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天鳳反省録⑪(単純ミスの総集編)

皆さんこんにちは。天鳳反省録も10記事を書き上げたということで、今回は一つの記事にするにはあまりインパクトがないけど書いておきたい5つのミスを少しだけ紹介したいと思います。その過程の部分は省いているので物足りなさを感じるかもしれませんが、逆に要点だけ並べているのでそれはそれで面白いかなとも思います。気をつけていても、見返してみればミスって色々あるもんですね。個人的には自分の牌譜を見返して反省することは最も自分の雀力が上がる方法の一つだと思っているので、まだしていない人はぜひ。では最初はこちらから。

❶オリる手ではなくとも、回れる牌があるならそれを切るべき。

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東3局の北家。点棒はそんなに動いていない状況の9巡目。下家の親がすでに2フーロの仕掛け。多少夢のある手牌ではあるので、まだ完全にオリる必要はないと思うが、さすがに鳴いて4索切りなら7索切りはやりすぎ。親が聴牌しているならリャンカンからのカン7索は基本的な読み筋に入るはず。対子手に未練はあるものの、4索が通っていて2索も2枚切れているのだから大人しく4索切りが正解。


❷最終手出しの意味を最後まで考える。

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パッと見ると、何てひどい放銃だと思うかもしれない。3フーロでホンイツ模様の捨て牌でハネマンも十分あり得る対面に対し筋でもない7索を押すのは狂気の沙汰としか言いようがない。まあ実際そうなんだけれど、自分なりに理由があった。対面の最終手出しを見ると7萬となっている。それが自分の判断を迷わせた。「もしかしたら索子待ちとも限らないのではないか?となると7索が当たる可能性も少し下がる。」と考えてしまった。

実際のところは満貫確定ということで、6索と7萬のくっつき聴牌に受け、5索を引いての聴牌だった。自分の推測も多少は正しいんだけど、くっつき聴牌の可能性をしっかり考えられていなかった。少なくともあの捨て牌とドラが4索である事を考えれば、最終手出しが7萬だとしても7索は押しすぎ。ラス目とはいえまだ東3局。まだまだ攻撃寄りに打つ局面ではない。


❸いい時も悪い時も感情のコントロールは麻雀で必要不可欠。

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麻雀はゲームだ。ゲームの第一義的な目的は楽しむこと、という意見もある。しかし勝つ事を第一目的とするならば、楽しみを感じられる打牌や「気持ちいい」打牌を意識的に抑えることも必要である。
上の図はトップ目で迎えた南三局。点棒は十分ある状況で、5巡目に聴牌。役はあるのでリーチをかける必要はないのだが、、、久しぶりにダントツの状況になり、気持ち良くなったのだろう。捨て牌も悪くないことからリーチをかけてしまった。親や下家に追っかけリーチされて跳満を放銃すると一瞬でトップを逆転されるにもかかわらず、である。
結果としては3900点のアガリとなったのだが、同じような展開がまた起こりトップをまくられれば目も当てられない。「感情をコントロールしてスキなく打つ」こそが長期的な成績を残す上では必要不可欠。


❹2着3着目との点差&トップ目リーチに対する勝算を複合的に考える

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南1局の2本場、供託1000点。点棒状況的には大きく沈んだラス目だが、2着・3着目とはそこまで離されているわけではない。手牌は6巡目に3筒と8索のくっつき一向聴となったが、そのまま有効牌を引けず、9巡目にはトップ目の西家に先を越されてしまった。一発目は安牌を引いたのだが、その次巡引いた3萬をツモぎりして放銃してしまった。裏も乗って満貫。結果的にこの放銃が最後までひびきラスのまま半荘が終了した。

順位がラス目であること、有効牌がそこそこ切られているもののまだ満貫が狙えること、そして回し打ちするのも難しそうなこと、などの理由から押しも選択肢には入ると思う。ただ天鳳ルールでこの点棒状況はベタオリの方が優秀だろう。まず南1局で2着目とも5000点差程度なら、まだまだラス回避のチャンスは回ってくるし、ここで無筋を2つ押して聴牌したとしても有効牌が切られている事から和了の可能性は低い。またトップ目からのリーチなので愚形安手であることは考えにくく、そうなるとさらに勝算は低い。


❺見落とし、集中力の欠如という罪悪

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ラス目で迎えた東3局。点棒を増やしたいところで一気通貫が見える手牌をもらったが、7巡目に対面からリーチが入った。少し周りながらも一向聴をキープ。ただ上家の7萬はタイミングが合わず鳴けず、その後1筒を切るとツモ5筒で聴牌逃し。8萬はリーチ宣言牌の筋のため少し切りづらいため、12萬落としか、3筒の選択になると思う。ここで私が切ったのは2萬。だが2巡後、2萬を引き聴牌逃し。

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結果、2萬を選択せず1萬を選択していれば一発ツモのアガリ。
そう、見返してみるとわかるんだけど、、。1萬も2萬も通っていて、他家も特に攻めている様子はないのだから、可能性は低くとも残り1枚が残っている2萬を残すべきだと。
3筒切りか12萬落としかという選択は技術や場況読みの問題が大きい。ただ1萬と2萬のどちらを選択するか(残り枚数を数えるか)、というのはしっかり麻雀に入り込めているかどうかの問題だ。多分ラス目で集中力を欠いていたんだろう。ただ麻雀はこんな単純なミスが頻発するゲームで、いくら技術を磨き知識を増やしたとしてもこういうミスが減らないのであれば、麻雀強者と呼ばれることなど永遠にない。「気をつける」「注意する」そんなシンプルな言葉をしっかり胸に刻み続けることだけが唯一の解決策。

以上、今回は5つのミスを反省してきましたが、いかがだったでしょうか。結局のところ「集中力」や「注意力」不足が原因のミスが多いんですが、なかなかそれが直らないのはまだ反省が足りないということですね。皆さんも気をつけてください。
さて、これまでは悪い結果が起こったミスを中心に扱ってきましたが、そろそろパターンが少なくなってきた、ということでマイナーな「結果的には同じだったけど手順がミスっていた」記事も少しずつ書いていきたいと思いますので、ぜひ読んでみてください!。

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