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きっと大丈夫。1ヶ月の世界旅行の振り返り|働きながら世界一周

どうしても帰らねばならない日本での仕事の予定があって、1週間だけ日本に戻る。

何でか知らないけど、私はいま日本行きの飛行機に乗って、Superflyのフレアを聴きながら、たった1ヶ月の旅を思い出しながら、少し泣きながらこの文章を書いている。
(他人から見たらただの情緒不安定かもしれない笑)

この1ヶ月で、ネパール、タイ、カンボジア、ラオス、ベトナムと5カ国回った。そこで感じた変化を記しておく。個別のエピソードは、個別に書いているので、別ノートを見てほしい。


1ヶ月で思ったこと

・1人でも大丈夫

そもそも1人で旅行して楽しいのか、そして女性1人の旅って危ないんじゃないの?という疑問が付きまとう。

結論、1人旅はめちゃくちゃ楽しい。いろんな体験を通しての自分と向き合う時間というのもあるし、学びがかなり多い。

例えば言語が喋れる友達や彼氏と旅行に行ったら、自分が喋らなくてもいいし、遠慮や恥じらいというものが発生して思ったように行動できないこともあると思う。1人だとそんな気遣いもいらないし、体験したことは全て自分の学びだ。疲れて寝てしまっても、夜更かしして仕事をしても、自分の肌には少し悪いかもしれないけど、咎める人も誰もいない。何をしても自由だ。

安全面についても、今のところ安全なところしか行ってないのもあるが、基本的には思った以上に大丈夫。
ベトナム鉄道の夜行列車に乗ったときに、黒人の男性に部屋の外からハローと言われた時は少し怖かったけど。でもベトナム人のおじいちゃんが同じ部屋にいてくれたから良かった。

これについては気を引き締めて、今後も十分に気をつけたい。

・周りの人はみんな助けてくれる

困っていて誰かに助けを求めたら、基本的に拒否されることはない。ホテルの人も、ツアーの人も、同じ旅人も、みんな今の所、親切。

・悪い人もいるけど、良い人もいる。全て所与の条件だ。

今のところの失敗は、カンボジアのマッサージ屋のお姉さんにマッサージ代以上のチップをあげてしまったり、ベトナムで白タクに乗ってしまって、お金をぼられたり、ベトナムのATMでカードが吸い込まれて出てこなくなったりくらいだ。

カードについては、ちょうど一時帰国するタイミングだったので、即止めて再発行した(カードは返してもらえないことが多いという記事を見たため)。

ただ、そういう自分自身の失敗や、人に騙されたりすることも含めて、一定の所与の条件だと思うので、やっぱりそれをどう捉えて、どう行動するかだと思う。

少しお人好しなのかもしれないけど、多少のお金は、その人がそれで幸せになるのであれば、良いかなと思った。今後は気をつけるけど。

・仕事をしていて、協力してくれる周りの人に感謝。

今回世界一周に行くことは、業務委託先の会社の皆様には全部伝えている。

それぞれの会社で経営課題ややらないといけないことがあって、私もそれに対して全力で貢献できることは貢献したい、という気持ちの前提で、関わる方たちみんな、私のやることに理解や興味を示してくれて、本当にありがたいし感謝しかない。

これまでのキャリアで、紆余曲折あって、自分にとって辛い相手は縁を切ったほうが良いと学んだし、そうやって取捨選択した結果今があるのだと思う。
(時には我慢して頑張り続けることで、新しい縁が生まれることもあるから不思議だよなと思うけど)

絶妙なバランスで時間は有限だから、時には歯痒いこともあるし体力的に辛い時もあるけど、今後も自分のやれることを最大限がんばりたい。

・今のデジタル時代の一期一会の尊さ

ベトナム鉄道で、iPhoneの充電器が壊れて、泣きそうになっていた時、通りがかりのベトナム人男性に充電器もってませんか?と話しかけて、貸してもらった。

その男性は男性で、自分の席を別の女性2人組に占領されて困っていたらしく、私の1等車のキャビンが空いていたので、空きベッドをこっそり勝手に提供してあげた。
(車両どんだけ無法地帯なんだよ笑)

iPhoneがないと仕事ができなくて気持ちがずっと落ち着かず、全然眠れなかったので、本当に彼に救われた。彼は「危なくないから安心してね」と言って、私が仕事している隣ですやすやと眠っていた。彼はベトナム語しか喋れなかったけど、Google翻訳を使って軽く会話をしたりもした。

