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【デッキ紹介】 禍燭ノ天 (かしょくのてん)

初めに

こんにちは、ケイです。ブログ、流行ってますね。ぼーっと眺めてましたが、たまには私も書こうと思います。

下線がついているものは該当ページへのリンクとなっていますので適宜ご活用ください。


デッキを組んだきっかけ

魔界劇団カーテンライザーが使いたくてデッキを組みました。

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特殊召喚するP効果が有名ですが、今回はモンスター効果②『1ターンに1度、デッキから「魔界台本」魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。自分のEXデッキから表側表示の「魔界劇団」Pモンスター1体を手札に加える。』に目を付けました。
名称ターン1が無いため、出せば出すだけアドバンテージが取れます。
Pモンスターですから召喚→各種素材へ→P召喚とするだけでも2枚回収できます。

ところで、カーテンライザーの効果を何度も使うならその分だけ「魔界台本」が必要となります。
カーテンライザーを使い倒すコンセプトを実現するためには常にコストとなる台本がデッキになければなりません。

そこで登場するのがこのデッキのもう一つの核、祝福の教会リチューアルチャーチです。

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墓地へ送られた「魔界台本」を②でデッキに戻すことで、カーテンライザーのパワーを遺憾なく発揮することができます。
脚本家の方には申し訳ありませんが、この2枚によって台本は読まれることなく、デッキと墓地を延々と行き来することになります。

このデッキの基本であり、デッキを組むきっかけとなった動きです。



デッキレシピ

公式DBへのリンクはこちら

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準備

まずは、カーテンライザーへのアクセスのため、ワイルドホープを破壊することから始めます。

キーカードは彼。

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↓ 動画はこちら(音出ます)

↓ テキストはこちら

必要札:「魔界劇団」モンスター+Pモンスター+セルフブレイク

たとえばこんな感じ。

スクリーンショット (111)

⑴ 「魔界劇団」を召喚し、ハイパーディレクターをリンク召喚。
ハイパーディレクターの効果でPモンスターをスケールから特殊召喚し、デッキからワイルドホープをスケールにセット。
⑶ セルフブレイクしてカーテンライザーをサーチ。


要求枚数こそ多いですが、サーチ込みで
「魔界劇団」モンスターが20枚

魔界劇団

Pモンスターが31枚

Pモンスター

セルフブレイクが16枚

セルフブレイク

入っているので割と安定します。


初手例

試しに10回引いてみました。1,4以外は『「魔界劇団」、Pモンスター、セルフブレイク』の3要素が揃っており、雑計算で初動率は80%になります。4もペンデュラムスイッチを上手いこと使えばワイルドホープを破壊できなくも無いので実質85%ぐらいでしょうか。

良い手札を選りすぐってきたんじゃないの?と疑っているそこのあなた!是非お試しドローしてみてください。
遊戯王ニューロンにて「ケイのデッキ」で検索!


(疑っているあなた!とか言いましたけど、見直したら4/10でジャックインザハンドあるのはドロー偏りすぎですね…初手率85%は流石に高い気がします)


閑話休題。カーテンライザーもサーチしたので、次ターンからそろそろ動きだしましょう。



初動

リチューアルチャーチへのアクセスに向かって動きます。よう分からんカードが出てくるので載せときます。

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とりあえず②でモンスターをリリースできることだけ覚えといてください。


↓ 動画はこちら(音出ます)

↓ テキストはこちら

手札:カーテンライザー+Pモンスター
EXデッキ:ワイルドホープ

⑴ カーテンライザーを特殊召喚、EXデッキのワイルドホープを回収。
⑵Pモンスターを召喚し、エレクトラムをリンク召喚。オッドアイズシンクロンをEXデッキへ。
⑶ ⑴で回収したワイルドホープエレクトラムで破壊し、EXデッキからPモンスターをサルベージ。破壊されたワイルドホープの効果で「魔界劇団」をサーチ(この2枚でスケールを揃える)。
⑷ オッドアイズシンクロンを含む2体のモンスターをP召喚しその2体でハリファイバー宣告者の神巫を(エレクトラムの下に)リクルート。
⑸ エレクトラムハリファイバーラスタライガーをリンク召喚し、リンク先の宣告者の神巫をリリース。神巫サイバーエッグエンジェルをリクルートし、チャーチをサーチ。

この後はチャーチ神巫を蘇生してエッグエンジェルと適当にシンクロすることが多いです。
カーテンライザーをP召喚していれば計2枚の「魔界台本」が落ちているはずなので神巫を蘇生する分の魔法は自然と確保できます。



次は、採用カードについてお話します。

魔界劇団

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カーテンライザーは同名カードも回収でき、あればあるだけ強いので3。
メローマドンナワイルドホープは引ければ準備を短縮できるのでこれらも各3。
この3枚にはそれぞれラスターPの効果を使うメリットがあるので、そういう意味でも枚数は多い方が望ましい。

