snob1958

ITサービスを標榜する企業で働いていましたが、今は無職です。折に触れて書きたいこと、ま…

snob1958

ITサービスを標榜する企業で働いていましたが、今は無職です。折に触れて書きたいこと、またこれまでに書き留めたことを、表現したいと思います。An English translation is attached below the Japanese text.

マガジン

  • 読むこと 見ること 聞くこと 書くこと(表現すること)

  • 『あの病気』の感染拡大の前と後の私の生活

    一般的にはCOVID-19と呼ばれる『あの病気』が日本で流行りだした2020年前後で、生活がどう変わったかを記録していきます

  • 私が買ったオーディオ機器  Audio equipment

    私が買った、オーディオ機器関連の記事を集めました

  • 一体何が起きているんだ?

    アメリカの歌手である、マーヴィン・ゲイのWhat's Going Onという曲は1971年に発表されました。この曲を聞かれた方、英詩のサイトを見られた方も多いと思います。アメリカでも、日本でも、他のどこの国でも、What's Going On?と言いたくなることが多すぎます。でも、ひどい出来事は、次の出来事に上書きされてしまいます。または、上書きして前の出来事を隠そうとする人たちもいるように思います。カバーできる範囲は限られますが、書き残したいと思ったことをここに入れていきます。

  • 私より下の世代の人たち

    私より下の世代の人たちについての記事をまとめました。タイトル写真は2021年6月26日朝日新聞「人あふれる渋谷「コロナ前くらい」 宣言解除後の初週末」より

最近の記事

コーマック・マッカーシーの小説『ザ・ロード』は、アドベンチャーゲームのシナリオのようだ

原作と、それを元に作られた映画の評判が高いので、図書館から本を借りてきて読んだ。 この本の出版社による「商品詳細」は以下のとおりである。 生きている生物はほぼヒトしかいない。 一匹の犬が一瞬現れるだけ。 鳥も飛ばない、魚もいない。 雑草は生えているが、森は死んでいる。 昆虫に至っては描写さえない。 そんな世界でなぜか少数のヒトがかろうじて生きている。 名前のない父と息子が、少しでも温暖な地を求めて南下する。 手持ちの食糧が無くなってピンチの時に缶詰などの保存食が見つかる。

    • 忘れられた「りそな銀行」または連休中の既婚者の4割以上が家で過ごす予定

      今年は5月3日から6日まで連休だ。 でも、普段の休日と同様に働いている人も多いし、この時期でないとできない仕事をする人もいる。 この連休中に、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行が、システムメンテナンスのために、ATMでの取引などのサービスを一時停止する。 このサイトやこのサイトによると、他の銀行ではサービス停止予定は無い。しかし、これらのサイトでは、りそな銀行が触れられていない。 りそな銀行は忘れられているのだろうか? 気の毒なことだ。 ところで、ゴールデンウィ

      • ネットカフェでCDから楽曲をUSBにダウンロードした

        この記事に書いたように、Amazon Music Primeのプレイリスト機能を使っている。このプレイリストに、好きな曲を入れようとして、Amazon Music Primeを検索したら見つからなかった。有名な曲だが、歌っている歌手が数年前に引退後、音楽配信サービスから自分の曲を全部取り下げたようだ。 幸い、近くの図書館のCDコーナーに、その曲が入ったCDがあったので、借りてきた。自宅のPCにはCD再生機能がないので、ネットカフェにCDを持っていって、そこのPCからUSBに

        • Amazon Musicオフライン再生またはリチウムイオン電池の取り扱いのこと

          今から1年半前にAmazon Music Primeのサービス改悪に関する記事を書いた。 多分、その当時Amazonにはかなりの抗議がきたのだろう。Amazonは、スマートフォンで、オンデマンド再生ができるプレイリスト機能を開発してひそやかに公開している。 せっかく作ってくれた機能なので、プレイリストに登録した曲を、電車の中で再生して聞いている。曲数に制限はあるが、電波を切った状態でも再生できるのがいい。 スマートフォンで再生するときは、2017年12月に買ったBose

