<マティス展>東京都美術館:これでよいのか?人生最高傑作のヴァンス礼拝堂;デッサンの日本化、一発描きと抽象化への道(その1)
今回、東京都美術館で開催されている「マティス展」を訪問しました。その結果、予想外の心の変化が待っていました。以下、展覧会での心の変化に従って書いてみます。
訪問前のマティスに対する思いと訪問の当初の狙い 訪問前に私が考えた目的は単純です。ごく最近、私はヴラマンクに一喝された佐伯祐三の展覧会の記事を投稿しました。その中で、フォービズムの画家達が油彩で描く黒くて幅広の輪郭線と佐伯祐三が油彩で描く輪郭線とは性質が違うことを紹介しました(下記)。
その際、フォービズムの画家達