論理的であるということ
説明するというのはつくづく難しいと感じる。説得ならまだマシなのであるが,説明は果てしなく難しい。というよりも,説明しようとすると哲学的な思惟は免れないのであるが,それを行うのにはとてつもない体力が必要なのであり,それを行い続ける探究心も必要なのである。これを両方持ち続けるというのは常人では不可能である。
だから、書物,テキストというのはいつも「わかりにくい」。わかると思われているのはそれが説得だからわかりやすいだけなのであり,説明というのは究極までいけば沈黙でしかない。膜のよ