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旅の余韻を楽しむための3アイテム

コロナ終息宣言をしたデンマーク、コペンハーゲンの街は、すっかり活気を取り戻していました。そんな久しぶりの海外旅行、同じ欧州圏のフランスに住んでいても、見るものが新鮮で刺激に溢れていました。

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コペンハーゲンには可愛いものがたくさんで、欲しいものが止まりません! 北欧家具は素敵だけれど、持って帰るには重すぎるし、世界展開しているブランドも多いので、買おうと思えば、パリで購入することも可能です。(なんなら日本でも)。お土産って、旅先の感動を持って帰るものだと思うのですが、もしかしたら、モノじゃないかもしれないと感じた今回の旅行。振り返ると、3つのアイテムが、旅行後の生活を豊かにしてくれるものだと気がつきました。

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①自宅で再現できる植物

コペンハーゲンの街は、澄んだ淡い水色のような空気感。そこに、黄色い丸いお花、クラスペディアをあちこちで見かけました。少し白っぽい青み緑のユーカリが一緒に活けられていることが多かったです。植物の種類を知るためには、写真を撮るだけで名前を教えてくれる「PicutureThis」を使っています。

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あとは、紫の三角の葉が特徴的なオキザリス・トリアングラリスと、紫色のススキもたくさん見かけました。北欧原産というわけではなさそうなので、単純に現地でのトレンドかもしれませんが、なんかオシャレ。

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②思い出に色を付ける

そんな街の印象から、スッキリと淡い水色、温もりの黄色、そしてニュアンスカラーの青緑色の3色に、差し色の紫色が、この旅の色になりました。それを意識しだすと、もうこの色が気になる! 気づくと手に取るものすべてがこの色のどれかに…。

こぺん

買おう! と決めていた商品、Tina Ratzer氏デザイン、Silkeborg Uldspinderi社のTwist a Twill Throwのコーンイエローのブランケット。2008年に発売されたものなだけあって、今は手に入らなそうで残念でした。

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ブランケットは手に入らなかったけれど、北欧ブランドの「& Other Stories」で、こっくりとしたマスタード色のアイシャドウとネイルを買いました。手に入れたアイテムを早速使い、ディナーへ。旅先で使い始めることで、写真にも残りました。

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③本でより世界に浸る

そして、最後は本。現地のミュージアムショップでみつけた北欧のライフスタイル本、Brontë Aurell著「the little book of scandi living」。文字情報は、その世界に頭をどっぷり浸けることができます。旅先で読み始めることで、その場で実感できるのも楽しいところ。あとから見返しても、それを読んでいたときのことが、鮮明に思い出されます。

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この本の中で一番面白かったのは、「コペンハーゲン風インテリアの作り方」という章。ちょっとしたジョークを込めた、北欧風インテリア作りのアイディアがいくつも書かれている一部を、私の意訳でご紹介。

1. 床のカーペットを剥がし、サンドペーパーをかけて、白いペンキで塗る
2. 全ての壁を白く塗る。「Scandinavian white」、「Ringsted white」もしくは「Vesterbro white」であること。
3. 巾木もドアも全て白く塗ること。
4. 全てのカーテンを取り除くこと。もし難しければ、白いカーテンかブラインドにし、存在感を消すこと。
5. デンマークデザインのカラフルな椅子を一脚置くこと。ヤコブセンか、ワーナーが良い。そこに、スウェーデン製の羊の皮を掛けよう。

とにかく室内全てのモノが真っ白であることが大事なことのようです。また、白にしても色々あるようで、違いが気になりGoogle検索したものの、全てピュアな白という印象でした。我が家は既にドアも壁も真っ白なので、部屋に一脚、カラフルなデザイナーズチェアを置くというのは、ぜひ実践してみたいと思いました。IKEAの家具で揃えてしまっているので、ちょっと味気ないんですよね。歴史あるデザインアイテムは、良いアクセントになってくれそうです。確かにコペンハーゲンには、このルールに当てはまっているお部屋がありました!

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また、4.のカーテンを取り除くこと、という部分。デンマークの家にはカーテンがないので、夜になり室内に明かりが灯ると中の様子がくっきり。それでも、カーテンを掛けないのは、「悪いことをしていないから見られても困らない」ので。やましいことがなければ、隠す必要はないという考えはプロテスタントの教えだという説もあります。外から素敵な家の外観を撮っていると、中の人が手を振ってくれたということが何度もありました。写真を撮っていて、注意されるかとドキドキしていましたが…。

旅の余韻を楽しむポイントは再現性

旅行後にどれだけ余韻を楽しめるかは、自宅での再現性なのかなと思いました。旅のおさらいといいますか、自分で実践することで、思い出はより鮮明になります。植物、色、本の3アイテム以外でも、例えば、香水や調味料など、五感を刺激するものも良さそう。旅先で買った調味料を使って、旅行中に食べた料理を再現したりなども、素敵だと思います。私自身は、全く料理をしないので、できませんが…。

今後も旅先で、その土地特有の3アイテムを探して、写真とは別に、心のアルバムに刻んでいこうと思いました。見方が少し変わって、一味違う旅になるかもしれません。

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