無表情だったけど、温かい人だった。ジャンという名前だった。ホーチミンについて、「これからの旅路の安全を願ってます」と彼は言って、ばいばいして、それきり。年齢も職業もわからないし、連絡先も聞いてない。

もう会わないのに、思い出したら温かさに泣きそうになる。もう会えないからこそなのかもしれない。このデジタル時代に、誰とも繋がれてしまうからこその一期一会の貴重さ。

きっと私は、あの何も無い野原を電車が走る、暗く、温かな夜のことを一生忘れないと思う。

・英語はちゃんと喋れなくても自信が大事なんだと思う。

アジアもたくさんの旅行者がいて、団体もいれば、1人で来ている人もいる。
例えばそういう人と同じバスやツアーになった時、ちょっと言語に自信がなくて話しかけづらかったりすることがある。

だからこそ、やっぱりもっと英語を勉強したいと思った。あとは鶏が先か卵が先か、自信がなくても話しかけて実践で学び振り返るという方法もあるから、マインドも大事だと思う。世界は80億人の人口がいて、目の前の人に嫌われてもそんなに困らないから、どんどん話しかけていかないと。

ちなみに登録したオンライン英会話は、時間がなくて全然できてない。笑
これについては何かしらの対策を講じる必要がありそうだ。

成長したこと

・1人で喋って1人で笑うという技を身につけた笑

旅をしていると、「あー疲れた」とか、「マジか!」とか、「みすったな、、」とか、「すごい!感動!」とかいろんな感情や思いが出てくると思う。
誰が聞いてくれるわけでもないけど、そういう思いを1人で勝手に喋って、1人で勝手にニヤニヤするという癖がついた。

例えば観光地で、中国人の団体客がうるさいときに、「うるさいな、、」と1人でボソッと呟いたり、すごく良い気分になったときに、1人でニヤニヤしながら街を歩いたり、歩いていて疲れたときに「がんばれー」って言ったり、美味しいごはんに「うめー」って言ったり。

自分と対話しているみたいな気分になるし、悪くない気分。

エマワトソンが自分自身が恋人って言ったのと少し似てる感覚かな(違うか)

・1人でも全然楽しいと思える

これは冒頭でも書いた通り。
あと不思議と、寂しくない。結構旅先で会う人で、寂しくないの?って言われることはあるけど。

そもそもやること多いから忙しいというのもあるし、日本にいる時は誰かといなきゃみたいな勝手な自意識が芽生えていたけど、そういうのもない。旅先で出会う人とその時間やその日限りで話すのも楽しい。

あとは大体男性から、まだ結婚してないの?って聞かれる。これは日本でも同じなんだけど、結婚してないよ、それが今の私だし何か?って思えるようになった笑
(バツイチという説明はめんどくさいから省くようにしてる)

・書くことが好きで踏み出せたこと

前から考えることや文章を書くことが好きで、思ったことをメモ帳やノートに書き殴ったりしていた。でもそれをどこかに公開するということはしていなかった。

私の心の呟きなんて誰の役にも立たないし、実際そうなのだけど、旅先での出来事はきっと一生物の体験だと思い、noteを始めた。

役に立たなくていいし、書きたいから書く。自分という少し歪な人間のフィルターを通して旅の体験。

思った以上に書くことは楽しいし、私書くことが好きなんだな、って改めて思った。

岡本太郎が言ってた。下手でも良いから描くんだ、と。本当そうだと思う。インプットしたらアウトプットもしないと、もったいない。

・家族との関係性の改善

今回世界旅行に行くにあたって、両親にもきちんと話をした。あと、直前に付き合ってた彼と別れた話もした。

今まで、自分の恋愛ややりたいことを親に話すことなんて、なかった。話しても理解されないって思っていたから。幼少期の経験から、ずっと親に本音を話すことなんて全くなかったし、全部自分で決めてきた。

でも自分自身がいろんな失敗もして、だいぶ不完全な人間であることを受け入れられたこと、そして親自身も歳をとって許容範囲が広くなったこと、とにかくお互い成長したのもあるけど、本音を話したら受け入れてくれた。

私にとっては人生の中の大きな一歩だった。まあそれでも話すことは取捨選択するけど(笑)

学んだこと

・言葉が上手い人の言葉は聞き流す

これは観光地あるあるかもしれないけど、日本語が喋れて、調子良いこと言ってくる人は、基本お金が欲しいか、サービスを買ってほしいか、口説きたいかのどれかなので、まともに話を聞かないほうが良い。

白タクの運転手は、「Japan as No1!」と褒めてたけど、いつの時代の話だよ。でもそれ言われて良い気分になったのも事実だけど(笑)

