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[剣盾ダブル][シーズン14最終39位 レート1926][最高7位] キョダイカメックス


はじめに

こんにちは、さとちん(@kisseasura468)です。今回カメックスを使いランクバトルシーズン14において、シーズン中盤に最高順位7位、最終順位39位レート1926を達成することができたので、記念に構築記事として残すことにしました。前期に使ったカメックス構築がもととなっているので、こちらの構築記事も合わせて読んでいただくとより分かりやすいかと思います。


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(シーズン中盤の1/21に達成)

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(最終順位)

構築経緯

 まず、前回タスキ持ちのかいでんぱレジエレキを使っていたのですが、ボルトロスでも同じことができるため、サポート型のボルトロスをレジエレキに代わって採用するところからスタート。他にもかいでんぱ使いはいますが、ここで最重視しているのは相手のレジエレキに上からかいでんぱを入れることができることです。そのため、前期のレジエレキは最速となっています。ボルトロスは特性のいたずらごころがあるため、努力値は素早さではなく耐久に振ることができるのが一番のメリットと考えました。前期は良い調整が思いつかず考察をやめたのですが、サポート型のボルトロスで結果を残している方がいたのでそれを参考にしました。技に関しては後述しています。ここでタスキが空いたのでかねてよりカメックスの削り性能と相性の良いスイーパーとして悪ウーラオスを採用。残りのメンツはブリザポスに、カメックスの苦手な水タイプを倒すためのゴリランダー、相手の草タイプを燃やすためのエースバーンでランクに潜っていました。これらのポケモンに関しては、前の記事で詳しく触れています。
 ランクでの対戦を経て疑問を持ったのがエースバーンとブリザポスでした。エースバーンは火力と素早さはあるものの、耐久が心もとなく、ブリザポス入りなどに苦戦を強いられていました。また、メインウェポンの威力が大事なところで0になるのもいただけません。そこで非ダイマでも汎用性がそこそこあり、先制技を持つ炎タイプのポケモンとしてエンテイを採用。シュカのみを持たせて1回はダイアースを受けれるようにしました。次にブリザポスですが、採用理由が曖昧で、使いこなせているとは言えない状態だったので、この時期に苦戦していたファイヤー構築に強くでるためにアタッカー型のレジエレキを代わりに採用することにしました。ファイヤーはかいでんぱを入れたいポケモン筆頭なのですが、悪タイプのためいたずらごころが無効化されてしまいます。しかし、後ろにレジエレキを置いておくことで立ち回りが楽になりました。
 グロチャレ前にこの6体が完成し、技はちょくちょく変えていましたがあとはずっとこれで潜っていました。最終日の序盤はファイヤーが減ったと感じたのでブリザポスに戻したりしたのですが、代わりにテッカグヤが増えていると感じたので結局レジエレキになりました。

個体紹介

カメックス

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特性:げきりゅう 持ち物:いのちのたま 性格:ひかえめ
実数値(努力値):169(116)-*-122(12)-150(252)-126(4)-114(124)
:しおふき/ふぶき/ねっとう/まもる
配分意図
H:10n-1 BとD:余り C:もとが足りないので最大 S:準速60族+2、1段階ダウンの最速100族+3 (ウツロイドまで抜ける)
火力
H252だけのチョッキ(≒HD特化)ガエンをキョダイホウゲキ(150)で確定1発
H252だけのコータスを晴れ下のキョダイホウゲキ(150)で確定1発
耐久(すべてダイマックスしたときのもの)
特化メガネレジエレキの10万ボルトが90.5%~106.5%
臆病いのちのたまサンダーのダイサンダー(130)が79.2%~94.6%
特化ゴリランダーのグラスフィールドハチマキグラスラが72.7%~85.7%

この構築のエースであり軸であり相棒。努力値は前期に僕が使っていたものとほぼ同じですが前期にレート2000を達成した中国のプレイヤーのBingjieさんが使っていたものにしました。技はメインウェポンのしおふきにサブウェポンのふぶき、ダイマが切れたときに使うねっとうです。まもるは、初手のサイドチェンジ持ち+レジエレキに対して被害を最小限にできないかと考え採用しました。特性はげきりゅうで、発動したときの水技はかなりの威力です。相変わらず水技の通りがよく、めちゃくちゃ活躍しました。しかしカメックスの知名度が上がったのか、前期よりもイージーウィンはできなくなったなという印象です。

