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[剣盾ダブル][シーズン13最終64位 レート1919][てるるんチャレンジ#7 Top8] キョダイカメックス


はじめに

 あけましておめでとうございます。さとちん(@kisseasura468)です。今回カメックスでてるるんチャレンジ#7 Top8、ランクバトルシーズン13最終64位レート1919を達成することができたので、記念に構築記事として残すことにしました。以前に書いたカメックスの考察記事と合わせて読んでいただくとより分かりやすいかと思いますので是非読んでみてください。

構築経緯

 今年最後のシーズンなのでカメックスで締めくくろうと思い、キョダイカメックスからスタート。とりあえずカメックスと相性の良いゴリランダー、対電気タイプとして霊獣ランドロス、水タイプを厚く見るために電気枠としてカプ・コケコを採用。ブリザポス構築に不安があったのでスキスワクレセとヒードランを採用してとりあえずランクに潜ってみました。

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(最初期につくったカメックス構築)

カメックスで削ったあとにゴリラで一掃する動きがやはり強く、カプ・コケコも高い素早さから動けるのが強かったのですが、ブリザポス相手にクレセドランと並ぶことが少なく、ランドロスも地面技を撃ちたいけど地震は撃ちたくないという場面があったりと噛み合いませんでした。また、初手に出てくるレイスポスやサンダー、レジエレキがきつかったり、カミツルギ、数を増やしてきたゴリランダーの処理がきついという問題がありました。
 まず初手に出てくるサンダー、レジエレキを何とかしようと思い、コケコの技一覧を見ていると、かいでんぱが目に留まりました。Cさえ下げてしまえばカメックスならなんでも耐えることができます。「でもコケコじゃレジエレキの上とれへんしレイスポスと同速やし...もっと早かったらな~」となっていたところ、「レジエレキもかいでんぱ覚えるやん!!!」となり、コケコに代わってレジエレキを採用することにしました。Sを削り耐久に割いているレジエレキが流行っていることもあり最速で、初手で出してなるべく多く仕事をしてほしかったのでタスキでの採用となりました。同じことがボルトロスでもできるのですが、シンプルに電気の高打点もほしかったので火力を優先してレジエレキにしました。
 次にカミツルギなどの草タイプに対して不安があるヒードランの枠にエースバーンを採用。後発から出てくるハチマキゴリラに対して余裕を持たせるためグラスシードを持たせました。
 さらに、クレセでは火力の無さや柔軟な動きがしづらいことから相手のS操作を絡めた展開を切り返すのがきつかったため、殴れるS操作要因としてポリゴン2を採用。メタグロスへの打点が不足していることからシャドーボールを持たせました。最後に後発サンダーや、かいでんぱを入れ損なったときのストッパーとしてパワフルハーブウツロイドを採用しました。
 また、てるチャレに出る際、ダイマが切れたあとのカメックスがあまりに貧弱なこと、環境からレヒレが消えたことからねっとうとあくびを採用。加えてゴリランダーに関して、グラスラとウッドハンマーの撃ち分けがしたい場面がそれなりにあったことやBo3で柔軟に動けるようにしたかったことから持ち物をきせきのタネに変更し、まもるとねこだましを採用しました。

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(てるチャレ#7参加時のカメックス構築)

まもるを多く搭載していたり、ねこだまし、あくび、かいでんぱなどの技のおかげでとても柔軟にプレイングすることができます。エスバゴリラの先制技が偉かったり、ウツロイドがビーストブーストでSを上げられるようにしていたりと相手の上をとる手段がそこそこ豊富で、かつ火力も全体として高くまとまっており、キョダイホウゲキと相まってかなり攻撃的な構築に仕上がりました。てるチャレでは予選5位通過ベスト8となることができましたが、それと同時に問題点もいくつか見えてきました。
 主な問題点として、フシギバナ構築に対して立ち回りが窮屈になり後手にまわってしまう、相手のポリ2の処理ルートが少ないポリ2のトリルを全く使わない、ランドとウーラオスに加えゴリラがいるようなサンダー入り構築などにウツロイドが出せない、などです。そこで氷打点と格闘打点が必要だと思い、てるチャレ終了後にポリ2のトリルをれいとうビームに、Bo3の1戦目ではほとんど使わなかったゴリラのねこだましをばかぢからに変更。さらに最終日にウツロイドをブリザポスに変更しランクバトルに臨みました。

