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「思考がtake & take」になっていないか。


#わたしの習慣


いつもこの話は講義で最初にしますが、

実は先日とある方から「地域の空いている建物の利活用」について アドバイスを求められ その方達がお越しになられた。

話を聞くと

「空いているスペースがある」

「地元の人も利活用を望んでいる」

「建物はまだ新しい」

「自然が豊な場所」

「アクセスは良くないけどリモートの人増えているから」

「オフィスとして貸し出したい」

「月の家賃はこれくらいなら入居するだろう、損益分岐点はこれくらい」

「人を1人雇えればいいかな」

「お金はあまりかけられない」

「掃除とかは入居する人」

みたいな話だった。 まぁ地方によくある話。

思わず「DE?」と 言いそうになった

プラットフォームや空いているスペース構築に今まで 数十箇所 関わってきたけど そのほぼ全てが「もったいない」とかから始まり そこから広がっていって 今度は家賃とか 自分のことから決めていく 当たり前といえば当たり前かもしれないけど

でもね

「借りる側の幸せはどこにあるの?」

「このプロジェクト ワクワクする?」

「このプロジェクトにお金を出すための理由は?」

などなど 借りて側の思いを聞きたくなる

まぁ思うに プランニングの講座しても 大体 自分の利から考える人が多い いわゆる「take&take」のひとが多い ほんと多い

例えば自分の場合はというと 「3つgiveして1つtake」 という法則を続けている まずは「相手の方から組み立てる」ことを基本とし 相手の人がどうやったら幸せになるのだろうかと考えながら作っていく。 まぁ何度も何度もtekeから考えて失敗してきたから。

だから講義とかでも授業でも テイカーではなくギバーになってねと話している。

それに損得勘定も「損」から始まるし give&tekaも「give」から始まるし 商売って売り上げよりも「仕入れ」が先に来るから

お客様が一体どんな状態になることが その人の幸せであり どんなことが起きれば楽しそなのか そしてその方が儲かるのか。 それをプランニングするのが「企画」ってものじゃないかなって思う。

まぁあとは大体 お金から入ると発想はつまらなくなるし そのお金の価格 例えば10万円の予算だったら 10万以上の発想はしなくなる。 予算がない方が はるかにアイデアは出るし お金を外した方がイノベーションは起きるんじゃないかなって思ってます。

そんなん甘いよ と言われるかもしれないけど 自分は発想の原点に「儲けない」というところから企画を作っていくことが多い。

お金が邪魔になる時があるからね。 だけど予算が決まってる場合はそのとおりに作るよ 相手から提示されていれば。しかしつまらなくなりそうだったら予算度外視で作ることもある(スタッフは またですか!と思っていると思う笑)

だから先日の方にも 

「自分の利じゃなくて 相手の幸せを考えてみたら?」

「一旦お金を外して そこから考えてみてはどう?」

「それで あなたの話 面白い あなただから協力する」

って言われたりする企画になったらいいですよね〜

と自分なりにお話をしてみた。

相手の思いを作り出したり 提供するのがデザイナーの役目 

自分が売りたいものを売るのはアーティスト

と自分に10年くらい前に教えてくれたのはデザイナーの浅井由剛さん

いまだに自分の基礎として使わせて頂いている

自分は やっぱりギバーであり ギバーの人と 仕事をしたいなぁ と思ったりしている今日この頃。

そして人の相談をお受けすると 実は 一番 自分が勉強させて頂ける。

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