カンヌ映画祭2024予習「批評家週間」編
2024年カンヌ映画祭予習ブログの5回目は、「批評家週間」を予習します。長編2本目までを対象にした若手発掘部門。とはいえ、既に短編で頭角を現した作家が満を持して長編を発表する場であり、実は「発掘」というよりは待望の世界デビューの場、という感じです。近年は公式部門の「ある視点」が若手重視を打ち出してきたことで、「監督週間」を含めた3部門で若手を取り合っている感もありますが、やはり「2本目まで」を看板に掲げ、63回目を数える「批評家週間」の伝統の力は強いものがあります。ここでは短