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一本道

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他の可能性を無視する形で走ることでその一本道に多様な可能性を呼び込もうとする天邪鬼な文章実践です。
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2022年6月の記事一覧

傲慢な私の「傲慢」とは何か

 私はたまに「お前は傲慢だ」と誰かに言われる。というか、大抵は私に言われる。でも、いつも…

もう、日記しか書けないのか

最近、私の作品を読み返した。「死刑囚」という作品と「走馬灯」という作品を読み返した。私は…

『走馬灯』に関する感想

昨日、自分の作品を読んで感想を書くという、暇人でなければしないようなことをした。そこでは…

『死刑囚』の感想

私は最近、書くことがない。いつもなかったのかもしれないが、何年か前は小説のようなものを書…

私から私へー「偶然性の自覚」

偶然性の自覚には二つの意味が存在すると思われる。一つは偶然性に気づくという意味。もう一つ…

夜の日記、寝る前の日記

誰かがお風呂上がりの私の肌、いやお湯に溶けた洗剤をクンクンと嗅いでいる。 私はもう寝よう…

寝よう。

私が少しだけ嫌なこと。 それはゆったりしていないこと。忙しないこと。ここに何かがあることに気がつけないこと。それが嫌なこと。 私は23時くらいを目安に本を読むのをやめます。 もちろん、面白かったら仕方なく読むんですけど、大抵はちゃんとやめられます。なにせ、私は理解しようと思って読んでいないのですから。 じゃあなんのために読んでいるのかというと、素敵になるためです。素敵な人間になるためです。「よく生きる」ためです。ただそれだけです。 なのに、「読むこと」が仕事みたいにノルマの

いま、ここで、全力を出す

さて、とても短いけれど、素敵で、おそらく素晴らしいことをここに書きましょう。 ここで全力…

私の哲学と文学の関わり

倫理。偶然。自覚。私はこの三本に支えられている。もちろん、存在、詩、物語、などは私の生を…

おそらく私が書いたものではないかもしれません

私がいま、ここで、おそらく自由に、そして過去を引き受けながら考えること。それはいま、ここ…

『怪物とモンスター』

2022/6/13「怪物とモンスター」 見つめていたら、名前をつけたくなるものです。 哲学のモジ…

これからの読書論のために

読書。それは楽しい。なのに、最近の私はなんだか、ぎこちない。読書。 嫌。なぜ嫌なのか。 …

愛を書いてみたい

なぜ生きるのか。あなたは私に聞きました。私はあなたに聞きました。私たちは同じ一つのこと、…

人間が弾ける

弾ける。人間が弾ける。破裂する。悲しみがリズミカルに存在し始める。それは恍惚とした経験である。記憶である。だから身体はいつまでもそれに服従するかのように存在し始める。それはたしかに悲しい始まりだが、喜びの根源に他ならないのである。 さて、このような文章。私はこんな文章を何を想像して書いているのだろうか。まあ、もちろん、具体はあるのだが、それを示すのはあまりにも非倫理的である。だから、みんなに託すだけである。 シャツの裾、ほつれている。糸がひょろひょろと出ている。ここにある