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台湾2回目以降に「宜蘭」を提案したい!!②

夕方に寝落ちしてしまった1日目でしたが…2日目は無事、電車の時間に合わせて起きることに成功!
いよいよこの旅行のお目当て、パイナップル畑に向かいます!



〈2日目〉

・今回目指したのは「二湖鳳梨館」というパイナップル農園。宜蘭駅からバスで20分、徒歩20分のところに位置します。ネットの情報によると、1年中パイナップル狩りが楽しめて、その場で採ったパイナップルも食べられるそう。楽しみです!

・礁渓駅〜電車でお隣の宜蘭駅へ。バスに乗り換えてさらに移動。
・最寄りのバス停に着いたら、徒歩で目的地を目指します…と、ここで早速、本日1つ目のトラブルが発生しました⚡️

発見① 台湾東部の郊外には野犬がいる

・農道っぽいところを歩いていると、目的地方向から、4匹の野犬が走って来ました!咄嗟に「逃げろ!!」とも思ったのですが、逆に一瞬、「ちょっと待って?野犬=危険みたいな考えって、ただの先入観では?!」と思うなど葛藤があり。様子を見てみたんですけど、やっぱりどう見ても勢いよくこっちに走って来ており身の危険を感じたので、そっと後退りしてバス停の方へ退避!なんとか襲われずに済みました。実は追いかけて来た4匹以外にも、用水を挟んで向こうとか、追いかけては来られないところにも野犬がたくさんいて、吠えられていました。ネットで調べたところ、台湾東部には野犬が多くいるのだそう。地元の方は野犬対策で棒を持って歩いていたりするそうなのですが、実際に噛まれたというような話もあり、郊外(特に台湾東部)に行く際は、近くてもまず、徒歩という考えはやめた方がいいと学びました。

・ということで、タクシーで目的地に向かおう!と思ったのですが、郊外も郊外でそもそも人がおらず、タクシーなんてもちろん通らず。ヒッチハイク?!と思ってたまに通る車に向かって手を上げてみたけど、止まってはくれず…近くにあった美容室?(看板はそうなのだけど、洗髪代とか何もないので多分違う)の方に、タクシーを呼んでもらえないかと頼むことにしました…が、ここでも郊外ならではの壁にぶち当たります。

発見② 台湾ではインドネシアの移民が介護をする

・お店に夫婦がいたのですが、どちらも見た感じかなり高齢で、英語も日本語も伝わらない&google翻訳に向かって話すというのも伝わらない!!!中国語に変換した私の言葉も見えてなさそう!見かねたご夫婦が、奥から若い女性を呼んできて、その方に相談することになりました。
・google翻訳でこちらの言葉を中国語に変換して見せたのですが、何やら「私中国語わからない」的なことを言っているように感じて…英語でhometownを聞くと、インドネシアとのこと。ここのご夫婦をサポートしているそう。
・インドネシア語の翻訳と簡単な英語でやり取りをするも、お互いなかなかうまく伝わらず。女性が電話で友達を呼んでくれようとしている…と思ったその時、奇跡的にタクシーが来た!!
・こうして無事、お目当てのパイナップル畑にたどり着くことができたのでした。
・後になって、なぜあんなところにインドネシア出身の子がいたのか?しかもそんなに近所にインドネシアの友達がいるの??と思ってネット検索したら、台湾の移民で2番目に多いのがインドネシアであり、介護などの仕事に従事することが多いと分かりました。にしてもなぜ、あの子は台湾に来たんだろう、しかも台北とかではなくこんな郊外で…気になる。
・何話してるかも分からない外国人が急に現れてワイワイした挙句、何か分からないままに急に去っていった。それなのに最後まで真剣に考えてくれて、申し訳ないやらなんやら。感謝しても足りないレベル。何かお返しがしたかった🥺

発見③パイナップル狩りは6月から

・そしてついに、お目当てのパイナップル畑に到着!!ついに!!!!
・が、しかし!ここでもハプニング発生!なんか農家の人以外1人もいなくて、やってるのか??という感じだし、向こうは向こうで、なんか知らない外国人来たぞ!みたいな顔してる!!もちろん、英語も日本語も通じず、google翻訳の使い方も理解してくれる人がいない…と思ったら、1人だけいた!!

・パイナップル狩りしたくて来たと伝えたら、なんと今はやっていないとのこと!ネットには1年じゅうパイナップル狩りできるって書いてあったのに😱
パイナップル狩りは6月からだそうです。
・バス停からここまでの道は徒歩では行けないことが分かっていたので、着いた1時間後に同じタクシーの方に迎えに来てもらうことにしていました…1時間なにする!!!!ちーーん。
・すると見かねた農家の方たちが、いろいろと気を遣ってくださいました。まずは農家ツアーとパイナップル生産の説明。google翻訳使えないおじいちゃんが担当になり、ほぼ何言ってるか分からなかったけど、パイナップルの花を教えてくれた時、パイナップルの加工品を試食させてくれた時、目線を合わせるたびに、何か通じ合えてる感じはして、ほっこりでした。

パイナップルにお花が咲いてる

・どんどん注いでくれたパイナップル茶は、ミントのようなすっきり感がある、初めての味。新鮮でした。
・試食させていただいた自家製の豆腐乳(豆腐に、麹、パイナップル、米酒、塩水を加え発酵させた中華伝統食材)は、豆腐とは思えない、チーズのような味でした!

