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手帳に書いたことをnoteのテキストにした

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手帳に書いたメモ。ごく私的なこと。読み返して、おもしろいメモを再構成して、noteのテキストに。
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使い切ったら、気持ちいい。モノは買えても「使う」は買えない。

新しいものを買うと、テンションが上がる。なんだかモチベーションが上がる。 嬉しくなって「これサイコーだよ」とSNSに投稿したり、noteに書いたりしちゃう。 3日もすれば麻薬は切れて、なんかムダ使いしたな、と後悔する。 手帳とかノートとか、どれだけの数を買ってきたんだろうか。使い切れずに、そのほとんどを捨ててきた。 せっかく作られたのに、ろくに使われず廃棄された道具たち。僕のもとに来たばっかりに。 あるとき、なんでこんなことやってるんだろう、と気づいた。ものすごいカ

万年筆でただ丁寧に字を書く朝。40年前に母に叱られたことを思い出し。

字を丁寧に書きなさいと叱られ、しかしそれに本気で取り組んだことなどない幼少期だった。 叱ってくれた母は、繊細で右肩上がりで神経質できれいな字を書く人だった。 勉学においてノートを取るようになって、なぜ私はこれほど字が下手なのだろうかと疑問が湧いた。うまく書こうとした。できなかった。 大学を出て社会に出るとワープロを貸与された。Windows95のブームが訪れた。字を書かなくてよくなるのだ、と安堵した。 それから30年ぐらいたった。毎朝無心で字を書いている。 万年筆の

がんばるほうの自己啓発。超がんばって、この現実を変えていけ。

自己啓発が好きです。 そう言い切ってしまうのに、危うさを自覚します。この言葉の持つ意味が曖昧だから。 書店の自己啓発書コーナーを見回してみましょう。並んでいる本は2種に大別できます。 頑張ってなんとかする。頑張らずになんとかする。 私が好きなのは前者です。頑張って現状を変えていきたいから。 言い直せば、現状を変えるには頑張るしかない、と思っています。 今私が読み込んで、習慣に取りれたいと考えている自己啓発書は、以下の記事で取り上げました。 どれも、習慣にして自分

「文字を書く」と「文章作成」は連続しているのか、あるいは異なる行いなのか

キーボードで文字を早く打てても、私の脳が追いつきません。 いつまでも未完成の文章を編集し続けます。どれだけいじくりまわしても、画面上にはきれいなフォントが規則正しく並んだままです。 いらいらしてきます。 万年筆にはまってから、紙とペンで文章を書く快楽に気付きました。 丁寧に、無心にペンを走らせるのが、気持ちいいのです。 ここに、疑問が一つあります。 手で文章を書くにはまず文字を書きます。線や点を構成して紙面に文字を形作るのです。 「一」と書くなら、ペン先を紙につ

書きっ放しが気になるからメンテしよう。このnoteを、デジタルガーデンに。

私に必要なのはデジタルガーデンだったのだ、と気づいた。 ▼関連記事 自分の興味のあること。好きなこと。 それらを発見して、思考して、育てる。庭作りするように。 それだけなら、手帳に書けばいい。このnoteでも、そんなことを過去に書いてきた。 わざわざネットでシェアするのはなぜか。 そこはほら、ガーデン、つまり「庭作り」だから。 庭は、あくまで自分のために作る。でも、いい庭ができたら、ご近所の人や、通りがかりの人にも見てもらいたい。 自分のための庭だけど、他者の

デジタルガーデンを作りたい

現在のデジタルノートはどうなってるのか調べていて「デジタルガーデン」という言葉を知った。 ▼関連記事 ▼ごりゅご氏の記事が詳しい 他にもさまざまな情報に目を通した。 庭を手入れするように、個人サイトを育てる。 誰かに見せるためでなく、自分のための庭。 そんな概念らしい。 おもしろそう。 個人サイトといえばまずはブログが頭に浮かぶが、Googleが検索対象からそれを外して久しい。 個人サイトはすでに大多数に読まれるコンテンツではない。 あるいは、Google

デジタルノートの誘惑を断つ。紙に書き続ける。

Obsidian、Logseqといったデジタルノート、あるいはPKM(パーソナル・ナレッジ・マネジメント)ツールへの憧れがある。 ネットで検索すれば、おもしろそうな記事が大量にヒットし、目を通すと自分でもやってみたくなる。 しかし。 過去に、MacにObsidianもLogseqもインストールしたことあるんだけど、使いこなせなかったんだよな。 さらには、好きなことは紙に手で書きたい。 PKMツールとしては、最もミニマルだと思われるworkflowyを使ってて、これで