・世界の交通網はすごい!どこでも行ける。

学びなのかはわからないけど、普通に飛行機や陸路で、世界中に移動できるって文明の発達がすごいと身をもって体感した。

地球って惑星があって、そしてそれぞれの国や文化、自然があって、人が生きていて、共通する部分もあればそうじゃ無いこともあって、それを体験できることが普通にすごい。

グローバルな仕事をしている人からしたら普通なのかもしれないけど、物資や技術を輸出したり輸入したりするのもすごいよね。世界は繋がってるんだなあ。

・国が変わって文化が変わっても、人の本質は変わらない

これは感覚的な話だけど、人が美しいと思ったり感動することが共通しているって不思議だなって思った。生まれた場所も育った環境も違うのに。

どの地域の出身だとしても、良い人もいれば悪い人もいるんだなってことも感じた。もちろん自分視点でしかない。チェンマイのゾウのツアーで出会ったイギリスの老夫婦はとても親切だったし、シェムリアップの遺跡で出会った欧米人のおじいちゃんは、すごく意地悪だった。

結局欧米人は欧米人でかたまるみたいなこともあったけど、誰もがわからないものや未知のものには近寄りがたいんだろうなという見方もできる。そこも人間なんだよな。

そして、旅先で出会った複数の人に「あなたは勇気があって強い女性ですね」と言われた。私の人格もワールドワイドに共通認識なのかと思った笑

・それでも宗教や文化の違いはある

ネパールでヒンズー教のお寺に行って儀式を体感したり、タイでお坊さんにバスの席を譲ったり、世界の宗教や文化に触れる機会が何回かあった。

やっぱり日本には薄い、信じる神がいる感覚。
そして日本では過去新興宗教による事件もあったりしたから、あんまり宗教に対してイメージが良くないけど、なぜ人は宗教を信じるのか。

もっと世の中で起きていることや文化、宗教を学び知りたいと思った。

旅×仕事の今の所のTips


・お金はホテルとかで細かく両替しておく。大きいお金は街のご飯屋さんとかで使えないことが多い。

・その国の通貨の理解をしておかないと騙されやすい。ちゃんとその国に入る前にレートは頭に入れておく。

・お風呂に入れない夜もある。汗拭きシート、そしてトイレットペッパーは必須

・携帯はやっぱり予備あったが良い(生命線)

・充電器はUSBのやつもあったが良いかも。移動の車で、USB式の充電ならあるケースがある。

・e-simは、どうせネットワークは使うので大きめの容量を買っておくほうが良い

・空港のラウンジは使えたほうが良い。特にシャワーや休憩観点で。

・クレカは3枚くらいあったが安心。ATMに吸い込まれる(レアケースなのかな?)とか無くすとか、いろんな可能性がある。

→なので、プライオリティパスがついたクレジットカードを発行しました

あって良かったもの


・配車アプリGrab
東南アジア限定だけど、余計な料金交渉やちょろまかしがなくなる。決済もカードで便利。各国で何かしらこういうのあるはずなので、今後いく国でも要チェック。

・地図アプリ
当たり前だけど移動の時はGoogle Map必須。タクシーだけではなく、列車やバスでも使える。次行く中国の時は使えないので、中国version(高德地图、百度地图)のダウンロードが必要。

・airbnb
泊まりでもそうだけど、今回移動の隙間時間に、シャワーと洗濯のために借りて、めちゃくちゃ便利だった。

・subline
IP電話アプリ。これでインターネット環境があれば、電話可能で、ビジネス用に留守電もできるので、便利。日本の番号から転送設定して活用中。

・airalo
e-sim。足りなくなったらすぐチャージできるし便利。少し割高なのと、ネットワークがないとチャージができないので、容量がなくなってからチャージしようとするとだいぶ困難になるのが欠点。でも今のところめっちゃ重宝してる。

・ユニクロのUVカットカーディガン
暑い国でも軽く肩だけ羽織るとかで使っていた。室内冷房が激寒なときにも、重宝した。

今後

また、5月18日(土)から旅立つ予定です。今回は、中国の桂林からスタート。中国のいくつかの都市を回って、北京から鉄道でモンゴル入り、そこから中央アジア、東ヨーロッパ、ヨーロッパ、最後アイスランドまで行って、9月ごろに2度目の帰国をする予定。10月-12月は、南米、アフリカ予定。

だんだん逞しくなっていっているはずだから、このまま無理せず楽しめるよう、頑張ります!


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