ボルトロス

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特性:いたずらごころ 持ち物:オボンのみ 性格:ずぶとい
実数値(努力値):186(252)-*-114(108)-145-119(148)-131
:10まんボルト/かいでんぱ/こわいかお/ちょうはつ or みがわり
配分意図
B:ようきハチマキウーラオスのあんこくきょうだを75%で耐える D:おくびょういのちのたまレイスポスのダイホロウを93.8%で耐える
(参考元:【剣盾ダブルS13】起点作成ボルトニンフ【最終1911/78位】)

カメックスを通す上での要でありこの構築の過労死枠。技は安定打点の10まんボルトに採用理由のかいでんぱとS操作に使うこわいかおまで確定。ラストは最初ちょうはつだったのですが、ブリザポス入りにも出したいことが多々あったため、グローバルチャレンジ以降はみがわりを搭載していました。どのようにして出せるようになるかというとですが、後発から出てきたトリル下のザポスに対し、先制みがわりを連打することでダイマターンを消費させることができるようになります。この動きがとても強く、瞬間7位を達成した立役者です。ただ、シーズン終盤や最終日はかいでんぱ持ちのポケモンが環境に多いと感じたのでそれらを封じることのできるちょうはつに戻しました。たまにまけんきのダイマ読み行動をされアドを取れることがありましたが、ほぼカメックスと一緒に出すのでまけんきを考慮される立ち回りはあまりされませんでした。

エンテイ

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特性:せいしんりょく 持ち物:シュカのみ 性格:いじっぱり
実数値(努力値):191-183(252)-105-*-96(4)-152(252)
:せいなるほのお/しんそく/きしかいせい/まもる
配分意図
A:決定力を上げるため252振り S:準速
火力
H252ゴリランダーに対してせいなるほのおが90.8%~108.2%
H252ブリザポスに対してせいなるほのおが66.6%~79.2%
無振りテッカグヤに対してせいなるほのおが97.6%~116.2%
耐久
1段階アップA特化ブリザポスのダイアースがシュカのみ込みで79.0%~93.1%

草タイプを倒すのとスイーパーが主な役割。技はせいなるほのお、しんそく、まもるで完結しています。最後の枠にはおしゃれ技としてきしかいせいなんてものを入れてみました。素で撃つことはなかったです。ダイナックルとして片手で数える程度使いました。性格は、火力を重視していじっぱりです。持ち物はザポスと戦うためにシュカのみです。結局火力は足りてませんが、耐久が高く非ダイマでも使いやすいポケモンであると感じました。

ゴリランダー

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特性:グラスメイカー 持ち物:きせきのたね 性格:いじっぱり
実数値(努力値):198(182)-194(252)-110-*-90-115(76)
:グラススライダー/ばかぢから/まもる/ウッドハンマー
配分意図
S:味方のカメックス+1

カメックスのよき相棒。ホウゲキで削れた相手をグラスラとウドハンで一掃します。まもるがあると立ち回りの幅が広がるのでとても重宝しました。フィールドを取られた状態でレヒレと対面したり、上を取れている状態のブリザポスと対面することもあるので瞬間火力として最高のウッドハンマーは切れません。ばかぢからはガオガエンやカミツルギなどへの打点。Sに関して、相手のゴリラやレヒレの上をとりたかったのでだいたい抜いてそうな115に設定しました。

ウーラオス

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特性:ふかしのこぶし 持ち物:きあいのタスキ 性格:ようき
実数値(努力値):175-182(252)-121(4)-*-80-163(252)
:あんこくきょうだ/ふいうち/インファイト/みきり
配分意図
ASぶっぱ

最強のスイーパーです。ゴリラかエンテイどちらかか出せないような構築に対し、穴を埋めるような形で選出することが多かったです。雨パに対してボルトロスのこわいかおと合わせてよく選出しました。

