教義2(教義のための考察)

1)神がどのような存在であったかを考える時に、全くヒントが無いわけではない。人はある程度神を模したものであると考えられる。頭脳や生体組織の全てを全くの新規で考案することは、現実的ではないからだ。それはダーウィン的発想と同じことになる。

「死」は神が生と対で設けた概念であり、神に「死」があるかどうかを考える際の契機にできそうだ。不死であるから、「死」を与えたか、不死は神を含め不可能であるか、だ。

万物の法則がどこまで適用可能かは疑問ではあるが、おおよそ、永続的な有機物が存在する可能性は低い。それが「神」についても例外ではないとするならば、以下のような推測ができる。

a)神はすでに死んだ。

b)我々の生命が有限なのは神と同様である。

c)我々の生体組織は神のそれと近しい可能性は十分ありえる。

多くの宗教が神を具現化する際に人に近しい図を考案したことはある意味自然なことかもしれない。

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