ちいさなデザイン事務所の経営に「安定」はありえるか?|お金と人材と新規事業の話【前編】
小学生のときに文集に書いた将来の夢は「建築家」だった。
そして進路を決める高校3年生で志したのは「建築家」と「社長」だった。
大学デビューした青髪のチャラついた未成年が抱く「社長」のイメージは「お金持ちである」程度の浅はかなものであり、その薄っぺらさの露呈を恐れて「お金があればなんでもできる」と猪木のモノマネをしながら友人に社長になると語った日のことは今でもよく覚えている。
この頃の自分の「社長」に対するイメージは、お金を持っていて、いろんなことに精力的にチャレンジをする