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【読書感想文】急成長を導くマネージャーの型  ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン”なマネジメント #1194

こんにちはー!
今日のnoteは「急成長を導くマネージャーの型  ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン”なマネジメント」の読書感想文です。

こちらの書籍、僕にとってはもはや教科書となっており、手法のほとんどをパクっていると言っても過言ではありません。正直、なんかもう手の内バレるから恥ずかしいぜ!っていうくらいです。

この本は僕にとって「自分が色々と学んできたことを、改めて体系立てて、技術としてまとめてくれている」という位置付けです。知識と実務のブリッジとなってくれて、さらにベンチャーにチューニングされているというイメージでしょうか。
ですので、僕のように比較的勉強するタイプ(自分で言うな)で、実践でうまくいっていない人や、逆に勉強はしないタイプだけど、一撃でマネージャーとして成長したい(丸パクりできるものを探している)方にお勧めです。

読む前の自分

さて、誰も求めていないでしょうが、読む前の僕の状況をお伝えします。

僕はこう思っていました。
営業とマネジメント・・・この二つは自分がどのレイヤーになっても、いや、重要な意思決定をする立場になればなるほど重要なはず・・・!
よし!
「プロのマネージャーに、俺はなる!!」

というわけで、このnoteでもマネジメントについての発信もしながら、僕はマネージャーとしてのプロフェッショナルを目指しているのです。

しかしながら、学んだはいいけども、狙った通りにメンバーに伝わらなかったり、誘導するようなコミュニケーションをしてしまったり、メンバーの気持ちを無視して成果を求めてチームを疲弊させたり、シンプルに嫌われたり、シンプルに信頼を失ったり・・・
あんまり言うと悲しくなりすぎるのでやめておきますが、なかなかうまくいきません。

さらに不安なことには、会社の研修で学んだこと、自分で書籍から学んだこと、経験からくるもの・・・気がつけばパッチワークだらけになってしまっていました。自分なりの体系だった理論があるわけではなく、インプットした情報に右往左往する場面も出てくる頭でっかちマネージャーになっていました。(褒めるべし!という本を読んだ後で、褒めるべからずという本を読み、日替わりで正反対のことをしたこともありますw)

読み終わっての気づき

そんな僕が、この本を読んで一番素晴らしいと思ったことは「そのままパクれる」ということです。
実務家のために真摯に理論と実行方法が丁寧に書かれています。
僕は2回読んだ時に、取捨選択しようとせず思い切って丸ごとパクることに決めたのですが、僕の1on1の内容や評価のフォーマット、権限のルールに至るまで、全部この本と同じフォーマットです。会社とサービスの意義を語るときのその流れさえも・・・

恥ずかしいから、メンバーにこの本の存在がバレませんように・・・祈


そして、一番ハッとしたことは「ベンチャーのマネージャーが信用できないとメンバーは辞めてしまう」ということです。

自分が大きくて企業ブランドのある会社に勤めているならば、今のマネージャーが信用できなかったとしても、「辞めるのはもったいない、上司が変わるタイミングもあるだろう」と思いとどまることもあるかもしれません。しかし、ベンチャーの場合、企業ブランドがないので「辞めるのはもったいない」と思うこともありません。会社の看板がメンバーを引き留めてくれるわけでもなく、マネージャーが信用できないと判断すれば社員は辞めます。

長村 禎庸. 急成長を導くマネージャーの型  ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン”なマネジメント (p.303). 株式会社技術評論社. Kindle 版.

ベンチャーやスタートアップでやたら定着が悪いチームってありますよね。
僕は、これを不思議に思っていました。大企業にも様子がおかしいマネージャーは結構いるのに、なぜベンチャーは人が辞めてしまうのだろう?と。
でも、答えがありました。
ブランドも異動もないベンチャーはマネージャーの人間性がダイレクトに定着、そして成果につながるのです。

自覚を持って、メンバーの成長と成功にコミットしようと強く思いました。

読み終わって行動することにしたこと

この本を読んで、僕が行動することにしたこと(というかしていること)は以下の通りです。

・頭から全部パクる
・仕事、数字、目標の意義を言語化する
・メンバーの本質的な成長と成功にコミットする

この本は、(マネージャー本人がベンチャーに)入社した時から時系列的に使えるようになっています。まさに実務書的!
なので、まず行動することにしたのは第2章から全パクリすることです。

そして、その中でも印象的だった
・意義の言語化
・マネージャーとして一番大切な「メンバーの本質的な成長と成功にコミットする」
の2つを併せて実践していこうと誓いました。

いや、僕だけかもしれませんが、プロのマネージャーの端くれなら、この本を読んだらこの2つは絶対に胸に刻んで言動を選びたくなるはずです。
その点では、僕が行動することを決めたのは「とにかく全部パクる」ということだけと言えるかもしれません。

最後に

今日は「急成長を導くマネージャーの型  ~地位・権力が通用しない時代の“イーブン”なマネジメント」の読書感想文でした。
僕とっては、ベンチャーのマネージャーとしての教科書の位置付けになっています。
マネジメントに関しては尊敬すべき歴史的名著がたくさんありますし、時代を超えて通用する理念もたくさんあります。
しかし、この本ほど「イマドキ」にも、「ベンチャー」にも、そのまま応用できる教科書もなかなかありません。歴史的名著と同じかそれ以上に貴重なのではないでしょうか。著者の経験がベースにある分、安心して真似できる実務書で、現役のマネージャーにはとてもオススメです。
ベンチャーのマネージャーはもちろんのこと、大企業のマネージャーが身につければ最強だと思われるので、全マネージャー必読ではないでしょうか。

では、また!





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