UNWIND&KOMOREBI

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UNWIND&KOMOREBIでは 暖かな光と自然の輝きのなかで リラックスした笑顔や暮らしを豊かに照らす「ライフキュレーション」(自作造語)をモットーに 小説やエッセイ 詩を掲載しています (御室文美子)    ※投稿文の著作権は作者です。無断の転用は禁止です。

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  • 詩ことばの森 森 雪拾(もり ゆきひろ)

    複雑で変化の激しい時代ゆえに 優しさと癒やしの詩の世界を伝えていければと思います

  • 御室文美子のこもれび生活

    小さな光をあつめて あふれるような輝きに満たされるように こもれび生活も ちいさな小さな暮らしの工夫が 人生を満たしていきます

  • 回想旅シリーズ

    回想することは、心と身体に癒しや元気を与えてくれます。 回想旅に出かけてみましょう。

  • 文美子のLeave memories message(終活)

  • 小説「無花果の花」 御室文美子

記事一覧

詩ことばの森(168)「ひかり」

ひかり 光 白いかがやきの真空 脳内物質の変化 目がいたい 夏空に反射して 音のない轟音で 車止めに 足をぶつけた ヒリヒリしている膝 血 流れてる 街は 今日も賑や…

UNWIND&KOMOREBI
9時間前
28

詩ことばの森(167)「初夏の庭で」

初夏の庭で 初夏の庭は花盛りです 朝は爽やかな香りに満ちています あなたの緑色の服はよく似合います 風の訪れに日差しは清らかです エチュードが耳に残ったまま 少し…

46

春のひだまり㉜ 数種のハーブを育てて

ガーデンの一角で、ハーブを育てています。 今は、カモミール、レモンバーム、セージ、イタリアンパセリです。 カモミールは、キク科の植物で春から夏にかけて開花します…

46

詩ことばの森(166)「岬の風」

岬の風 古の人びとが夢見た 沖にあるという幻の国 誰も見たことのなかった 理想の世界から 今日も風が吹いている 岬に一人で佇んでいると 海風が気持ちよかった 蜻蛉たち…

55

春のひだまり㉛ 北陸で見た景色

北陸方面に向かう時に、綺麗な景色を見ることが出来ました。 関越自動車道から、上信越自動車道、そして北陸自動車道へ。 その途中で見える景色は。 上信越自動車道に入り…

58

詩ことばの森(165)「砂の記憶」

砂の記憶 古びた机のうえに 置かれたままの 夏が残っていた だれかの語りつづける 言葉が漂う夜ふけ あの日 訪れた岬の岩は 少しずつ崩れていくだろう 静けさの海の闇…

49

詩ことばの森(164)「ふたたび」

ふたたび 静けさの部屋のなかで ふたたび 変化の波が漂い始めている また いつかの翻弄された風の予感が わたしの足もとの 枯れ枝を吹き抜けていく わたしには もは…

54

詩ことばの森(163)「深い水」

深い水 わたしの魂は 深い水のなかに潜んでいる だれかが 岸辺をさまよっている 足音も無く 気配さえ感じさせず ときに親しげな眼差しを水面へ 彼の瞳は 少年の輝…

49

春のひだまり㉚ 蟻とてんとう虫の追いかけっこ?

昨年から、野菜やお花造りにトライしています。 そんなある日、蟻がてんとう虫を追いかけ、勢い良く雑草の枝を登って行きました。 二匹が「追いかけっこしている!」くらい…

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詩ことばの森(162)「懐かしい庭」

懐かしい庭 自分は見たらしい 点滅する幻影の街を そこでは何も生まれず 繁栄もなければ衰退もない ただ匂いのほかには 僕は庭に出てみた 灰色の木肌を剥き出しにして 無…

50

春のひだまり㉙ 石川県・兼六園と金沢城

能登半島地震から4か月が過ぎた頃、復興の邪魔にならないように伺ってみました。 金沢市では、田上新町、津幡町の造成地で住宅の被害や内灘町~かほく市ではひび割れや液…

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詩ことばの森(161)「美しい街」

美しい街 孤独は空から降ってくる 雨模様ではなく 青空だったりする 都会の街並みに あるいは山あいの村に 湿り気を帯びているのでもなく 以外にはさっぱりしていたりす…

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10日前
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春のひだまり㉘ 富山県・世界遺産・菅沼合掌造り集落を尋ねて

五箇山合掌の里の反対にある、菅沼合掌造り集落に行ってみました。 エレベーターを地下3階まで降り、左側は五箇山合掌の里。 右側を歩いていくと2分強で集落に到着 五箇山…

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11日前
49

詩ことばの森(160)「朝の森で」

朝の森で 神奈備の木に花が咲き 天が喜び 地が潤い 依代は輝きを灯しつづけた あれから季節は巡り 緑の季節となり 木々は自らの葉の重みに 軋んだ声をあげている 強い…