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カーテンライザーのサルベージを展開力に変換できる重要ポジション。無限に使い回せるので1でも問題ありませんが、ジャックインザハンドで取られて返ってこないと困るので2。
エキストラを動かしやすくするためエキセントリックデーモンペンデュラムスイッチヴァルカン等々Pゾーンを空けられるカードをちらほら採用しています。

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この2枚はP効果での相手への対処を目的に採用。メローマドンナと合わせる高スケールとしても使えます。
コミックリリーフも先ほど述べたPゾーンを空けられるカードの1枚ですね。

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壁。破壊耐性に加えて後続のリクルート効果まであるのでP召喚で無限に出てくることも考えるとなかなか鬱陶しそう。
リクルーターのくせに耐性のせいで自爆特攻できないというとんでもないカードデザイン。お茶目でかわいいね。

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台本サーチ役。メローマドンナで減ったLPを回復するためにオープニングセレモニーを持ってくることが多いです。
カーテンライザーとリソースを食い合うのでご利用は計画的に。

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覇王スターヴでコピーする用です。手札調整でよく捨てられています。かわいそう。


ティンクルリトルスター顔

不服そうなティンクルリトルスターちゃん.png


これらは全てハイパーディレクターの素材となり準備に貢献します。

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実はPモンスターならなんでも特殊召喚できる。

このカードには準備の他にも
・すぐ出せるライゴウの素材
・簡易的なペンデュラムスイッチ涅槃の超魔導剣士が狙い目)
・「魔界劇団」をEXデッキに送り、カーテンライザーの回収対象を用意する
等の役割があります。


魔界台本

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調整した結果全部で4。
クセのない魔王の降臨をベースにライフ回復用のオープニングセレモニー、一応対象を取らないバウンスのファンタジーマジックを有事に備えて1枚ずつ。



DD

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チャーチの手札コストとなる魔法をサーチできるPモンスターが欲しかったのでケプラー地獄門を採用。
ケプラー地獄門→「DD」でセルフブレイクが用意できれば準備がスムーズになるのでカオスアポカリプスも追加。



メタルフォーゼ

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バニッシャーが強そうだったのでお試しで採用。リクルートしたバニッシャーカウンターで回収し、シザーマインドオーガスでデッキに戻すことでピンのバニッシャーカウンターで何度も出せます。



EMオッドアイズ

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初動で使うオッドアイズシンクロンと防御札兼ボルテックスでの切り返し用のディゾルヴァー、それらをサーチするドクロバットジョーカーペンデュラムマジシャン天空の虹彩、そこら辺からあちらこちらに手を伸ばせる天空の魔術師といった面々。

ペンマジ準備のPモンスターとセルフブレイクの部分を1枚でやってくれるのがお気に入り。



その他

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ガイドクリッターケルビーニ…を唱えるためではなく、必要なカードを適宜デッキから引っ張りつつP召喚前にマーカーを用意するため採用。
対応しているのはコミックリリーフエキセントリックデーモンシザーそしてガイド自身。


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エキストラファンキーコメディアンを選択することで「魔界劇団」を、ケプラービスマギアを選択することでセルフブレイクを確定サーチできます。
観測範囲内に使ってる人があまりいないのでおすすめの☆1あれば教えてください。


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棒立ちになりがちなハイパーディレクターをサポートしてくれます。適当な☆4が下にいるだけでリダンと相打ちが取れます。×400と倍率が高いのでなかなか侮れません。

このデッキの大型モンスターは融合やシンクロなど、その多くが高レベルになっているので

スクリーンショット (105)

頑張ればこんな感じになります。侮れませんね。

ちなみにこのカード、リンク先であれば相手モンスターも参照します。
コミックリリーフで入れ替えたモンスターの位置はどちらも自分が決められるのでリンク先を埋めて高打点をぶちこんでやりましょう。



儀式ギミック

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チャーチのサーチ先として単体でも使いやすいサウラヴィスをまず採用。
どうせなら場に出した~いと駄々をこねてたら、捨てたサウラヴィスを墓地から出せるオッドアイズアドベントがあったのでこれも採用。天空の虹彩でもサーチできます。
儀式素材がPモンスターに限定されていますが、このデッキにとっては些細なことです。メローマドンナバニッシャーなら1枚で☆7賄えますしね。


神巫虹光のセットに余力があったので、チャーチで戻しきれなかった分を戻せるマインドオーガスを採用。

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Pデッキゆえ貪欲な瓶居合ドロー等のリソース回復が上手いこと使えず悩んでいましたが、アクセスが容易な点、相手の墓地に触れて邪魔もできる点が高評価。
墓地は第2の手札なので実質ハンデス。

