日本酒の熱燗が簡単&おいしくできる「ミニ剣菱」がすごい! 識者にその秘密を聞いた
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日本酒の熱燗が簡単&おいしくできる「ミニ剣菱」がすごい! 識者にその秘密を聞いた

日本酒の熱燗が好きです。しかし、夏はお湯をわかすのも面倒で、冷たいお酒が多くなってしまいます。そんな折、日米で活動するSAKEジャーナリストの木村さんから「簡単においしく熱燗ができるすごい瓶がある」という情報を聞きました。

その正体は「黒松剣菱」の小瓶!

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(こんな少量タイプがあったんだ!)

SAKEジャーナリストであると同時に熱烈な剣菱マニアでもある木村氏に話を伺い、剣菱の瓶を使った熱燗を試します!

①レンジでも最高においしくできる特別な瓶!

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とりあえず、普通に飲みます。剣菱、甘くてコクがあってガツン。唯一無二のおいしさです。

日本酒は普通、ワインボトルと同じくらいの720mlか、大きな一升瓶で売られることが多いのですが、こちらは180mlと「一合」。飲み切りサイズです。

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裏ラベルを見てみると「熱燗のしかた」という文字が。この瓶のまま電子レンジで1分加熱すると「ぬる燗」ができるそうです。レンジで温めるって、なんとなく「手抜き」な感じがしますが、オフィシャルの方法なのですね。

木村氏「実は私も、お燗をつけるときは『湯煎』でしたので、レンジ燗にはいいイメージがありませんでした。しかし剣菱がレンジ燗用の瓶を出していたと知った時は『なんて今の時代のお客さん想いな蔵なんだ』と感動しました」

日本酒を「レンジ」で燗にすると、温度のムラができておいしくないことも…。しかし、この瓶は「レンチン用に設計された特別な形状」なのだそう。

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(赤線はわかりやすいように入れたものです)

木村氏「一般的なとっくりは真っ直ぐなストレート。それだとレンジで加温するとムラができてしまいます。でも、剣菱の瓶を見てください。下に行くほどすぼまっています。つくるのはかなり大変だと聞きました。この特殊な形により、レンジで温めたときに対流が起こり、ムラがなく熱燗ができるのです」

ちなみに、木村さんのおすすめは「剣菱は熱ければ熱いほどいい」とのことですので、飲みかけですが(1合の目安時間)1分フルで温めてみました。

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熱っ!レンジで熱されたガラス瓶は手で持てないほどです。

飲んでみると、うん、おいしい。本当においしい。勝手にレンチン燗に対して悪いイメージがあっただけかもしれませんが、湯煎と遜色はなく「もう、全部これでいいじゃん」と思えるレベル。

木村氏「私も、熱燗を飲む時はほとんどこの瓶のレンチン燗です」

②飲みたい分だけ、ちょっとずつ熱燗を楽しめる!

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剣菱はこの一合で飲み切りですが、ここからが本番です。

木村氏「剣菱のこの瓶があれば、他のお酒もレンジで簡単に熱燗ができるのです。私は、自宅では『いろいろなお酒を少量ずつ飲む』のですが、飲みたい量だけ瓶に注いでレンジにかけて熱燗にすることができます」

熱燗をお店で飲もうとすると、ある程度の量がなければ温められない(手間ひま的な面でも)ため、二合以上というのが一般的。すくなくても一合以上。

それが、レンチン燗であればほんの少量でも温められるのです。熱燗のハードルの高さがいっきになくなった気がします。

(特におすすめは「剣菱同様、味の強いお酒」とのこと。レンジのため想定以上に温まることもあり、高温でも味がくずれにくいタイプが最初はよいのだとか)

③レンチン時間の調節で、ぬる燗からいろいろ試せる

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少量から熱燗にできる。そのため、普段熱燗にしないような「冷たい状態で美味しいお酒もちょっとずつ熱燗にできる」という楽しみがあります。

木村氏「私はなんでもこの瓶で温めるのですが、たとえば繊細なお酒などは、秒数を微調節して(木村氏の場合は30秒など)ぬる燗でいただいたりします。『何レンチンしてもおいしいな』って感じています」

今回試したのは「辰泉 ウマカラ」という、夏にぴったりのすっきり系のお酒。レンチンで20〜30秒ほど温めると、いっきにまろやかになります。日本酒って、温めると急に性格が変わるという、燗酒のおもしろさを改めて感じました。

また、湯煎で熱燗をつけると、温度計をみながらじっと待つのですが、レンチンだと本当にあっという間。「こんなに簡単にできるの??」と驚きました。

④剣菱の瓶で別の酒蔵のお酒を温める楽しさ

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(量り売りで購入しました。大塚の地酒屋こだま)

こちらのお酒、実は愛知県の「楽の世」。日本酒好きな人の間では比較的知られていることですが、かつては剣菱に桶売りをしていた蔵。つまり「剣菱を造っていた蔵」です。剣菱の技術を受け継いで独立した「楽の世」を、さらに剣菱の瓶で温める、という勝手に再結成させる遊びができます。

おいしい!というか、元剣菱ですから。元剣菱が、今剣菱のために作られた瓶で熱燗にされるわけなので当然です。しっかりボリュームがあり、でも重すぎず(重いことは重い)、じゅわっとフレッシュもある。

しかも、今回の楽の世は、剣菱のラインナップにはない「生酒」。剣菱の時には感じられなかった、生っぽい舌触りがはっきりします。「もし、剣菱が生酒をリリースしていたら」という妄想の世界を味わうことができるのです。

※剣菱は生酒はリリースしていません

ちなみに楽の世はなかなか濃いので、少し水足してレンチンすると余計おいしかったです。

おまけ:とにかくデザインがよい!

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(ちなみにSAKETIMESの小池編集長は、花瓶として活用していました)

木村氏「この瓶、とにかく可愛くないですか? 私がはじめてこのサイズを買った理由はこの見た目です。『黄金糖』みたいですよね」

木村氏「また、剣菱のラベルのマークは男性・女性を意味しているのですが、この瓶も、正面から見るとくびれがあって女性っぽく、横からみるとどっしりとしていて男性っぽいんです!」

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(正面)

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(横から)本当だ!!

自宅で熱燗しようとすると、意外と準備や片付けが大変(お湯わかして、温度計やチロリ、トックリを出し、それらを全部洗う)なのですが、瓶ひとつで完結するこの手軽さはすごいです。季節をとわず、どんどん熱燗を楽しめます。

熱燗好きな方、「黒松剣菱の小瓶」おすすめです。

木村さん、ありがとうございました!

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飛沫防止の仕切りのある某カフェにてお話しをお伺いしました。説明のため、わざわざ剣菱小瓶を持参くださいました。


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クリーミー大久保(日本酒)

もちろん、お酒を飲みます。

ありがとうございます。お酒がさらにすすみます。
酒を愛するクリーミー大久保です。10数年間、お酒に寄りがちな編集・ライターとして活動してきました。美味しいお話を綴っていきます。日本酒ナビゲーター資格保有。 【みんなのランキング】日本酒部門にも参加してます!https://ranking.net/users/ookubo