レジエレキ

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特性:トランジスタ 持ち物:じしゃく 性格:おくびょう
実数値(努力値):155-*-94(188)-152(252)-70-251(68)
:10まんボルト/エレキネット/エレキボール/まもる
配分意図
B:ようきハチマキウーラオスのあんこくきょうだ耐え C:電気の高打点が欲しかったので252振り S:1段階アップ最速100族+1

いたって普通のレジエレキ。今回はサポーターではなくアタッカーとして入っています。技に関して、この構築においてボルトチェンジは撃つ機会がないので最大打点になり得るエレキボールを採用しています。火力、耐久、素早さのどれも妥協したくなかったのですが、かつかつなため、最低限ダイジェット1回のサンダーまで抜けるようにしてBCS振りとなりました。

選出と立ち回り

基本選出1
先発:カメックス+ボルトロス
後発:エンテイ+ゴリランダー

基本選出2
先発:カメックス+@1
後発:先発以外の4体の中から刺さっている2体

序盤にカメで数的優位をとり、削った相手を後発の2体でしばくというのが基本の立ち回りです。とにかくキョダイホウゲキを撃つことが大事です。ホウゲキさえ撃つことができればたとえ不利な状況になったとしても巻き返しがききやすくなります。スリップダメージを蓄積させるために相手の頭数を減らすことを目指します。オーロンゲポリ2などの初手から崩すのが難しい場合はしおふきから入り2ターン目以降にダイマックスをするなどして、カメックスのダイマ中に1体でも多く相手を倒すことを意識します。

後発カメックスが刺さっているとき
先発:ウーラオス、ボルトロス、レジエレキの中から2体
後発:カメックス+@1 

主にカエールパや、ガチガチのコントロール系統に対してこの選出をします。

カメックスがあまりにも刺さっていないとき
先発:ウーラオス、ボルトロス、レジエレキの中から2体
後発:先発以外の中から刺さっているやつ

ダイマックス候補は主にエンテイとレジエレキです。

対雨パ
先発:カメックス+ボルトロス
後発:ウーラオス+@1

かいでんぱとこわいかおでキングドラを弱体化させます。こわいかおを入れると裏のウーラオスで〆るプランが取りやすいのでできれば当てたいところ。ライチュウが出てきた場合は優先的に処理します。@1には、ゴリランダーが相手にいるならエンテイ、いないならレジエレキかゴリラを出します。基本的に水タイプが2体いますが、キングドラなどからカメックスに対して強力な打点があるわけでもないのでボルトロスを絡めて殴り合っていきます。

その他補足
・カプ・レヒレがいる場合は必ずゴリランダーを選出します。
・ウーラオスが後ろにいるときはダイアイスをよく考えて撃ちます。

きついやつ

初手サイチェンポリ2+ダイマレジエレキ
ほんとうにやめてほしい。じゃんけんかつ1ターンで勝負が決まるのでほんとうにやめてほしい。並びから予想するのが難しく、この2体を初手で出されると限らないので選出での決め打ちができず辛いのでほんとうにやめてほしい。被害を最小限にするためにカメにまもるを入れているが、ただのごまかしに過ぎないのでほんとうにやめてほしい。

かいでんぱ
自分で使っておいていうのもあれですが、本当に厄介です。C実数値150しかないカメックスの特攻を2段階も下げられるときついなんてもんじゃありません。

おわりに

1月は学期末ということもあり、終盤がっつり潜れないだろうということで毎日コツコツ潜って順位を盛っていましたがそれが功をなしたのか、特に盛大に溶かすことなくシーズンを終えられました。一貫して同じメンツを使い続けられたのもよかったです。ただ、終盤になるにつれ環境のメタとの乖離を感じていたので構築の完成度はまだまだ伸びしろがあるとも思いました。
しかし結果としては目標のカメックスで最終50位以内に入ることができ、とても嬉しいです。次は30位以内を目指そうと思います。また、2月のてるるんチャレンジはシリーズ7ということなので、もう少しカメックスを擦っていこうと思います。
質問やアドバイス、誤字脱字などありました気軽にさとちん(@kisseasura468)までよろしくお願いします!
それではここまでお読みいただきありがとうございました!

追記
この並びを基にしたものでPJCS2021本戦に出場し、25位に入ることができました。


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