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元発達相談員の育て直し日記【発達アセスメント編】一部有料

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これで、本として完結しています。一部の記事が有料です。発達の凸凹について、観察だけで簡単にアセスメントできる方法を書いています。そして、その凸凹が引き起こす困り感への支援を、先生… もっと読む
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誰でも観察だけで簡単にできる《発達のアセスメントの方法》と、それに対する《具体的…

なぜ、発達検査が保護者や通常学級の先生に不要なのか? 発達の凸凹のアセスメントを行うため…

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通常学級や家庭に こんな子どもが、いませんか?

 これから、《観察だけで誰でもできる発達のアセスメントの方法》を書いていきます。その前に…

先生や保護者《親》が知っておくべき「発達」のこと

 さらに、発達の話をもう少しします。先生や保護者が理解し、支援や配慮しやすいように簡略し…

「やりとり」がうまくできない原因は何か?

 では、なぜ「やりとり」ができなかったり、するつもりにならなかったりするのか?それには、…

「やりとり」がうまく行かないと、どうして発達は偏るのか?➪平均タイプと凸凹タイプ…

 平均的タイプは発達が偏らないのに、凸凹タイプは発達が偏って凸凹になる原理を説明します。…

脳がどのように機能するか?そして、脳の凸凹(機能偏在)とは、どんなことか? ちょ…

 これから、アセスメントの話をしていくにあたって、脳の機能を少しだけ学んでください。先生…

《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その1 アセスメント

 下図が《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》の脳の機能図です。見たことを取り入れるところ《視覚的短期記憶》、見たことを理解し考えるところ《視空間的ワーキングメモリー》、身体・手指を使うところのどこか、または全部に凸凹(機能偏在)があります。  それを見つける方法(アセスメント)を書きます。  次の10項目を観察してチェックしてください。担任の先生や保護者なら、普段からよく観察しているので観察し直さなくてもすぐチェックできるでしょう。  逆に言うと、発達のアセスメントがで

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《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その2 算…

 「算数」「国語」「集団生活」の3つについて、支援の方法を書いていきます。小学校での取り…

《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その3 算…

《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》の「算数」の支援の続きです。 ② 単位換算が出来な…

《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その4 算…

③ 図形は、全般に苦手。グラフが読めない。   見るのが苦手だと、図形の頂点や線がうまく…

《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その5 算…

④文章題で、何を聞かれているのか分からない。 「算数の文章題を読んでも、何を聞かれている…

《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その6 国…

 次に《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》の「国語」の支援を書きます。  支援の基本は…

《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その7 国…

② 書字(板書をノートに書く)に、時間がかかる  板書をノートに写すのに時間がかかるのに…

《見たことをまとめるのが苦手なタイプ》のアセスメントとその支援の方法 その8 国語の支援の方法③

 ③ 音読は、たどり読みになる。   字や行を跳ばして読む。   読み終わったが、内容が理解できない。  これらは、視覚情報の取り方やまとめ方が下手であったり、眼球をうまくコントロールできなかったりするので起こるのです。見て情報をとることに力(ワーキングメモリー)を使ってしまい、結果として余力がなかったので内容が分からなくなっている状態です。  だから、支援するためには2つの方法があります。   ⑴ 情報を取りやすいようにする工夫を教えてあげる。   ⑵ 眼球のコントロ