自家製豆腐乳。チーズみたいな味。
豆腐乳の発酵場所を見せてもらった

・そして最も通じ合った感じがしたのは、この畑が日本の番組に取材されたのだと、感謝状を見せてくれた時!みなさんすごく誇らしげだった!!!

番組から届いた感謝状

・日々いろんな方に取材をさせていただくメディアの人間としては、こんな風に人々の話題になり誇りに思ってくれる人に出会えること、すごく嬉しく思いました。題材にもよるのかもしれないけど、こんなふうに思ってもらえる取材をしていきたい💫
・後で調べたところ、おそらく台湾で放送されている、日本の番組??日本人のタレントさんが台湾を旅する番組で、全編日本語なのに、ずっと中国語の字幕ついてる。ビックリ部長 高志さんは、台湾で人気の日本人俳優なのだそう。

ここでもまた、シーズン外にいきなりやってきた外国人に、みなさん嫌な顔1つせず接して、一生懸命話しかけてくれた。世の中優しい人ばかり。この人たちに返したい気持ちもそうだし、そもそも私は日頃から、人に助けられてやっと生きているのだと、改めて自覚した!他の人たちに対しても、思いやりを忘れずに生きていかなければ!!!
そして今度は必ず、シーズン中にこよう!!!

一帯に広がるパイナップル畑

発見④夏以外の農業体験はネギ畑に行くべし!

・あっという間に時間になり、タクシーの運転手さんが迎えに来てくれました。なんかちょっと仲良くなって、宜蘭のおすすめ観光など教えてくれました。google翻訳すごい。
・帰りはもう宜蘭駅までタクシーでと思い値段を聞くと、300元でした。20分の道のりで、1500円かからないぐらい。最初からタクシーにすればよかった!!!笑
・逆にこんなに安くて、ちゃんと生きられてるのか?台湾のタクシー運転手事情ってどうなってるんだろう?などと考えてしまうレベル。本当にどうなってるんだろう!誰か教えて😣
(以前カンボジアでお世話になったトゥクトゥクドライバーが、20米ドルで4人連れて1日観光地を案内してくれたんですけど、話を聞くうちに、カンボジアは外国語教育が追加料金らしく、その人は子供たちに外国語の授業を受けさせられていない経済状況だと明らかに。悲しい気持ちになった経験があります。当時ネットで調べたところ、カンボジアのトゥクトゥクドライバーの平均月収は月400米ドル未満。私たちはガイドブックに従って値切るけど、正直4人で数ドル値切っても、彼に比べれば私たちの暮らしにはそれほど影響はありません。それなのに遊び感覚で値切ることで彼の収入は減り、子供たちは外国語教育を受けられない。ちなみに彼の話によると、どれだけ外国語を話せるかが、その子が将来どれだけ稼げるかにもつながるそうで、本当は外国語を学ばせたいのだと話していました。それならそんなにすぐ値切られないでよ!!!とも思ったし言ったけど、そんなの無理なお説教で、悲しすぎました😢→そういえばカンボジア、思うことがめちゃくちゃあったので、また別でも書こうかな)
・話が脱線しましたが…ちなみに宜蘭には、確実に1年じゅう楽しめる農業体験として、ネギ畑があります。宜蘭はネギが有名で、ネギの加工品のお土産がたくさん売っていました。行きたかったけど、電車とバスで行けないので行かないことにしていた!パイナップル狩りもするしと思って。けど行けば良かった!!!
・夏以外に行く方はぜひ、ネギ畑の方行ってみてください!!気になる!
・夏に行く場合は、もちろんパイナップル畑へ!!!!(徒歩はダメだよ!!!)

そんなこんなで無事宜蘭駅に戻り、数時間周辺をぶらぶら。夜には台北へ移動しました。
2日目についてはあんまり魅力という魅力が伝わらなかったかもしれないけど(笑)とにかく失敗の数だけ発見があり、人の優しさに触れた。そう締めくくりたいと思います。私のドタバタに巻き込んでしまった方々へ、いつか何か返したいと思います。

ということで、宜蘭編はここまで!
ただ、今回2年連続の台北で、台北でも、自分のやりたいことをしよう!プランで回ってみたので、また次回、その内容をご紹介したいと思います。次回もぜひ☺️

〈おまけ〉

宜蘭駅前でフリーマーケットやってた
無料ゾーン!日本のフリマってこういうのある?!
また別の場所では、お祭りに遭遇
無料配布のお汁粉ゲット✨
アニメと信号機のコラボ?!青になったらこの人の曲っぽい曲がガンガン流れてた


台北編につづく
(初めての小籠包づくり、夕日の河辺サイクリング、行列のできる鶏肉店など🇹🇼)

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