お酒もペットでいい

日本酒とその「入れ物」について。

日本酒が一般家庭に普及しづらいのは、家庭用冷蔵庫に「一升瓶(1.8l)」が適していないからだ。という声があります。確かにワインは基本的に四合瓶サイズですよね。一升瓶はそもそも冷蔵庫に入らない、ということで飲むのを諦めている銘柄も、僕の場合あります。(一升瓶しか出さない東洋美人、本当は家でも飲みたい)

また、サイズにかぎらずお酒を買うと、持ち帰るまでのずしっとした重さはどうしてもネックになるもの。かといって地酒なので、カクヤスに配達してもらうわけにもいかない。ネット通販もなんだか心配。

現状の日本酒=瓶=重いしでけぇ を変える可能性を秘めたものが、僕は「はせがわ酒店」の「ペットボトル酒」だと思っています。

例えば、人気銘柄「紀土」なら、これです(「紀風」は、はせがわ酒店オリジナルブランドらしいです)。

これがね、うまいんです、ちゃんと。(酒屋さんの話によると、今年の平和酒造はつくりがヒットしていると)

ダイヤモンドなんたら加工によって、一般的な茶瓶と同レベルの品質管理ができるらしいです。軽い、割れない。

はじめて聞いたときは「へー(でもそれってどうなん)」という反応でしたが、買ってみて驚きました。

だって仕事の途中に東京駅のはせがわ酒店でペットを買ったら、PCと一緒にリュックとかにいれても全然問題ないわけです。(以前、一升瓶とPCを同じカバンに押し込んでPCがゆがんだことがあります)

ちなみにこれははせがわ酒店の人にも伝えたのですが「……(今更?…)まあ、だから商品化したんですけど…」とのことです。

普段、500mlくらいのペットボトルならば移動中でも気兼ねなく買いますよね。それと同じ程度の不可で、四合瓶のキッドを飲めるのは、、これは結構すごいことだと思います。

そしてこれが一番大事なのですが、「チャラい酒」なんてささやかれている平和酒造さんのお酒は、売れているだけあってちゃんと美味しんです。(平和酒造さんは自社田の米を使った訂正米酒も出していて、その心意気に非常に賛同するのですが、「これがキッドの味!」というのはやはり軽くて綺麗で後味がきれるもの。個人的には今風の味をしっかり醸すという方向でどんどんいってほしいです)

ちなみに、はせがわ酒店開発のpetのラインナップですが、「酔鯨」「キッド」「あたごのまつ」「来福」です。どれを買ってもおいしいやつです。

しかも、ペットボトルタイプだと瓶よりも安い。これが日本酒ペットを進める一番の理由です。純米吟醸が1000円前半なんですよ、人気銘柄が。

と、いうわけで、僕ははせがわ酒店のペットボトルを陰ながら応援しています。一度買ってみると、いかにこれまで瓶が不便なのか身にしみてわかります。

最後にもうひとつ。ペットだと不思議なことにお酒の罪悪感がないのです。


もちろん、お酒を飲みます。