身近なところにある戦争の跡
2002年、圏央道の一部である「さがみ縦貫道路」の建設中に神奈川県高座郡寒川町の工事現場で毒ガス入りの瓶が見つかりました。古い瓶ですが異臭がし、作業員11人が発疹やかぶれなどの症状を発しました。防衛庁が分析したところ中身は化学兵器に使われるイペリット(マスタードガス)と判明します。その後現場の調査が行われ、11本の毒物入り瓶のほか不審物を含む約800本の瓶が見つかりますが、それらは近くに設けられた「無害化処理設備」で処理され、現場の安全が確認されたのち圏央道の建設は再開されま