あれやこれを目指すより、自由な自分を作りあげるほうが成功への近道かも。

成功したい。 私にとって成功にはおかねが不可欠。だから成功イコールおかねもうけです。 そのためにはあれをする。これをする。 ああなりたい。こうなりたい。 手帳には、そんなことを書いています。 しかし、ちょっと傾向が変わってきました。 成功のためには長期計画よりも「自由」が大切なんじゃないでしょうか。 怒り、欲望、迷いといった、負の感情からの自由です。 我々の心は、怒って欲して迷うようにできています。 完全にそこから自由になるのは不可能です。でも、ちょっと減ら

愚かなリーダーのおかげで今がある。悪行に怒らず、感謝しよう。

あの人にはひどい目にあわされたな。 思い出したくはありません。でも、我々の心は記憶からそんなことをわざわざ掘り起こすようにできています。 会社員だったときに、リーダーだった人たち。 身体を悪くしたり、仕事がうまくいかず会社を辞めさせられたり。私が会社を飛び出した後、風の噂が耳に入ってきます。 正直に白状します。ざまあみやがれ、です。いい酒の肴です。 でも、そんな快楽にひたって自分をチクチクするのはつまらないことです。 愚かなリーダーのおかげで、私は仕事を必死で覚え

手帳工夫オジさんにオレはなる

日経ウーマン、今なお手帳術特集があって、対象読者である女性がうらやましいですね。 昔は日経アソシエという雑誌があって、毎年末になると手帳特集が組まれて、男性の仕事手帳が数多く掲載され、それはもう楽しみでした。 ▼日経アソシエ最後の手帳特集号 他のビジネス誌でも、年末は手帳特集のシーズンで、冬休みにじっくり読むのが楽しみで。 それぞれの仕事や生き様に合わせてカスタマイズされた手帳をのぞき見るのは、何よりの刺激だったな。 おっと昔を懐かしんでもしかたがありません。 ス

苦にも楽にも、平常心で取り組む自分を作り上げたい。

手帳を見返します。 ああ、この日は楽しいことがいくつもあった。幸福な1日だった。 そんな日が、たまにあります。 あくまで「たまに」です。 その前後には、辛いこと、しんどいことが山のようにあります。 幸福をもっと増やせないだろうか。 そう考えてしまいます。 でも、それは危険です。 キツいことを嫌う。ラクを追い求める。すると怒りと欲望が増大し、迷いが大きくなるから。 仏教に「一切皆苦」という言葉があります。 すべての存在は苦である、という意味です。人生は思い通

おもしろい物語が多すぎ問題。誰かのより、自分の物語を楽しみたい。

Amazonオリジナルのドラマ「フォールアウト」 を観ています。 おもしろい。 今夜、大好きな漫画の一つ、銃夢の最新刊がやっと発売です。 前巻から1年半ぶり。完結させて下さい。どっちかというと過去編より現代編をもっと描いて! で、ボーッとAmazonを見てたらダグラムが漫画化されてて、ガンダムサンダーボルトの著者だから面白いんだろうなとレビュー見たら絶賛。 これは読まなきゃ。 映画、ドラマ、漫画、小説。 この世は面白い物語であふれています。おもしろそうなやつ、全

敗北して、自分を見切る。死ななくて、毎日続けられるぐらいに努力する。人生の面白さはその先にある。

人の性格や能力は、生まれたときにだいたい決まっているそうです。 ▼関連記事 それをよしとせず、生まれつきの性格を乗り越え、超人的な努力で能力を伸ばす人も、たまにいるそうです。 だけどそんな人は、無理したストレスで早死にしてしまうとか。 努力なんてムダ、というわけけじゃありません。 努力して、やり切って、それではじめて自分の性格や能力に納得できるから。 敗北を、受け入れられるから。 死なない程度の努力は必要です。 私はここまでだな。私の器はこのくらいなのか。

30年間成長しなかった日本。円安、JTC、正規と非正規を考える。

1ドルが154円を超えましたね。 キツいですね。 私の会社、法人向けのサービスと、パン屋をやってるんですけど、両方ともキツいです。 国は「注視している」としか言いませんね。それしかできないんでしょうね。 問題の解決を先送りにして、ぬるま湯に浸ってる間に、いつの間にか世界が沸騰してしまってた、みたいな。 この30年間、先進国中で、日本だけが成長していない。 競争しない者(日本)は成長しない。競争する者(主に米中)は成長する。力で負ける。 単純な図式です。 その原