春眠
「たくさん寝たのに眠い」
私は間抜けで平和なこの言葉がとても好きです。
平和の象徴の座から鳩を引き摺り下ろして、この言葉にしたいくらい好きです。
私は33歳くらいから日の出とともに目がさめるようになりました。
なので「たくさん寝たのに眠い」状態に久しくなっていません。
「春眠不覚暁(春眠暁を覚えず) 」という漢詩がありますが、こちとら春眠に限らず、「年中暁を覚えまくり」です。
この漢詩を歌ったやつは20代の若造で、いくらでも寝れる体力を持っていたと予想します。
そして会社に遅刻した際に、「春っていくら寝ても眠いっすよね?」っていう言い訳を雅に漢詩で表現したに違いありません!!
キーッ!
若いってうらやましい!
若さが妬ましい!!
と、思ってWikipediaで調べてみたら、この漢詩は孟浩然さんという人が40代で詠んだものらしいです。
若さ関係ないじゃん。
単に私の体質がおじいちゃんだったってだけの話でした!
とにかく、「たくさん寝たのに眠い」が溢れるこの平和な季節、「春」を私は祝いたいと思います!
それではお聴きください。
宇多田ヒカルで「Play A Love Song」
長い冬が終わる瞬間
笑顔で迎えたいから
意地張っても寒いだけさ
悲しい話はもうたくさん
好きだって聞かせてくれよ
Can we play a love song?
都内の大手企業子会社の係長 35歳 メガネ