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(てるチャレが終わったあと~最終日前日まで使った並び)

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(最終的に使った並び なんと全員単タイプです)

最終日の16時頃からブリザポスを使い始めたため、ウツロイドとどちらが良いかはまだ煮詰め切れていませんが、1900帯でも十分戦えたのでとりあえずこれはこれでいいかなと思いました。

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個体紹介

カメックス

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特性:げきりゅう 持ち物:いのちのたま 性格:ひかえめ
実数値(努力値):171(132)-*-120-150(252)-125-114(124)
:しおふき/ふぶき/ねっとう/あくび
配分意図
H:余り C:もとが足りないので最大 S:準速60族+2、1段階ダウンの最速100族+3 (ウツロイドまで抜ける)
火力
H252だけのチョッキ(≒HD特化)ガエンをキョダイホウゲキ(150)で確定1発
H252だけのコータスを晴れ下のキョダイホウゲキ(150)で確定1発
耐久(すべてダイマックスしたときのもの)
特化メガネレジエレキの10万ボルトが89.4%~105.8%
臆病いのちのたまサンダーのダイサンダー(130)が78.3%~93.5%
特化ゴリランダーのグラスフィールドハチマキグラスラが73.6%~86.5%

この構築のエースであり軸であり相棒。技はメインウェポンのしおふきにサブウェポンのふぶき、ダイマがきれたときに使うねっとうとあくびです。特性は高い耐久と相性の良いげきりゅう。発動したときの水技はかなりの威力です。環境的に水技の通りがかなりよくめちゃくちゃ活躍してくれました。弱点技でもけっこうなんでも耐えることができるので強気に動かしていくことができます。

レジエレキ

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特性:トランジスタ 持ち物:きあいのタスキ 性格:おくびょう
実数値(努力値):155-*-70-152(252)-71(4)-277(252)
:10まんボルト/エレキネット/かいでんぱ/まもる
配分意図
C:電気の高打点が欲しかったので252振り S:相手のレジエレキの上を取るため最速

カメックスを通す上での要。技は安定した打点としての10まんボルトにS操作と範囲技のエレキネット、採用理由のかいでんぱに場持ちをよくするためのまもる。かいでんぱがとにかく強く、特殊アタッカーにとても強く出られます。エレキネットで素早さのサポートもでき、速すぎるSと相まって確実に仕事をこなすことができます。

エースバーン

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特性:リベロ 持ち物:グラスシード 性格:ようき
実数値(努力値):155-168(252)-95-*-96(4)-188(252)
:かえんボール/とびひざげり/ふいうち/まもる
配分意図
A:決定力を上げるため252振り S:Sを下げたレジエレキと対面することもあるかと思い最速

草タイプを倒すのとスイーパーが主な役割。採用理由のかえんボールにポリゴン2への打点となるとびひざげり、削ったレイスポスやゴリランダー、レジエレキなどを刈り取るためのふいうちに、大事に扱うためのまもる。ふいうちとまもるが少し珍しいと思いますが、S操作の乏しいこの構築には必要不可欠です。

ゴリランダー

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特性:グラスメイカー 持ち物:きせきのたね 性格:いじっぱり
実数値(努力値):198(182)-194(252)-110-*-90-115(76)
:グラススライダー/ばかぢから/まもる/ウッドハンマー
配分意図
S:味方のカメックス+1

カメックスのよき相棒。ホウゲキで削れた相手をグラスラとウドハンで一掃します。ばかぢからはガオガエンやカミツルギなどに対して余裕が生まれるので採用して正解でした。Sに関して、相手のゴリラやレヒレの上をとりたかったので115に設定しました。

ポリゴン2

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特性:ダウンロード 持ち物:しんかのきせき 性格:ひかえめ
実数値(努力値):191(244)-*-110-162(180)-115-91(84)
(てるチャレ使用時:189(228)-*-110-172(252)-115-84(28))
:トライアタック/れいとうビーム/シャドーボール/じこさいせい
配分意図
最速モロバレル+1

