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Ⅲ 低学年で覚えて欲しい対人スキル 24 学校のルールを覚える その1

 補助項目は3つです。
  1️⃣ クラスルールは全部覚えて、口で唱えられるようになる。
  2️⃣ 学校のルールは全部覚えて、口で唱えれるようになる。
  3️⃣ 遊びなどのルールも全部覚えて、口で唱えられるようになる。

ここでは、ルールについて【解説】します。

 クラスや学校には、実にたくさんのルールがあります。だいたい常識的考えれば、すぐ分かるようなことでもルール化されています。
 例として「体育館を使うときの低学年のルール」を書き出してみましょう。

 ・体育館に行くときは、2列に並んでいく
 ・教室は、日直が閉める
 ・廊下は、静かに歩く。喋らない
 ・体育館は、体育係が開ける
 ・体育倉庫は、体育係が開ける
 ・上靴で入らない。体育館シューズに履き替える
 ・体育倉庫には、入らない。物を持ち出さない
 ・電気は先生がつけるので、配電盤に触らない 
 ・マットに座らない
 ・とび箱に乗らない
 ・2階に行かない
 ・舞台に上がらない
 ・ピアノに触らない
 ・舞台裏に行かない
 ・ドアは全部全開にする
 ・カーテンが閉まっていたら、日直が開ける
 ・かってに走り回らない

 体育館に関してだけでも、これだけあります。ただ、体育の授業に行くのですから、言われなくても分かるようなものばかりです。だから、平均タイプは言われなくても分かるし、1回言われれば理解してそのルールを守ります。
 しかし、凸凹タイプは言われなくては絶対に分からないし、言われてもなかなか納得できません。先生は、あまり理由もなく「~だめです」というだけからです。でも、理由を言っても、納得しなかったりします。
 次のように、考えたりしています。

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