見出し画像

猫の日に寄せて

『猫は野良と決まっています』

とは、西村しのぶ先生の漫画『アルコール』の主人公のセリフですが、私にとっても猫とは野良猫、のイメージが強いです。

ゆうちゃんは、自分の庭にやってくる野良猫には、無関心でした。無益な争いを避けるというよりは、完全に無関心でした。

散歩中に、野良猫に遭遇しても知らんぷりというか、時々気がついていないことすらあります。一度、散歩の時に私の目の前にいた猫(少し低い石塀の上に寝ていた)が、私に驚いて逃げたのですが、その声にも無反応でした。クン活していたのです、もしかしたら猫の匂いは嗅ぎ取っていたかもしれませんが、積極的に探す素振りはなく、そのままいつも通りの散歩を続けたのでした。

ゆうちゃんがいるから、というのもあるのですが、猫には縁のない人生です。

飼ったこともないので、遠くから、それこそ野良猫をそっと眺める人生です。

エジプト展に行くと、だいたい猫が猫のまま、石像だったりミイラになっていたりするのが割と驚きだったりします。4,000年前から猫は猫なんだな〜みたいな、不思議な気持ちになります。

よそ様のお宅の猫ちゃん動画をたまに見るのですが、あんな風に色んなところに入ったり登ったり隠れたりされるの、とっても大変だな…。私は片付けが得意ではないので、猫ちゃんが部屋で遭難してしまいそう。
それに猫ちゃんって、犬より繊細な生き物っぽいので、(お水すら、気に入らないと飲まないとか、なかなか繊細だと思う)きっと私とは波長が合わない気がする。
あと、猫カフェに行ってみたいけど、ゆうちゃんの匂いで敬遠されそうで踏み切れない。犬の匂いって猫的にはどうなんだろう。

猫ちゃんとは、時々遭遇してすれ違うくらいが、ちょうど良い距離かもしれないなぁと思った猫の日でした。

テレビの子猫の鳴き声を聞くゆうちゃん

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?