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本と本屋と読書のエッセイ

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本や本屋、読書に関したエッセイです。
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記事一覧

本のタイトル、目次、を見るだけでも刺激になる

幼い頃から本屋に行くのが好きでした。 しかし 長らく漫画以外の活字だけの本は、読むことが…

本は精神安定剤のようで、本屋は不安から逃れる避難所だった

昨年から仕事内容が変わり、そのために以前より忙しくなり、家に帰ってきてからは本を読む時間…

魂の癒しの場所

古代ギリシャの図書館のドアには、 「魂の癒しの場所」 と書かれていたそうです。 良い言葉、…

古書店 トンカ書店さん

毎朝起きてから顔を洗い歯を磨き、それから朝食を食べる前に新聞を開きます。 昨日も同じルー…

転ばぬ先の本

転ばぬ先の杖とは、「転んでケガをする前に、杖で体を支える準備をしておく」ということから、…

本の言葉はじわじわ効いてくる。

今、川上未映子さんの「黄色い家」を読んでいます。 川上未映子さんの言葉には引力があり、ぐ…

本の道標

僕は、5年前に死を意識した病気になりました。(もう少し詳しく言いますと、通院、入退院を何度かした後、5年前に治療を終えました。) 今まで生きてきた中で当たり前だったことが突如、急に、「それは幻想である。」と突きつけられ、いかに日頃「生」というものを考えずに生きてきたということを後悔・反省しました。 それ以来毎日、朝起きると生きていることの有難さを感じています。 病院で、病状や治療についての話を聞いている時は、絶望しかありませんでした。 治るかどうかはわからないのです。

紙の本と確かな手触り

村上春樹さんの新作長編「街とその不確かな壁」を家の近くの本屋で買いました。 今読んでいる…

著者から断言されると安心する。

生きていると迷うことが多いです。 そして 人生、選択の連続です。 「もしも」という言葉。…

孤独を抱きしめてくれる、そんな本の力

どうしても苦しいときがあります。 どうしても悲しいときがあります。 一歩も前に進めなくな…

本が読めないのに「本屋」に通いつめてたのはなぜ?

幼い頃から本屋に行くことが好きでした。 でも 本を読むことができなかったのです。 どうい…

「普通」にふりまわされていませんか?

僕は自分の書いたことを忘れてしまっているのですが、思い出したことがあります。 それは 「…

絵本はやさしい哲学書なのかもしれない

昨日(12月30日)は、毎年恒例の「必ずこれをテレビで見ないと年を越せない!」と年々自分の中…

本の巻末にある解説は、先に読む?後に読む?

本の解説が好きです。 解説がないときは、少し寂しく感じます。 みなさんは「本の解説」をはじめに読みますか? それとも、本編の後に読みますか? 僕は、はじめに読みます。 というか、はじめに読んでしまいます。 ときに、あらすじがわかってしまうこともありますが、全然かまわず読んでしまいます。本編を読む前のワクワクしてくる感じが好きなんです。 正確に申しますと 本編を読んだあとにも、また読みます。 すると、どうでしょう。 はじめに読んだ内容がさらに重厚になり、味変