOUへ! 飲み切りサイズ日本酒の5つの楽しみ

日本酒って、瓶を買うと結構量があるなと思います。
酒屋さんでよく見る一升瓶(1.8ℓ)はそもそも家庭用冷蔵庫に入らないし、ワインと同じくらいの四合瓶(720ml)でも、週末しか飲まなければ数週間冷蔵庫にいる、ということも。

そんな人にぴったりの、飲み切りサイズ1合瓶(180ml)の専門店がある。

と聞き、東京・蒲田のICHIOUさんに行ってきました。ただサイズが小さいと思いきや大間違い。一合瓶ならではの楽しさがありました。

日本酒一合瓶専門店「ICHIGOU」

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現地に到着。蒲田駅から徒歩5分以内。サウナ・カプセルホテルの「カマタ」ですが、この中にICHIGOUがあります。

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(…おお、ここはホテルだ)ICHIGOUは、ロビーの一角を使ったお酒販売スペース。すぐ奥にはフロントが見えます。

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(お会計はフロントで。paypay使えます)
と、他のお客さんが一合瓶をひとつ買い、そのままホテルのエレベーターに。そうか、部屋で飲むには、ロビーは最適な場所ですね。

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棚には一合の日本酒がずらり。常時多くの一合瓶を扱っているそうです。

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「買い物カゴを持って歩く」というのも酒屋さんらしくなくて新鮮です。(普通だと瓶ひとつが重いのでカゴを使わない)

それでは、さっそく物色します。

一合瓶の楽しみ①好きなお酒を気軽に選べる

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東洋美人の純米大吟醸を発見しました。東洋美人は一升瓶で見ることが多く、美味しいのは知っているのになかなか手が伸びなかった銘柄。でも一合なら買えます。

普段日本酒を買うときは、厳選に厳選を重ねて1-2本選ぶことが多いのですが、一合なら気になるお酒はどんどんカゴにいれられます。「飲食店で注文している」ようなハードルの低さです。

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(達磨政宗も発見。熟成酒は高級だけど、少量なら買える)

一合瓶の楽しみ②「この地域のお酒」という飲み方ができる

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福島のお酒コーナー。好きな銘柄と同じ地域のお酒を数本買う、という買い方ができるのですね。もちろん蔵によって味は異なるのですが、同じエリアとあって共通の傾向があるのも、「地酒」という日本酒の魅力。

個人的には中央の「廣戸川」が好みでしたので、いくつか比べてみたいです。

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こちらは信州グループ。統一のラベルがついているとチーム感がでます。

一合瓶の楽しみ③チャレンジ買いができる

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(駄菓子にあう日本酒!?)

買った日本酒を飲んで「違った…」となると結構ダメージが大きいものです。でも一合だとすぐに飲めるため、変わったお酒でもどんどんチャレンジできます。こちらは噂に聞いていた「駄菓子にあうお酒」。チロルチョコに合うお酒は、なんと本体(チョコ)とセット売りされていました。

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日本酒カクテルも!普段は買わないタイプのお酒ですが、一合だけなら「ひとつくらい変わり種あってもいいかな」と感じます。

一合瓶の楽しみ④飲み比べしやすい

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こちらは「司牡丹」のビンテージ(2020,2021)違い。1合瓶だと量が少ないので、こういった飲み比べたできるのですね。これもお店でしかできなかった楽しみ方です。

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「あら玉」は、おそらくICHIGOUさんの今の推し。特別純米、純米吟醸、のように複数スペックがありました。つまり、同一銘柄の造り違いを飲み比べできます。

一合瓶の楽しみ⑤仲間と一緒に、旅の楽しみに

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(見たことのないお酒ばかりでした)

周りのお客さんを見ていると、やはり宿泊にきている(または近隣の施設へ)グループが多いよう。「あ、このお酒しってる!」「うちの地元のお酒はどこだろう…」「ひとり1本ずつ買って部屋で飲み比べよう」といった会話が聞こえてきます。中には「ここで数本かって、近くのスーパーでスパークリング買って宴会しよう」とチャンポンにのぞむグループも。

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(こういうわかりやすい表記もありました。「辛口がいいな〜」と言いながら、ラベルを見比べる人も)

「訪れた土地のお酒を楽しむ」というのは旅の楽しみの一つだと思いますが、その逆で「みんなで各地のお酒を楽しむ」というのも、また楽しそうです。

いろいろなお酒を楽しめるのは、日本酒の会などでしょうか。それのより小さな身近なものが、旅先での仲間との楽しみになるのはとても羨ましいです。(ひとりで買いに来た)

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なんとお酒に入れる金箔も売っていました。旅行時のテンションならば買ってしまいそうです。

【購入】ちょっと飲みを満喫します

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迷いに迷って購入したのはこの5本です。

・東洋美人=間違いない王道の味
・あら玉=お店でプッシュされていたもの
・又右エ門蔵=未知のお酒。新聞紙系に惹かれた
・ひれ酒=熱燗にしてゆるゆる飲みたい
・ココアシガレットに合うお酒※300ml=一度飲んでみたかった変わり種

数本選べるということは、選択の幅も広がり、当然「選び方」も変わります。
「全部似たような味じゃな…」と思ったり「ひとつは王道を入れておこう」と思ったりと、全体でバランスを考えます。

例えるなら、野球ゲームでスタメンや打順をいろいろいじってみるような、それに近い「遊び」の楽しさがありました。

ICHIGOUさん、ありがとうございました!
おいしくいただきます!


もちろん、お酒を飲みます。