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心に残る話し

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燃え上がる炎よりゆっくり流れる水の様に/仏教

燃え上がる炎よりゆっくり流れる水の様に/仏教

物事に取り組む時、あまりに偏って意気込むと

直ぐに諦め潰れてしまう事が多々あります。

例えば

世界一の〇〇になるとか

命を賭けて悟るんだとか

世界の子供達を救わなければとか

世界平和 実現にと一人で躍起になるとか

これは全て素晴らしい事ですが

中々すぐには成就出来ないものばかりです。

ですので何事も一歩ずつ一歩ずつ

日々の積み重ねをし、歩む他 道はありません。

日蓮聖人様は

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残りの二分の精神/エッセイ、写真

残りの二分の精神/エッセイ、写真

村八分には残りの二分があると

言います。

1つは火事の時、

もう1つは亡くなった時。

その時だけは世話をしたり

その悲しみに寄り添うと

教えてもらったことがあります。

故人が心残りなく霊界に帰れるように

残された者が故人の為に施す

それこそ残りの二分の精神ではないか

私はそう思います。

奥には仏様がいる/写真 詩

奥には仏様がいる/写真 詩

棟方志功さんは

『板の奥にある命を彫り出すだけなんだ

私は産婆さんのようなものなんですよ』

と言っていた。

木にも顔がある、命がある。

色の奥には如来の全身います

無断転載禁止とさせて頂きます。

化けてでなくてはならない、棟方志功さんから学ぶ/仏教

化けてでなくてはならない、棟方志功さんから学ぶ/仏教

板画家(棟方志功さんは版画ではなく板画と書いてはんがと読ませていました。)の棟方志功さんは仏教徒でありました。

板の奥にある命、仏様を掘り起こし

命を表していました。

棟方志功さんはこんな事を仰っています。

「どんな思いで彫っているとか

よく聞かれますが 目の前には私と板しか無く

私は板の奥にある命を取り出す産婆さん

なんだ。」とそんな意味合いの事を

仰っていました

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本当の快楽とは/仏教

本当の快楽とは/仏教

食べる事、 綺麗な人や景色

心地良いものばかり見る事 好きな人といる事

セックスする事、褒められる事 お金を稼ぐ事

いつもクーラーやエアコンが効く

心地よい場所にいる事等

挙げたらキリがありませんが

こうした快楽が幸せだと感じる方が

多いと思います。

確かに人間ですから求めるのは悪くもなんとも

無くこの世で日々生きていれば当然の事です。

ですがそれは求めすぎると不安になった

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念ずれば花開く/仏教、写真

念ずれば花開く/仏教、写真

病院である実験をした話を

聞いたことがあります。

まず

ガン患者をAとBに分けて

Aの人達の事を必ず1日のうち

心配したり考えたりしてあげる

Bの人達には何も思わず何もしない

そうするとガン患者の症状がどうなっていくか

実験です。

そして検査結果を見ると

Bの人達よりAの人達のガンの症状が

良くなっているという実験結果が出たのです。

この実験は何度やっても同じ結果が

出た

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馬鹿になる/仏教 写真

馬鹿になる/仏教 写真

人は中途半端に利口なところがありますから

なにか起きたり苦しいとあれこれと色んな事を

考えてしまいます。

そうすると大切なことを信じ切る所まで

心がいかなくなるのです。

私はよく馬鹿になりなさいと学びました。

馬鹿とは破天荒な人の迷惑になる様な事ではなく

利害関係や損得と言った所をすっ飛ばし

信じ切るということです

これが簡単な様で難しいのです。

人は苦しみがあると解消しようと

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仏教 / 誰にでもある繊細で優しい「本来」の心

仏教 / 誰にでもある繊細で優しい「本来」の心

この世の中には様々な病気があり
その病名も増えてきていると言います。

その中に
HSPという病名を最近
目にするようになったのですが

人の感情や心をより敏感に感じる方が
HSPであるとnoteで知りました。

そんな方がHSPなら自分もHSPであるし
全ての方ではないにしても
ミュージシャンや芸術家その他の創作に携わる人はHSPの方が多いのではないのかと
思いました。

私は仏教徒なのですがな

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一歩ずつ味わうように進む事が本物の道

一歩ずつ味わうように進む事が本物の道

私ごとで恐縮ですが

ここ数年体調不良やらコロナ禍で

今まで出来たことができなくなっています

ですがその時間があったから私は座ってるだけ

呼吸出来るだけ、台所に立てるだけ

歩けるだけで感動し感謝できます。

私はそれだけでとっても幸せで

苦悩したお陰様で有り難い事を知ることが
できました。

王様の料理人の話し

こんなお話があります。

昔むかし、ある王様が

「私を満足させる料理人は

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仏教 / 悲しみに寄り添う心、観世音菩薩の精神

仏教 / 悲しみに寄り添う心、観世音菩薩の精神

観世音菩薩、通称観音様と呼ばれて慣れ親しまれている菩薩様ですが

この観世音とはどんな意味でしょうか?

観とは観察と言う意味で

世とはこの世の事

音は人の心の音、即ち心の声と言う意味です

ですので観世音とは

この世の人の心の声を色んな角度で観察し

人々を救済する菩薩様

という意味があります。

観世音菩薩は三十三身と言って

人の苦しみに合わせて色んな形の身になって

救ってくださる

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干し柿の精神

干し柿の精神

テレビで干し柿を作っているのを

たまたま見かけました。

干し柿というのは渋柿を干して寒風にさらされ

ながら少しずつ甘くなるんですね。

干し柿を見ていて人間も同じだなぁと

思いました

病や人間関係、仕事や家庭問題

様々な苦がこの世にはあります。

その苦悩という寒風があってこそ

私達の心は干し柿のように甘く熟成され

優しさが深まり、人の思いが理解できる

人間になれるのではないでし

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仏教 / 風外禅師とアブの話し

仏教 / 風外禅師とアブの話し

風外禅師の話し

こんな話しがあります。

゛風外禅師とアブという愉快な話があります

風外禅師が破れ寺の住職をしている時

ある商人の悩み事の相談にきました。

風外禅師はその人の話を全く興味を示さず

一匹のアブが障子にぶつかっては落ち

また飛び上がって障子にぶつかって落ちる様を

一心に見てるのです。

商人がたまりかね

「和尚さんは、よっぽどアブがお好きと見えますね」と皮肉を言うと

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マイナスをプラスに変える力、水泳選手の話し/仏教 写真

マイナスをプラスに変える力、水泳選手の話し/仏教 写真

石原愛依さんという視覚障害のある

水泳選手をテレビで拝見しました。

この方は7割程度視野が狭くなり真っ直ぐ

泳げなかったりタッチが合わず怖くなったり

段々と泳ぐことが困難になり

とても苦悩されていました。

ですが練習していくうちに水の重さや感覚が

研ぎ澄まされ直感力で泳ぐのが

得意なったそうです。

人は苦しい思いをすると逃げたくなり

現実を見ようとは中々思えません。

これは得

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普通の事を命懸けで/仏教

普通の事を命懸けで/仏教

皆さんこんにちは

日々暑く外に出るのも
大変な時代になってきましたね☀
如何お過ごしでしょうか?

以前
プロフェッショナルを見ていたら
ある料理人のこんな言葉を目にしました。
「普通の事を命懸けでやる」

私はこの言葉にとても感銘を受けたのを
思い出しました。

一見 普通というと誰にでも出来る事だと大抵の方はそう思うかもしれません。
もしくは派手な演出や超絶技巧
過酷な苦行のような
ものの方

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