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📢『まいどーおなじみの、🧻ちり紙交換車でございます』狂乱のチリ紙交換全盛期⛽オイルショック当時の話

皆さんこんにちは、ラグマスター(ラグハウスの親方)のPikaichiです。ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事です。常日頃より、古着のリサイクルや回収にご協力下さり有り難うございます!!

今回は番外編、『まいどーおなじみの、🧻ちり紙交換車でございます』1980年頃の第二次⛽オイルショック当時のお話です。

ラグマスターは当時20歳、チリ紙交換【注1】が集まる建場たてば注2】に込ボロこみぼろ【注3】の集荷で毎日のように顔を出していた。

注1、家庭で要らなくなった古紙や古布を、ちり紙やトイレットペーパーと物々交換することを通じて回収する事や、その業者を言う。
注2、買い子かいこ(チリ紙交換)がその日に集めた廃品を買い取る問屋の事。
注3、リサイクルの為に回収された古着や古布が混ざった物の総称、ラグハウスの業界用語。

このチリ紙交換と言う職業は資格や学歴は関係なし、自動車の免許さえ持っていれば誰にでもすぐに出来る職業だった。当時はオイルショックの影響で古紙や古布の価格が高騰していたため、建場たてばではチリ紙交換を常時募集していた。そしてチリ紙交換をするのに自前のトラックも必要ないのだ、1日いくらで建場がレンタルしてくれるのだ。

そんな事でチリ紙交換をしている連中は、いろんな世界からあぶれた面白い人種のるつぼだった。事業に失敗し再起を誓う社長崩れ、ギャンブル🚤に嵌って会社を首切りされサラ金に追われる者、出稼ぎに来た地方の爺🧓さん、学費を稼ぐ大学生👨‍🎓のアルバイト、一発狙い🏹の大口叩き、競馬🐎中継の物まねが上手な遊び人、小指の欠けたこわもてのおじさん😎等々。中には愛人作って地方自治体の公金を横領して逃亡中なんて役人崩れまでいた😅

俳優の石田純一さんもこの当時大学生で、チリ紙交換のアルバイトをしていたそうです。持ち前のキラースマイル🤩でご婦人方を悩殺して、相当荒稼ぎしていたそうですよ!

オイルショックとは
原油の供給逼迫および原油価格の高騰に伴って引き起こされた、世界経済全体に及ぼした大きな混乱の総称。石油危機または石油ショック、オイル危機とも称される。

Wikipedia

このチリ紙交換は良く言えばフレックスタイム制だ、だが悪く言えばぐーたらにも出来るルーズな時間制だ、当然だが働き方にも個性が出る。夫婦二人で働くAさんは、朝から夕方までの勤勉タイプ。競艇好きの通称熊(顔が熊に似ているので)さんは競艇開催日は働かない。夜更かしタイプのMさんはお昼から。大学生のT君は休日や長期休暇の時間が有る時だけと正にフレックスタイム制だ。

出典、古紙ジャーナル

こちらのグラフを見て頂こう、1980年の第二次オイルショック時に古紙価格が急騰しているのが良く分かるグラフです。およそ、45円まで上昇していますが、これは公称の価格で実際にラグマスターは50円を超える相場が有った事を覚えています。

新聞を家庭で一か月溜めると約10キロ、50軒ほどの家庭から声が掛かれば、新聞古紙の他に雑誌や段ボールにボロなども有り、ゆうに1000キロを超える目方になる。1000キロ×50円=50000円、これをAさん夫婦のように朝から働くと、午前と午後に一台づつで合計100000円だ!

今から40年も前に一日10万円ですよ、10日で100万、一か月で300万円の売り上げ😲😲😲

ちなみに地域や小中学校の資源回収など請け負って10000キロ(10トン)集めれば、たった1日で50万円の売り上げになったのだ。

もっとも経費も掛かるし、集めることが出来なきゃ一銭にもならないんですが、それにこの狂乱価格は長続きはしなかったんですがね。

次第に古紙価格が下がって行くにしたがって、チリ紙交換を離職してもっと割の良い職業に転職する人たちが続出、そして誰もいなくなった。今では全くチリ紙交換を見かけなくなってしまいました。

それでも勤勉なAさん夫婦は、オイルショックの古紙価格狂乱時期にまじめに働き、その後🍜ラーメン屋さんを開業いたしましたとさ。めでたしめでたし👏👏👏。

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自動車業界に対するラグマスターのオピニオン!

自動車メーカーに物申す📢古着から作られるフェルトの値上げを要求する❗の動画はこちらから🔻



💜ラグハウスとは💜

ラグハウスとは古着のリサイクル工場の事で、和名は襤褸屋ぼろや(ぼろ屋)です。ラグハウスでは、回収された古着を主に次の3種類の用途に選別してリサイクルしています。
①ウエスの原料(工業用の雑巾ぞうきん
反毛はんもうの原料(フェルトの原料)
③中古衣料(国内国外向け古着)

💜このブログをお読み頂く上での注意点💜

私のブログや記事の中では、古着や古布ふるぬの襤褸布ぼろきれ古繊維こせんいの事を総称で古着と表記したり、またリサイクルやリユースの事を総称でリサイクルと表記している事が有りますのでご注意下さい。そして、その古着をリサイクルする業者の事を、ラグハウスRagHouseあるいはボロ屋ぼろやと表記しています。ラグハウスの業界用語で、選別前の古着の事を込ボロこみぼろと呼ぶので、こちらもそう表記する事が有ります。

また、古着のリサイクルについてのご意見や疑問、ご質問などが有りましたら、コメント欄より是非お寄せください。丁寧に分かりやすく返答させて頂きます。

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