        コーマック・マッカーシーの小説『ザ・ロード』は、アドベンチャーゲームのシナリオのようだ

        • 忘れられた「りそな銀行」または連休中の既婚者の4割以上が家で過ごす予定

        • ネットカフェでCDから楽曲をUSBにダウンロードした

        • Amazon Musicオフライン再生またはリチウムイオン電池の取り扱いのこと

        マガジン

        • 読むこと 見ること 聞くこと 書くこと(表現すること)
          126本
        • 『あの病気』の感染拡大の前と後の私の生活
          96本
        • 私が買ったオーディオ機器  Audio equipment
          7本
        • 一体何が起きているんだ?
          78本
        • 私より下の世代の人たち
          14本
        • 同世代の人たち
          4本

        記事

          富士通といい、自由民主党といい

          去年、複数の自治体で、富士通Japanのコンビニ交付システムが、トラブルを起こし、点検のために停止したことについて、何回か取り上げた。 今年1月に、「富士通のサイトを見ても、総点検が終わって、富士通のシステムを使っているすべての市町村で、正常稼働しているという記事は無い。最初の対応も、途中の対応の仕方もひどかったが、対応を完了したという報告も無い。全く、しまらない企業だ。」とこの記事で書いた。 ようやく、この問題は収束したのかと思ったが、そうではなかった。富士通は今年も、

          富士通といい、自由民主党といい

          富士通の「英国Post Office向け会計システムにかかる事案について」というお詫びの空虚さ

          私がこの記事を書いた5日後に、富士通が自社のサイトに、お詫びの文章を掲載した。 英文のお詫びも掲示されている(当然だが)。 しかし、この告知では、富士通が何の問題に対応しようとしているのかについての説明がない。謝罪の姿勢はしぶしぶ示したものの、あまり詳しく言いたくないのだろう。相変わらずの企業姿勢だ(富士通がコンビニ交付システムの不具合を4月にまた起こした件については、別途書こう)。 イギリスの郵便局で起きたのは、富士通の海外子会社が作ったシステムの不具合による、帳簿残

          富士通の「英国Post Office向け会計システムにかかる事案について」というお詫びの空虚さ

          その情熱の向き先

          この事件の記事を読んで、この岩の存在を知った。 この事件を報じる朝日新聞の記事の見出しは、「住民の執念で罰金刑」だ。告訴までには大勢の人の手を煩わし、かなりの費用もかかっただろう。 一方、こんな幼稚な悪さをするためにわざわざ東京から高知県まで行く、学生たちの、目的達成のために夜中に山道を歩く執念に感心する。 情熱しかとりえのない、行き当たりばったりのプロジェクトだ。 彼らが通う大学は、彼らのしでかしたことを知っているのだろうか。 タイトル写真は、高知市のホームページか

          その情熱の向き先

          NHKのラジオ基礎英語のテキストが660円になっていた

          スティーブン・キングの文庫本が約2000円もするという記事を書いた。値上がりしているのはそれだけではない。 本屋に、NHKの語学番組のテキストの4月号が積まれていた。何気なしに定価をみたら、ラジオ基礎英語のテキストが660円もする。 私が中学1年生だったころ、基礎英語のテキストはたぶん200円ぐらいだったので3倍以上の値上がりだ(もっとも、例えば少年サンデーはその頃100円程度だったと思うが、今は360円なので、驚くことではないのかもしれない)。 3月号は550円で、一気

          NHKのラジオ基礎英語のテキストが660円になっていた

          スティーブン・キングの文春文庫が2千円もする

          金曜日に近所の本屋に行ったら、スティーブン・キングの単行本の新刊が置いてあった。インターネットの書店では、この本は月曜日発売予定となっていて、金曜日には買えない。 これは、出版社からの、町の本屋さんに対する配慮だろうか? それとも、出版者が希望する発売予定日より前に入荷した本を、本屋がちょっと早めに売っているのだろうか? それはともかく、驚いたのは2021年に2,420円の単行本で出版されたスティーブン・キングの『アウトサイダー』が今年、1,980円の文庫で出たことだ。1

          スティーブン・キングの文春文庫が2千円もする

          図書館の老人たちと大学生たち

          最寄りの市立図書館に行くと、新聞コーナーがある。この記事に書いたような、定年退職した男たちが日経新聞を取り合う、という光景を目にしたことはない。 行きつけの理髪店の店主によると、ある図書館では、朝、常連のグループのメンバーが、新聞各紙を順番に回して読んでいる。そこにグループ外の新参者が来て新聞を読もうとすると、気まずい雰囲気になるそうだ。 そういった光景は日本だけではない。 時々、その市立図書館で日経新聞を読む。時には、過去2週間ほどの日経新聞をまとめて机に持って行って