てるチャレ終了後にモロバレルがかなり刺さっていることに気づいたのでトリルを切ったついでにSも上げました。モロバレルと全然マッチしなかったのでこれでよかったかはわかりません。トリルを切った理由は先述の通りで、こっちからトリルを展開するわけでもないしトリル返しをする動きは基本的に弱いことから不必要だと判断しました。さらにほかのポケモンが出せないときの消極的選出をすることもあったので技範囲を広げる形でこのような構成になりました。

ブリザポス

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特性:しろのいななき 持ち物:オッカのみ 性格:いじっぱり
実数値(努力値):207(252)-216(252)-150-*-130-51(4)
:つららおとし/10まんばりき/インファイト/まもる
配分意図
ミラー意識のSに4振り

ウツロイドに代わってサンダーを倒すために採用。対トリル軸にもいくらか強くなりました。持ち物はまもるを使いたかったためチョッキはなし。サンダーやその他炎タイプと草タイプの並びにも出したかったためオッカを持たせました。


一応ウツロイドも紹介します。

ウツロイド

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特性:ビーストブースト 持ち物:パワフルハーブ 性格:おくびょう
実数値(努力値):185(4)-*-80(100)-166(148)-152(4)-170(252)
:パワージェム/ヘドロばくだん/メテオビーム/まもる
配分意図
ようきウーラオスのあんこくきょうだ確定耐え
最速

第3のスイーパー。メテオビームで相手を倒すとCとSが上がるのが強く、ファイヤーやサンダーに対してめちゃくちゃ強かったです。きあいのタスキが持てないので行動保障としてウーラオスのあんこくきょうだ確定耐えまでBを伸ばしました。

選出と立ち回り

基本選出
先発:カメックス+レジエレキ
後発:エースバーン+ゴリランダー

その他
先発:カメックス+@1(基本レジエレキ)
後発:先発以外の4体の中から刺さっている2体

 カメエレキで数的優位をとり、この2体で削った相手を後発の2体でしばくというのが基本の立ち回りです。とにかくキョダイホウゲキを撃つことが大事です。ホウゲキさえ撃つことができればたとえ不利な状況になったとしても巻き返しがききやすくなります。スリップダメージを蓄積させるために相手の頭数を減らすことができればベストです。
 S操作が乏しいので相手の展開を許してしまいがちにはなりますが、ホウゲキのスリップダメージと先制技、全体としてまもるを多く仕込んでいたり、個々の耐久も高いポケモンが多いのである程度サイクルも回せ、しっかりと対処することができます。

きついポケモン、並び、動き

オーロンゲ+水ウーラオス 裏サンダーなど
レジエレキがまともに動けないのでゴリランダーで受けたいところですが、この手の構築はゴリラが出せないことが多くきついです。

後発ダイマブリザポス
カメックスのダイマが切れると受けられるポケモンがいないのできついです。このような構築には序盤に相手の残数を削ってカメのダイマ中にブリザポスを引きずり出し、攻撃をあてることを意識します。先発から出てくる分には、しっかりと削りを入れられ裏の圏内に押し込むことができるのできつくないです。

フシギバナ構築
カメの永遠の天敵です。といってもフシギバナ自体はそれなりに厚くみているので倒せますが、とりまきのポリ2やウーラオスを考慮すると立ち回りがシビアになります。カメックスとエースバーンのHP管理が非常の重要になり、ホウゲキは撃ちつつもバナをなるべく早い段階で処理し、頭数をとられないように立ち回ることを目指します。

その他、全力でカメックスを倒そうとする動き
とにかくカメックスの行動回数がそのまま勝ちにつながることが多いこの構築において、カメックスを序盤に失うことは直接負けにつながります。それをさせないためのレジエレキなのですが、最終日に再戦でサイチェン+ダイマレジエレキにカメが倒され1ターンで負けた試合があったので、一応ここに書いておくことにします。

おわりに

 ここまでお読みいただきありがとうございます。12月31日の19時半頃にレート1919に到達し、その後お酒を飲んで寝てしまったので本当に最終日を戦ったのかというと怪しいところで最後まで通用したかどうかはわかりません。ですが、最終順位自己ベストをカメックスで更新できたのでとても嬉しいです。まだまだカメ軸の構築は発展途上で伸びしろを感じているので、次は最終50位以内+カメックス全一を目指して頑張ろうと思います。
 質問やアドバイス、誤字脱字などありました気軽にさとちん(@kisseasura468)までよろしくお願いします!
それでは今年もよろしくお願いします!

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