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12日前
47

詩ことばの森(159)「古城の夢」

古城の夢 山あいの村には昔 小さな城があった 崩れ落ち土と化しつつある 石垣だけが残っている 石と石の隙間から 黄色い小さな花が咲き 風に揺れていた 一輪の花の狂気…

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13日前
46

春のひだまり㉗ 富山県・五箇山合掌の里を尋ねて

5月のとても天気の良い日でした。 富山県から約1時間半くらいで、岐阜県の白川郷に行ける様ですが、 スケジュール的に難しかったので、30分くらいで行ける五箇山に向かい…

UNWIND&KOMOREBI
2週間前
57
詩ことばの森(168)「ひかり」

詩ことばの森(168)「ひかり」

ひかり


白いかがやきの真空
脳内物質の変化

目がいたい
夏空に反射して
音のない轟音で

車止めに
足をぶつけた
ヒリヒリしている膝
血 流れてる

街は 今日も賑やか
若い人たちの波 なみ
耳にアナウンスが おし黙る
心と同じように

ヒリヒリしている
血 流れてる
ガクガクしてる
膝 割れている

夕日にひかり
かすかな希望の生誕
おしまいのなにか
白くて みえない

(森雪拾)

詩ことばの森(167)「初夏の庭で」

詩ことばの森(167)「初夏の庭で」

初夏の庭で

初夏の庭は花盛りです
朝は爽やかな香りに満ちています

あなたの緑色の服はよく似合います
風の訪れに日差しは清らかです

エチュードが耳に残ったまま
少し疲れを浮かべた頬に
幸いを祈らずにいられないのです

過ぎ去る季節に恨み言は言わずとも
ふたたび出会うことのない時は
私を無力にするばかり

(森雪拾)

春のひだまり㉜ 数種のハーブを育てて

春のひだまり㉜ 数種のハーブを育てて

ガーデンの一角で、ハーブを育てています。
今は、カモミール、レモンバーム、セージ、イタリアンパセリです。

カモミールは、キク科の植物で春から夏にかけて開花します。
甘い青梨のような匂いがします。気持が高ぶったり、不安定な心を静めたり、質の良い睡眠が確保できたり抗菌作用、アンチエイジング、肌を健康に保つ、片頭痛に効果があると言われています。
フレッシュティーで飲んでみて、味がしっかりしていて美味し

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詩ことばの森(166)「岬の風」

詩ことばの森(166)「岬の風」

岬の風

古の人びとが夢見た
沖にあるという幻の国
誰も見たことのなかった
理想の世界から
今日も風が吹いている

岬に一人で佇んでいると
海風が気持ちよかった
蜻蛉たちが青空に漂っている

僕も知らない国を
見てみたくなった
古の詩人が住んでいる
幻の国へと飛んでいきたい
この風に乗って

(森雪拾)

春のひだまり㉛ 北陸で見た景色

春のひだまり㉛ 北陸で見た景色

北陸方面に向かう時に、綺麗な景色を見ることが出来ました。
関越自動車道から、上信越自動車道、そして北陸自動車道へ。
その途中で見える景色は。

上信越自動車道に入り、妙義山(群馬県)が見えてきます。
妙義山はごつごつした岩壁や奇岩が立ち並び、日本三大奇景の一つとして有名な場所です。

長野県に入ると、アルプスの山々が見えてきます。

金沢市から能登半島につながる道「のと里山海街道」
能登半島地震で

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詩ことばの森(165)「砂の記憶」

詩ことばの森(165)「砂の記憶」

砂の記憶

古びた机のうえに
置かれたままの
夏が残っていた

だれかの語りつづける
言葉が漂う夜ふけ
あの日 訪れた岬の岩は
少しずつ崩れていくだろう

静けさの海の闇には
小さな灯りが燈されていて
緑青色に指先を染めている

すべてが眠りについたというのに
乾いた砂の記憶が
部屋の窓辺に現われては消えて

繰り返す日々の中に
変らぬもののあることを
祈りにもならない言葉で
わずかでも記していく

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詩ことばの森(164)「ふたたび」

詩ことばの森(164)「ふたたび」

ふたたび

静けさの部屋のなかで
ふたたび 変化の波が漂い始めている

また いつかの翻弄された風の予感が
わたしの足もとの 枯れ枝を吹き抜けていく

わたしには もはや あなたを照らすランプさえ
手元に持ち合わせてはいないのに

なにもかも 期待することのなくなった存在を
時は ふたたび揺るがそうとするのか

乾いた岸辺に群生した葦の震える夜
潮は無言のまま静かにあふれていく

(森雪拾)

詩ことばの森(163)「深い水」

詩ことばの森(163)「深い水」

深い水

わたしの魂は
深い水のなかに潜んでいる
だれかが 岸辺をさまよっている
足音も無く 気配さえ感じさせず
ときに親しげな眼差しを水面へ

彼の瞳は 少年の輝きに満ちる
すべての真実が顕らかとなり
名前を告げて 羽ばたき去る鳥
わたしたちは風に 招かれているらしい

池の底に沈んでいる
過去も現在も未来も 一切を脱ぎ捨てて
こころもからだも透明になっていく

(森雪拾

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春のひだまり㉚ 蟻とてんとう虫の追いかけっこ?

