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JLPT日本語能力試験

国際交流基金Japan Foudationが主催する年に2回の日本語能力試験JLPTが実施されます。世界の日本語学習者が7月2日(日曜日)N5~N1までの試験を受けます。私の勤める国立ブラウィジャヤ大学マランでの責任団体で会場校、私も役員として駆り出されています。

試験監督の特権

児童・生徒・学生たちが歯を食いしばって試験用紙に鉛筆を走らせる姿を見ることができるのは、教員の大きな特権。一人一人の表情を静かに眺めながら来し方行く末に思いをはせるのは至福の時です。

裏方として

とはいえ、試験用紙を手で数え教室ごとに封筒に入れ、教室から回収されてきた解答用紙を間違えなく厳封し日本に送り、問題用紙ももれなく集め確実に廃棄する。音声を伴う試験なので教室では物音を立てないように、しわぶき一つ出ないように、履く靴や衣服にも気を遣う結構緊張する仕事です。この試験である人の一生が左右されることもあるのですから。恩師が入試の監督について「問題用紙を持って転んだらどうしよう~とか、けっこう重い仕事なのよね」と語っていたのをいつも思い起こしています。

人生の通過点に立ち会える

たかが試験、されど試験。
人生の中で人は様々な試験を通過していくのでしょう。教員の仕事は場を作り励まし、正しい評価で次への学びにつなげること。尊い職責だとあらためて感じるマランの朝です。

Pic: 大使館主催「インドネシア全国漢字カップ」
1位2位を本学がいただきましたが、エキジビジョンでスラバヤ日本人学校の生徒さんと戦い、見事に負けてしまいました💛


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