          図書館の老人たちと大学生たち

          ワンダーボーイを失った大谷選手はサボイスペシャルを手にすることができるか

          アメリカのメジャーリーガーの大谷選手が、違法賭博容疑で解雇された専属通訳の事件に関して、声明を出した26日の午後、NHKBSで、映画『ナチュラル』を放送していた。なんという絶妙なタイミングだろうか。 この1984年制作の映画を、私は2,3回見ているので録画しなかったが、あらすじは覚えている。 ロバート・レッドフォードが演じる、将来を嘱望される野球選手が、謎の女に刺された16年後にオールドルーキーとしてメジャーリーグで活躍する、という不思議な展開の映画だ。 謎の女の正体と

          ワンダーボーイを失った大谷選手はサボイスペシャルを手にすることができるか

          日本に来る留学生にとって最初の障壁となる、銀行口座の開設

          大方の留学生にとって、日本に来たときにしないといけないことの一つが、銀行口座の開設だ。 しかし、日本語が不慣れな若者にとって、それは容易ではない。 多分、日本に来る留学生の多くが同じような苦労をしているのだろう。 私の知り合いの日本語学校の教員によると、学生の出身国によって、手続きの難易度を変える銀行がある。 つまり、アメリカ合衆国の人と、東南アジアの人とでは、扱いが違うそうだ。 その知り合いが働く日本語学校の場合、職員が学生に付き添って、ゆうちょ銀行に口座をつくっていた

          日本に来る留学生にとって最初の障壁となる、銀行口座の開設

          生成AIに、田中角栄氏に関する質問をしたら、眉唾もの(死語)の回答を出してきた

          田中角栄氏の屋敷の記事を書いたとき、彼がいつからそこに住み始めたのかを検索したが、その情報が見つからなかった。そこで、生成AIに聞いてみた。 この「1950年代半ば」の出典は、2024年1月10日の朝日新聞「天声人語」だそうだ。確かに、田中氏の邸宅についてこのような記述がある。 Copilotは朝日新聞のサイトの天声人語を読んでいるのか、と思ったがそうではなかった。Copilotが出典としているサイトは、朝日新聞のサイトではなく、個人のBlogだった。そこに天声人語の記事

          生成AIに、田中角栄氏に関する質問をしたら、眉唾もの(死語)の回答を出してきた

          今でも多くの職場でファックスが使われている

          パートタイマーの仕事が終わったので、再び、職業安定所のサイトで職を探している。その中に、ファックスで送られてくる発注書の内容をテキスト入力して、csvに変換する作業の求人があった。 今でも、企業でこういう作業をする人が必要なのだなあ、と思う。 勤労者約4千人に対する2023年1月のアンケート調査によると、4割強が業務でファックスを利用している。 アメリカではもっと多い。 勤労者約1,900人に対する2023年2月のアンケート調査によると、業務でファックスを利用している人が

          今でも多くの職場でファックスが使われている

          田中角栄氏がリーダーズ・ダイジェスト1973年1月号に記事を載せていた

          国会図書館がインターネットで読めるように公開した出版物の中に、リーダーズ・ダイジェストという雑誌がある。その1973年1月号に、田中氏が文章を寄せていた。 これは本人が書いた文章ではないかもしれない。しかし、当時の状況や田中氏たちの問題意識が簡潔に表現されている。 この中に、「両三年の間に経常収支の黒字額を国民総生産の1パーセント以内にとどめるために有効な国際収支対策を実施しなければなりません」とある。この背景がわからなかったので、調べてみた。 やはりアメリカとの関係改善

          田中角栄氏がリーダーズ・ダイジェスト1973年1月号に記事を載せていた

          有名大学出身というブランド

          私が働いていたとき、同僚の子どもが東京大学に合格した。 同僚は、千葉大学の出身だったが、「親戚は自分が合格した時よりもずっと、子どもの合格を祝ってくれる」とひがんでいた。 関東地方のテレビ番組の題名を見ると、「東京大学」はブランドとして扱われている。 過去に時々、政治家の学歴詐称事件が起きている。政治家の業界でも卒業校の名前がブランドとして尊重されるのだろう。 しかし、東京大学出身だろうが、京都大学出身だろうが、変な人はいる。 この文部科学省の大臣は、東京大学出身だった

          有名大学出身というブランド