春のひだまり㉚ 蟻とてんとう虫の追いかけっこ?

昨年から、野菜やお花造りにトライしています。
そんなある日、蟻がてんとう虫を追いかけ、勢い良く雑草の枝を登って行きました。
二匹が「追いかけっこしている!」くらいにしか、思っていなかったのですが、その納得の答えが見つかりました、、、

「土に触れると精神面に良い」と言われますが。
土を掘り起こしたり、土に触るとバクテリアを吸い込むことになります。
ガーデニングやアウトドア等で土に触る機会のある人も

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詩ことばの森(162)「懐かしい庭」

詩ことばの森(162)「懐かしい庭」

懐かしい庭

自分は見たらしい
点滅する幻影の街を
そこでは何も生まれず
繁栄もなければ衰退もない
ただ匂いのほかには

僕は庭に出てみた
灰色の木肌を剥き出しにして
無言の空気が留まるだけ
そこでは僕自身も虚無だった
時間さえ幻なのだから

時折吹く風の匂いは
懐かしい面影を連れてきて
ただ無言の香りが庭一面に
立ち込めるばかり

(森雪拾)

春のひだまり㉙ 石川県・兼六園と金沢城

春のひだまり㉙ 石川県・兼六園と金沢城

能登半島地震から4か月が過ぎた頃、復興の邪魔にならないように伺ってみました。
金沢市では、田上新町、津幡町の造成地で住宅の被害や内灘町~かほく市ではひび割れや液状化の被害がひどかったようです。
市街地を歩いてみましたが、大きな被害はわかりませんでした。普通な日常を感じました。
歩いている中で、沢山の外国人観光客にお会いしました。

金沢兼六園下交差点から坂を上がっていきますが、坂道の入り口に「箔一

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詩ことばの森(161)「美しい街」

詩ことばの森(161)「美しい街」

美しい街

孤独は空から降ってくる
雨模様ではなく
青空だったりする
都会の街並みに
あるいは山あいの村に

湿り気を帯びているのでもなく
以外にはさっぱりしていたりする
失望した人間に無関心な世界
美しい街のフレーズと写真の貼られた
駅の地下道を歩いている孤独

むしろ乾ききった世界に
銀色に輝いていたりする
薄闇のビロードの机上で
一日が終わる窓外から
深い河の流れが聞こえている

(森雪拾)

春のひだまり㉘ 富山県・世界遺産・菅沼合掌造り集落を尋ねて

春のひだまり㉘ 富山県・世界遺産・菅沼合掌造り集落を尋ねて

五箇山合掌の里の反対にある、菅沼合掌造り集落に行ってみました。
エレベーターを地下3階まで降り、左側は五箇山合掌の里。
右側を歩いていくと2分強で集落に到着

五箇山合掌造りとの違いは、菅沼合掌造り集落は生活の場となっています。
普通に洗濯物が干してあったり、自動車が駐車されていたり、田んぼに水が入っていたりと生活感を感じました。

伺った時に、威勢のいい声が飛び交っていましたので、覗いてみました

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詩ことばの森(160)「朝の森で」

詩ことばの森(160)「朝の森で」

朝の森で

神奈備の木に花が咲き
天が喜び 地が潤い
依代は輝きを灯しつづけた

あれから季節は巡り
緑の季節となり
木々は自らの葉の重みに
軋んだ声をあげている
強い風に髪を振り乱した姿は
まるで鬼神だ

私が思っているのではない
木が教えているのだ
成長とは犠牲を伴うのだと

朝の森をひとり歩き
闇の名残に湿った道に
散乱している枝葉の
鈍い音を踏みつつ行けば
ちぎれた鬼たちの腕

(森雪

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詩ことばの森(159)「古城の夢」

詩ことばの森(159)「古城の夢」

古城の夢

山あいの村には昔
小さな城があった

崩れ落ち土と化しつつある
石垣だけが残っている

石と石の隙間から
黄色い小さな花が咲き
風に揺れていた

一輪の花の狂気が
長い夢を物語りつづけて

一人の女の悲しみが
幻影となって立ち現れる

(森雪拾)

春のひだまり㉗ 富山県・五箇山合掌の里を尋ねて

春のひだまり㉗ 富山県・五箇山合掌の里を尋ねて

5月のとても天気の良い日でした。
富山県から約1時間半くらいで、岐阜県の白川郷に行ける様ですが、
スケジュール的に難しかったので、30分くらいで行ける五箇山に向かいました。
五箇山に五箇山合掌の里と菅沼合掌造り集落がありますが、今回は合掌の里についてです。

最寄りの駐車場から(駐車料金500円)、エレベーターで地下3階に行きます。エレベーターを降りたとたんに、ひんやりとして気持ちよかったです。

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