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チャーチと「魔界劇団」を(強引に)つないでくれた革命児。
初動で使った後もヴァルキュリアファーニマルエンジェルといったEXの大型モンスターへの布石となるモンスターを引っ張り出してくれます。

下図の要領でマインドオーガスの召喚、神巫のリリースはサイクルできます。必要に応じて。

スクリーンショット (106)



融合ギミック

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マーカーの確保と融合への導線を1枚でやってくれるPデッキには激推ししたい1枚。
Pモンスターのみで召喚できる融合モンスターの一例はこちら
カーテンライザー(攻撃力1100)がギリギリ②で出せないのが惜しい。

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プロキシーFの先その1。初動で持ってきたオッドアイズシンクロン(シンクロに使わなければ除外されない)と適当なPで出します。
オッドアイズアドベントの追加効果を使えるようにする意図も一応ありました。使ったことはありません。

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プロキシーFの先その2。素材はシザー+エンジェル
線は細いですが1度出せばエンジェルで何度でも蘇生可能。それ相応のメリットはあると判断しました。
同素材で融合可能な「デストーイ」は他にも何体かいますが、蘇生まで考えると自然とここに落ち着きました。

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闇P2体、いつでも出せます。

コピー先の狙い目は
・ティンクルリトルスター1度のバトルフェイズ中に3回までモンスターに攻撃できる。

・ラスタライガー自分または相手の墓地のリンクモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、そのモンスターの攻撃力分アップする。

の2体。貫通も合わせて強力なフィニッシャーになってくれます。
初動で使ったラスタライガーが絡んでくるのが伏線回収感あって好き。アニメなら絶対相手が「そうか、あの時……(回想)」ってなってる。



シンクロギミック

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下記2枚の☆6Sでの妨害目的の採用。
ハイパーディレクターの制約を抜けて半端に散らかった盤面からでも妨害を飛ばせます。

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ホップイヤーに限らず、☆2チューナー+☆4非チューナーで出すこのデッキの基本となるシンクロモンスター。状況に応じて使い分け。


そこからつながる先は

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☆6S+☆4Pで出すので使い終わったカーテンライザーの消費先として大変優秀。
破壊されてもPゾーンに移るのでペンデュラムスイッチで振り回してたらそのうち相手は死にます。

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出せるので入れてみました。①フリーチェーンにしてくれんかな。マジで。頑張ればチャーチで蘇生できます。




不採用カード

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ケプラーと同じく魔法をサーチできるPモンスター。☆4で扱いやすいのですが、『時~できる』効果のせいでハイパーディレクターで特殊召喚したときにタイミングを逃します。「タイミングを逃すので発動できません」と相手に説明するのが嫌すぎて不採用。

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「魔界劇団」のエース。プリティヒロインに任せている「魔界台本」のサーチは本来彼の役割なんですが、召喚してハイパーディレクターになれない、8以上のスケールを安定して確保できない、など使いづらさが目立ったので退団して頂きました。

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カジュアル勢が「魔界劇団」に触るとき、98%ぐらいはこのカードの②を筆頭に『相手の効果で自分のカードを破壊させる』ことが目的だと思うんですけど、このデッキにおいては、
チャーチと場所を取り合う
・最終盤面に「魔界劇団」が残らない
・「魔界台本」をサーチするメリットが薄い
と一切噛み合わなかったので不採用。テーマ内でサーチできたら話は違ったんですけどね。




なぜ60枚なのか?

デッキ枚数が60枚とボリューミーになっていますが、これは枚数が削れなかったわけではなく意図的なものです。

具体的には、

「魔界台本」を引いた分だけカーテンライザーで取れるアドバンテージが減るので、素引きする確率を極力下げる

特定の初動札に依存していないので、デッキ枚数を増やしても安定した初動を実現できる

・天空の魔術師
神巫を使ってデッキ内のカードの多くは自由にアクセスできる

の以上3点をもってデッキ枚数を60枚に設定しました。



おわりに

以上となります。恐らく「魔界劇団」と聞いてイメージされるものとは異なる動きをするデッキとなっておりますが、手札が増えて大型モンスターも色々出せる楽しいデッキになってます。

文中でもお知らせした通り、デッキレシピは遊戯王ニューロンにて「ケイのデッキ」「00362278(noteのURLの一部)」等で以前紹介したものとともに公開しております。

ちなみにカーテンライザー(Curtain Raiser)とは、「前座」を表すらしいです(遊戯王カードwikiより)。
台本は読まない、スター(ビッグスター)はいない、前座が出ずっぱり…………劇団としては完全に終わってますが、デッキとしては満足のいくものになったのでオールオッケーです。

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