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一本道

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他の可能性を無視する形で走ることでその一本道に多様な可能性を呼び込もうとする天邪鬼な文章実践です。
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2022年3月の記事一覧

私とブッダとの相違

なんというか、昨日の文章は「言いたいこと」に「言っていること」が到底追いついていなくて、…

『仏教思想のゼロポイント』を読んで

さて、『仏教思想のゼロポイント』を読み終わったので、考えたこと、考えていることを書いてい…

人生はどう生きるべきか-私の場合-

すんごくシンプルな私の理論。それは「受容すること」に関する理論である。 なぜ生きるのか?…

退屈への反抗と超越

新しい試み、私にとってだけかもしれないが新しい取り組みをしよう。それは「バイクに乗ってい…

アガンベンの「哲学」とHIPHOP

『アガンベン≪ホモ・サケル≫の思想』を一応読み終えた。 全体としてよくわからない本だった…

恋人とは何か

恋人とは何かを考えざるを得なくなった。 それはある本を読んでいたからである。 そのある本と…

素敵なことを思いついた

素敵なことを思いついた。同じ句集や歌集を読んで、素敵だった句を選んで互いに報告し合うこと。また誰かとしようと思う。 これは2022/3/21「演技の難しさよ」において書かれた文章である。 この「素敵なこと」がとても素敵で、こんなことも口走っている。 「素敵」で選び取るのって素敵だと思わない?他人の「素敵」を知れるのって素敵だと思わない? ここで書くことはこれに尽きる。

藝術との関わり方

現代アートは意味がわからない。 というのは語られまくっている。 しかし、だ。 そもそも、藝…

硬直とこだわり

硬直すると良くないよ、みたいな言葉はたくさんある。 では、なぜ硬直すると良くないのだろう…

思考の鋭さについて

思考における鋭さとはどのようなものなのだろうか。 「考える」ことをしているという自覚があ…

春、それはなんでもない季節

昨日の文章は正直何を言っているのかがわからなかった。 次の日、推敲してみると、意味がわか…

ゆらりゆらりとエッセンス

丁寧に書くというのは難しい。 私は丁寧に書くのが嫌いであるし、それをしなければならないと…

シンプルな生き方

私の癖というか、習慣というか、そういうもの、その中でも一つについて書いてみましょう。思い…

詩の定義

詩の定義について、考えてみたいと思う。 なお、ここで行う思索についてはポール・ヴァレリーに負うところが大きいと思われる。 詩の定義として私が考えるのは、「読んだ人が固有の気分を感じ、その気分にある種の懐かしさを感じるものであること。」という定義である。 この定義の特徴と言えるのは、読者視点であること、また「ある種の気分」がキータームとして存在すること、加えて「ある種の懐かしさ」が読後に訪れるということである。 一つずつ考えていくと、まず読者視点であるというのは、そのままの意